実売1万円程度。
シマノとダイワが最も熾烈なシェア争いをしているこの価格帯において、「26ナスキー」と「23レガリス」のどちらを買うべきか、頭を悩ませている人は多いでしょう。
26ナスキーには、インフィニティドライブ、ワンピースベール、アンチツイストフィンといった、これまで上位機種の特権だった技術が多数採用されています。
高負荷時の巻きの力強さに加えて、少なくとも私の使い方では、PEライン使用時のトラブルがかなり減りました。
一方、23レガリスにも、エアドライブローター、エアドライブベール、ザイオンV、ロングキャストABS、タフデジギアなどが採用され、軽量化だけでなく、剛性面も向上しています。
機能を見ると、どちらもかなり魅力的ですが、私たち釣り人が本当に知りたいのは、カタログスペックではありません。
実釣時に水辺でルアーを投げ、糸フケを回収し、巻き続け、魚を掛けたときに、どちらが快適に使えるのか。
そして、耐久性やメンテナンス性も含めた本当のコスパはどうなのか?
ここが分からないままでは、26ナスキーと23レガリスのどちらを買うべきか判断しにくいでしょう。
結論から言えば、
これが、現時点での私の率直な結論です。
特に、最も目立つ重さの違いを2500番クラスで比較すると、
- 23レガリスLT2500S-XHは185g
- 26ナスキー2500SHGは235g
となっており、カタログ上で50gもの差があります。
この差は、実際にロッドに装着するとかなり大きく感じます。
ライトリグを細かく操作する釣り、エギングで一日中シャクる釣り、アジングやメバリングのような繊細な釣りでは、23レガリスの軽さは明確な武器になります。
一方で、26ナスキーには23レガリスにはない安心感があります。
こういった人にとっては、26ナスキーの方が満足度は高くなりやすいです。
この2台は、単純にどちらが上という関係ではありません。
23レガリスは軽快さに強く、26ナスキーはPEライン運用や巻き上げ力、防水面の安心感に強いリールです。
この記事では、26ナスキーと23レガリスの違いを、スペックだけでなく実使用に基づいて実釣での使いどころまで踏み込んで整理していきます。
***
▼ 26ナスキー単体の詳しい実釣インプレはこちらの記事をご覧ください。
26ナスキーと23レガリスの違いを簡単にまとめ

まずは、26ナスキーと23レガリスの違いを簡単にまとめると、このようなところです。
| 項目 | 26ナスキー | 23レガリス |
|---|---|---|
| 重さ | 2500SHGで235g。 軽いリールではない | LT2500S-XHで185g。 かなり軽い |
| 巻き出し | 前作より改善。 安定感重視 | エアドライブローターで軽快 |
| 剛性感 | 高負荷時の巻き上げに安心感がある | 十分に良いがナスキーには劣る |
| PEライン運用 | ワンピースベールと アンチツイストフィンが強い | 実用上は問題ないが、 26ナスキーほど安心感はない |
| 防水性 | コアプロテクト搭載で 安心感がある | マグシールド非搭載。 扱い方に注意 |
| フィネス適性 | 使えるが重さが気になりやすい | 軽さが強く、かなり向く |
| 巻き抵抗への対応 | 安定感があり、 負荷のある釣りに向く | 軽快だが高負荷では上位機に譲る |
| コスパ | 安心感・タフさに対するコスパが高い | 軽さ・操作感に対するコスパが高い |
ざっくり言うと、26ナスキーは安心感のリールです。
軽さで勝負するリールではなく、PEラインを扱うときのトラブルレス性、巻き上げ時の安定感、ソルト使用時の防水面など、現場でストレスを減らす方向に強いリールです。
一方、23レガリスは軽快感のリールです。
自重が軽く、巻き出しも軽く、低価格帯とは思えないほど操作感が軽いです。
26ナスキーと23レガリスは価格帯こそ近いですが、目指している方向性がかなり違います。
この違いを理解することが大切です。
26ナスキーと23レガリスの比較・検証条件

