つり人社より、『Basser(バサー)2026年6月号』(2026年4月24日発売)が発売されました。
今月号の特集テーマは、「バズベイト」。
現在の日本のタフなフィールドにおいて、バズベイトは決して簡単に釣れるルアーではありません。
まだバズベイトで釣った経験がない方なら、『こんな形のルアーで本当に魚が釣れるのか?』と半信半疑になってしまうのも無理はないでしょう。
しかし、バズベイトはまさにバスフィッシングらしい楽しさの詰まったルアーでもあり、これで釣れたときの1匹の嬉しさも大きいルアーです。
今月号は、そんなバズベイトの楽しさを再発見する特集号とも言えます。
まだバズベイトで釣ったことがない方や苦手な方にはバズベイトの入門