| 比較機種 | 26ナスキー2500SHG vs 23レガリスLT2500S-XH |
| 比較項目 | ・自重の実測値 ・巻き心地 ・剛性感 ・ラインマネジメント ・価格から見るコスパ |
| 対象魚 | ブラックバス |
| ロッド | 6.4ft〜7.0ft前後のUL〜Mアクション |
| ライン | ・PE0.6号〜1.2号 (リーダーフロロ7lb〜12lb) ・フロロ3〜5lb |
| ルアー | フィネスカバージグ、 ヘビダンやリーダーレスダウンショット、 ハードルアー(3〜8g)、 ライトリグ全般 |
| フィールド | 野池、リザーバー、山上湖 |
| 使用状況 | ・23レガリス:3年程度 ・26ナスキー:20回以上、累計約80時間以上 |
今回比較検証に使用したのは、26ナスキー2500SHGと23レガリスLT2500S-XHです。
シマノとダイワでは番手設計が完全に一致しないため、厳密に同サイズ同士の比較とは言い切れません。
主にバス釣りで使用し、23レガリスは3年程度使用し、26ナスキーは発売直後から80時間以上使った使用感を比較しています。
なお、23レガリスはそれなりに使い込んだ状態であり、一方の26ナスキーは使用開始から4ヶ月程度の状態であるため、リールの状態を完全に同条件で比較はしていないことをご了承ください。
例えば、巻きの滑らかさやギアノイズについては新品同士の比較ではありません。
ただし、比較する際は、両方を交互に巻き比べたり動かしたりするなど、できる限り違いを明確に感じられるような条件で検証しています。
この記事では、あくまで実釣時に感じる軽さ・剛性感・ライン管理性能・用途適性を中心に比較しています。
この2台は方向性は違えど、実際の釣り場では用途が重なるところが多々あります。
だからこそ、単純なスペック表ではなく、実釣時にどちらの強みが出やすいのかを見ていく必要があります。
26ナスキーと23レガリス|比較表

実物での比較検証の前に、参考に「26ナスキー」と「23レガリス」の違いを比較表にまとめました。
| 比較項目 | 26ナスキー | 23レガリス |
|---|---|---|
| コンセプト | 負荷への強さとトラブルレス | 軽さと軽快さ |
| ボディカラー | ネイビー系メタリック ×ブロンズ | ブラック×ゴールド |
| 自重 (2500番比較) | 235g (2500SHG) | 185g (LT2500S-XH) |
| ドライブギア | HAGANEギア (超々ジュラルミン) | タフデジギア (亜鉛合金) |
| 防水機構 | コアプロテクト | なし (ドラグノブに防水シールあり) |
| ボディ素材 | 高強度樹脂 | ザイオンV |
| ローター素材 | 高強度樹脂 | ザイオンV (エアドライブローター) |
| ベール構造 | ワンピースベール (継ぎ目なし) | エアドライブベール (継ぎ目あり) |
| スプール | AR-Cスプール | ロングキャストABS |
| ライン管理機能 | アンチツイストフィン | ツイストバスターⅢ |
| ハンドル | ねじ込み式 | ねじ込み式 |
| ドラグシステム | ウォータープルーフドラグ | ATD タイプL |
| 逆転レバー | なし | あり |
| ベアリング | 5BB+1ローラー | 5BB+1ローラー |
| 本体価格(税別) | 12,500〜16,000円 | 12,600〜16,100円 |
※500番を除く比較表です
26ナスキーと23レガリスの違い(実物比較)
ここからは、実際に使い比べて感じた違いを、現場での使用感に沿って整理していきます。
重さは23レガリスが圧倒的に有利
まず、最も大きな違いとなる重量の比較です。
下記に自重の比較表を作りました。
26ナスキーと23レガリスの自重比較
| 機種 | 26ナスキー | 23レガリス | 自重差 |
|---|---|---|---|
| 500番 | 170g (500) | なし | – |
| 1000番 | 205g (1000) | 175g (LT1000S) | 30g |
| 2000番 | 210g (C2000SHG) | 175g (LT2000S-XH) | 35g |
| 2500番 | 235g (2500SHG) | 185g (LT2500S-XH) | 50g |
| 3000番 | 235g (C3000HG) | 200g (LT3000-CXH) | 35g |
| 4000番 | 280g (4000XG) | 225g (LT4000-CXH) | 55g |
| 5000番 | 300g (C5000XG) | 245g (LT5000-CXH) | 55g |
| 6000番 | なし | 310g (LT6000D-H) | – |
26ナスキーと23レガリス全機種の自重一覧表
| 機種 | 26ナスキー |
|---|---|
| 500 | 170g |
| 1000 | 205g |
| C2000S | 210g |
| C2000SHG | 210g |
| 2500 | 235g |
| 2500HG | 235g |
| 2500SHG | 235g |
| C3000 | 235g |
| C3000HG | 235g |
| 4000 | 280g |
| 4000XG | 280g |
| C5000XG | 300g |
| 機種 | 23レガリス |
|---|---|
| LT1000S | 175g |
| LT2000S-P | 175g |
| LT2000S-XH | 175g |
| LT2500D | 190g |
| LT2500S-XH | 185g |
| LT2500S-DH | 200g |
| LT3000D-C | 195g |
| LT3000-CXH | 200g |
| LT4000-CXH | 225g |
| LT5000-CXH | 245g |
| LT6000D-H | 310g |
私が使用している26ナスキー2500SHGと23レガリスLT2500S-XHには、自重差が50gもあり、この差はかなり大きいです。

実際に実物の自重を測定してみると、26ナスキーは235.37g、23レガリスは187.17gでそれぞれカタログ値よりも若干重く、その差は約48gとなります。
それでも、実際にロッドに装着して使うと、23レガリスの軽さは26ナスキーに比べて圧倒的だと言わざるを得ません。
特に差が出やすいのは、ロッド操作が多い釣りです。
バス釣りなら、操作性重視のライトリグメインの釣りでは間違いなくレガリスの方が使いやすいです。
それ以外の魚種なら、下記のような釣りでは影響が出やすくなります。
- アジング
- メバリング
- エリアトラウト
- エギング
- チニングのボトムゲーム
こういった釣りでは、リールの自重が軽いほどロッド操作が楽になります。
このため、軽さだけで選ぶなら23レガリスです。
巻き出しの軽さも23レガリスが上

次に差を感じやすいのが、巻き出しの軽さです。
26ナスキーは、新設計の軽量化されたローターのおかげで、巻き出しの軽さが進化しています。
それでも、巻き出しの軽さだけで見ると、軽量素材のザイオンを採用したエアドライブローターを採用している23レガリスの方が軽快さが明確にあります。

さらに、それぞれのスプールの重さを実測すると、23レガリスは26.32gであるのに対し26ナスキーは43.13gと、17g程度も差があります。

23レガリスの方がスプールが圧倒的に軽く、巻きと操作性の軽快さにつながっています。
23レガリスは自重だけでなく、使用感そのものが軽快で、低価格帯にありがちなモッサリ感が少ないのです。
ただし、26ナスキーも決して巻き出しが重いわけではなく、実際に使っていてそれほど気になることはありませんが、23レガリスと比較してしまうと重く感じるということです。
- 23レガリス:スッと軽く立ち上がる
- 26ナスキー:軽快というより安定して立ち上がる
このような違いがあります。
この差は、軽量ルアーを扱うときに出ます。
こういった場面では、23レガリスの巻き出しの軽さが活きます。
剛性感・巻き上げ力は26ナスキーが安心

軽さや巻き出しでは23レガリスが有利ですが、リールに負荷が掛かった場面では26ナスキーの良さが出ます。
特に差が出るのは、以下のような釣りです。
26ナスキーはインフィニティドライブの恩恵に加え、心臓部に超々ジュラルミン製の「HAGANEギア」を搭載しているため、高負荷時でも巻き上げのトルク感が落ちません。
一方で23レガリスも剛性感が低いわけではありません。
23レガリスも亜鉛合金の「タフデジギア」で価格以上の剛性を持っていますが、26ナスキーと比較すると不足を感じます。
| 機種 | 26ナスキー | 23レガリス |
|---|---|---|
| ドライブギア | HAGANEギア (超々ジュラルミン製) | タフデジギア (亜鉛合金製) |
| その他の機能 | インフィニティドライブ (高負荷時の巻きに強い) | 特になし |
例えば26ナスキーは、リザーバーでパワフルな50cmクラスのバスを掛けた場合でも、リールに負荷が掛かったときにカッチリした印象が確かにあります。
ただし、23レガリスはあくまで軽快系のリールです。
巻き出しの軽さや操作性は優秀ですが、強い負荷をかけ続ける釣りでは、26ナスキーの方が安心して使いやすいです。
ここは単純に「どちらの剛性が上か」ではなく、方向性の違いで考えるべきです。
| 状況 | 向いているリール |
|---|---|
| 軽量リグを軽く操作する | 23レガリス |
| ライトゲームで繊細に使う | 23レガリス |
| 巻き抵抗の少ないルアーを扱う | 23レガリス |
| 巻き抵抗のあるルアーを使う | 26ナスキー |
| 流れの中で巻く | 26ナスキー |
| 魚を強引に寄せる | 26ナスキー |
23レガリスは軽くて強いリール。
26ナスキーは重量よりも安定感と安心感を重視して選ぶリール。
この違いです。
ちなみに、3年程度酷使した私の23レガリスは、さすがに新品時のシルキーさこそ落ち着きましたが、実釣において致命的なガタつきは出ていません。
1万円台でこれだけ持てば十分すぎる耐久性です。
さらに、私は旧モデルの21ナスキーも5年程度使っていますが、こちらもいまだに巻き心地が良く、ガタツキも全くありません。
なので、26ナスキーも耐久性がかなり高いことが予想されます。
PEライン運用では26ナスキーの恩恵が大きい

26ナスキーの大きな強みは、PEラインの扱いやすさです。
特に重要なのが、ワンピースベールとアンチツイストフィンです。
| 機構 | 26ナスキー | 23レガリス |
|---|---|---|
| ベール形状 | ワンピースベール (継ぎ目なし) | エアドライブベール (継ぎ目あり) |
| ライン管理機能 | アンチツイストフィン | ツイストバスターⅢ |
26ナスキーのワンピースベールは、継ぎ目のない一体成型のベールで、ラインの引っかかりを減らすための機構です。
アンチツイストフィンは、ラインローラー付近のフィンによってラインのたるみを抑え、スプール下部へのライン脱落やヨレたままの巻き取りを軽減する機構です。
PEラインを使う釣りでは、ここがかなり重要です。
PEラインは軽く、風に流されやすく、糸フケが出やすいラインです。
そのため、以下のような場面でトラブルが起きやすくなります。
このような場面では、ラインが変な位置に乗ったり、スプール下部へ落ちたり、ラインローラー周辺で違和感が出ることがあります。
26ナスキーは、そんなストレスをかなり減らしてくれるリールです。
一方、23レガリスもライントラブルが多いリールではありません。
ラインローラー部分の形状が工夫されており、継ぎ目があるものの、糸絡みが確かに少ないのを実感できます。
ただ、PEラインの扱いやすさに関しては、26ナスキーの方が明らかな安心感があります。
特に、強風時や糸フケを多く出す釣りでは、26ナスキーの方がトラブルに対する不安は少ないです。
ただし、フロロやナイロンを中心に使う場合は、PEラインほど26ナスキーのライン管理機能の差を感じにくいです。
その場合は、リール自重や巻き出しの軽さを重視して23レガリスを選ぶのも良いでしょう。
スプール性能は互角

スプールに関しては、26ナスキーはライントラブルを抑制しつつ飛距離が向上しているAR-Cスプール、23レガリスにも飛距離性能の高いLC-ABS(ロングキャストABS)が採用されています。
| 機種 | 26ナスキー | 23レガリス |
|---|---|---|
| スプール技術 | AR-Cスプール | LC-ABS |
両者には設計思想に違いがあります。
26ナスキーのAR-Cスプールはライン放出時の整流とトラブル抑制を重視した設計で、23レガリスのLC-ABSはライン放出のスムーズさと飛距離性能を重視した設計です。
実際の釣りでは、どちらも十分よく飛ぶため、スプール性能だけで優劣を決めるほどの差は感じません。
ドラグ性能は細糸なら23レガリスが優勢

ドラグ性能に関しては、26ナスキーは防水性能のあるウォータープルーフドラグを採用しており、23レガリスは魚の動きに追従して滑らかに動く「ATD タイプL」を採用しています。
| 機種 | 26ナスキー | 23レガリス |
|---|---|---|
| ドラグ | ウォータープルーフドラグ | ATD タイプL |
ただ、カタログスペックにはないものの、防水面に関しては、実は23レガリスにもドラグノブに防水シールが採用されており、ここの防水性能は心配ないでしょう。

ただ、ドラグのレスポンスに関しては23レガリスの方が良いと感じます。
滑り出しの反応が良い23レガリスのドラグは、細めのラインでやり取りするのに向いています。
例えば実釣では、フロロ3lbなどの細糸使用時に、足元で急激に突っ込まれた際でも、瞬時に追従して滑り出してくれるためラインブレイクを防げます。
一方で、26ナスキーのドラグも十分に実用的ですが、23レガリスのようにレスポンス良く効くというよりは、やや滑り出しに粘りのある効き方をします。
ただし、ドラグをやや締め気味にして、太めのラインで大物を強引に寄せたいときは、ナスキーの方が剛性もあるのでやり取りしやすいです。
カバー周りから強引に引き剥がす際に、ズルズル出すぎずしっかりと踏ん張ってくれる粘り強さは非常に頼もしいです。
このあたりも、リールの特性と用途に合わせて異なる設計がされているのを感じます。
防水性は26ナスキーが有利
ソルトで使うなら、防水性も重要です。
26ナスキーにはコアプロテクトが搭載されています。
23レガリスはソルト対応ではありますが、マグシールドは搭載されていません。
この違いは、港湾部や堤防で普通に使うだけなら大きな問題にならないかもしれません。
しかし、以下のような場面では不安が出ます。
ソルトでなくても、不注意でタックルを水没させてしまうと、23レガリスは致命的なダメージを負う可能性が高いです。
23レガリスも、気を使って丁寧に扱えば海でも十分に使えますが、リールに水が掛かりやすい状況では、コアプロテクトを搭載している26ナスキーの方が精神的には気楽です。
23レガリスは、軽さや操作性に対する満足度が非常に高いリールですが、防水面の安心感では26ナスキーに譲ります。
価格とコスパはどちらも優秀。結局は自分が何を重視するか。
26ナスキーと23レガリスは、どちらもコスパの高いリールです。
ただし、コスパの方向性が違います。
| リール | コスパの方向性 |
|---|---|
| 26ナスキー | 巻き上げ力、ライン管理、防水性、タフさ |
| 23レガリス | 軽さ、巻き出しの軽快さ、操作性 |
23レガリスは1万円前後の価格帯ではかなり完成度が高く、軽量で実釣性能も必要十分なリールです。
一方、26ナスキーは、軽さでは23レガリスに勝てませんが、PEライン運用や防水性、巻き上げの安心感まで含めると、こちらも価格以上の内容です。
つまり、
ということです。
実釣で差を感じやすい場面
ここからは、実際の釣りでどちらのメリットを感じやすいのかを整理していきます。
バス釣りでは釣り方によって評価が分かれる
バス釣りでは、軽さを追求した23レガリスが好まれる傾向にあるのは知っています。
実際に、ルアマガのタックル・オブ・ザ・イヤーでも23レガリスは上位にランクインしていますが、ナスキーはありません。
しかし、私の実感では、単純にどちらが上とは言えず、使う目的次第で出しどころが変わります。
その理由は、釣り方によってそれぞれのリールの良さが生きる場面があるからです。
| 釣り方 | 向いているリール | 理由 |
|---|---|---|
| ノーシンカー | 23レガリス | 軽く、巻き出しが軽い |
| ネコリグ | 23レガリス | 操作感が軽い |
| ダウンショット | 23レガリス | 繊細な操作に向く |
| ミドスト | 23レガリス寄り | 軽さが効く |
| シャッド | 26ナスキー | 巻き抵抗に強い |
| 小型クランク | 26ナスキー | 巻きの安定感がある |
| パワーフィネス | 26ナスキー | PE運用と剛性感が強い |
| カバー撃ち | 26ナスキー | 強引に寄せる場面で安心 |
オープンウォーターでライトリグを繊細に操作するなら23レガリス。
巻き中心のプラグや、カバー周りでPEラインを使うなら26ナスキー。
つまり、一概にバス釣りでは「23レガリス一択」とは言えません。
特に、PEラインを使ったパワーフィネスでは、26ナスキーのワンピースベールとアンチツイストフィンがかなり活きます。
これは、実際に使ってみれば23レガリスよりも明らかに快適に使えるのがわかります。
逆に、フロロ3lb〜4lbでライトリグを丁寧に扱う釣りなら、23レガリスの軽さが活きます。
また、女性や子供など、手が小さな方や重いタックルが嫌な方は23レガリスを選ぶのが無難です。
ライトゲームでは23レガリスの軽さが効いてくる
アジング、メバリング、エリアトラウトのようなライトゲームでは、23レガリスがかなり有利です。
理由はシンプルで、軽いからです。
ライトゲームでは、リールの重量がそのまま感度や操作感に影響します。
もちろん、感度はロッドやライン、ルアーにも左右されます。
しかし、リールが重いとタックル全体のバランスが崩れやすく、繊細な操作がしにくくなります。
23レガリスLT1000SやLT2000S系は175gで、ライトゲーム向けとしてかなり軽い部類です。
一方、26ナスキーのC2000S/C2000SHGは210gとなり、23レガリスと比べると重さは気になります。
ライトゲームで重視したいのは、以下のような要素です。
このあたりを重視するなら、23レガリスの方が向いています。
エギングでは基本的に23レガリスが扱いやすい
エギングでも、基本的には23レガリスが扱いやすいです。
エギングはロッドをシャクる動作が多く、リールの軽さが疲労感に直結します。
エギングで使いやすい23レガリスLT2500S-XHは185g。
この軽さは、エギングではかなり大きな武器になります。
一方で、26ナスキー2500SHGは、長時間シャクり続ける釣りでは、235gという重量が少し気になりやすいです。
港湾部や堤防で軽快にエギングをするなら23レガリス。
荒れた場所やソルトでの安心感を重視するなら26ナスキー。
また、横風が強い場所、PEラインの糸フケが出やすい状況、ライントラブルを減らしたい人は26ナスキーも十分候補になります。
エギングでは、このように選ぶと分かりやすいです。
チニングではフィールドによって選び方が変わる
チニングでは、どちらも使えます。
ただし、フィールドによって向き不向きが変わります。
オープンエリアでボトムをズル引きするような釣りなら、23レガリスの軽さと巻き出しの軽さが快適です。
一方、流れが強い河川、牡蠣殻や根が多い場所、足元で強引に魚を浮かせたい場面では、26ナスキーの方が安心です。
チニングはPEラインを使うことが多く、糸フケも出やすい釣りです。
そのため、ライン管理性能を重視するなら26ナスキー。
軽快さと疲れにくさを重視するなら23レガリス。
こう考えると分かりやすいです。
シーバス・サーフ・ライトショアジギングでは26ナスキーが安心
シーバス、サーフ、ライトショアジギングでは、26ナスキーの方が安心です。
理由は、以下の3つです。
26ナスキーの方が高負荷時の安心感があります。
また、コアプロテクト搭載という点でも、サーフや波しぶきが掛かる釣りでは26ナスキーが有利です。
23レガリスは軽さが魅力ですが、サーフやライトショアジギングのような釣りでは、軽さよりもタフさや防水面の安心感を優先した方が後悔しにくいです。
26ナスキーを選ぶべき人、23レガリスを選ぶべき人
ここまでの内容を踏まえて、それぞれを選ぶべき人を整理します。
23レガリスを選んだほうが良い人

23レガリスが向いているのは、次のような人です。
23レガリスのメリットは、何より軽快感です。
自重が軽いだけではなく、ローターの立ち上がりも軽く、操作感そのものが軽いです。
低価格帯のリールにありがちな「重い」「モッサリする」「巻き出しが鈍い」という印象が少なく、実釣でかなり使いやすいです。
特に、ライトゲームやエギングでは23レガリスの良さが出やすいです。
ただし、防水性や高負荷時の安心感では26ナスキーに譲ります。
そのため、荒いソルト環境や、PEラインを使って強引に魚を寄せる釣りが多い人は、少し注意が必要です。

26ナスキーを選んだほうが良い人

26ナスキーが向いているのは、次のような人です。
26ナスキーは、軽いリールではありません。
23レガリスと比べると、重さは明確に感じます。
しかし、PEラインの扱いやすさ、巻き上げ時の安定感、ソルト使用時の安心感はかなり魅力です。
特に、ワンピースベールとアンチツイストフィンの恩恵は大きく、糸フケが出やすい釣りでは26ナスキーの方が安心して使えます。
また、巻き抵抗のあるルアーを使う釣りでは、23レガリスよりも26ナスキーの方が安定して巻けます。
軽快さよりも、釣り中のトラブルを減らしたい人には26ナスキーが向いています。
▼ 26ナスキー単体の詳しい実釣インプレはこちらの記事をご覧ください。

まとめ|26ナスキーと23レガリスはどっちを買うべきか?
26ナスキーと23レガリスは、どちらも実売1万円前後で買える非常に優秀なスピニングリールです。
ただし、方向性はかなり違います。
23レガリスは、軽さと軽快感に特化したリールで、アジング、メバリング、エリアトラウト、エギング、バスのライトリグなどでは快適に感じる場面が多いでしょう。
一方、26ナスキーは、安心感のあるリールです。
インフィニティドライブによる巻き上げ力、ワンピースベールとアンチツイストフィンによるライン管理、コアプロテクトによる防水面の安心感があります。
PEラインを多用する釣り、風が強い日の釣り、巻き抵抗のあるルアーを使う釣り、ソルトでややラフに使う釣りでは、26ナスキーの方が頼りになります。
最終的には、こう考えるのが分かりやすいです。
具体的に整理すると、下記の表のようになります。
| 釣り・用途 | おすすめ |
|---|---|
| アジング | 23レガリス |
| メバリング | 23レガリス |
| エリアトラウト | 23レガリス |
| エギング | 23レガリス |
| バスのライトリグ | 23レガリス |
| バスのパワーフィネス 小型プラグの巻き | 26ナスキー |
| チニング | フィールド次第 |
| ライトロック | 26ナスキー |
| シーバス | 26ナスキー |
| サーフ | 26ナスキー |
| ライトショアジギング | 26ナスキー |
どちらのリールが上という話ではありません。
23レガリスは、軽さと操作感では26ナスキーを明確に上回ります。
26ナスキーは、PEライン運用、巻き上げ力、防水面の安心感で23レガリスを上回ります。
つまり、この2台はライバルでありながら、得意な釣りが全く違います。
- 自分の釣りでは、本当に軽さで釣りが快適になるのか?
- 逆に、少し重くても剛性やライン管理性能が高い方が実釣で有利になるか?
このように、自分の釣りに合わせて選べば、後悔しにくいでしょう。




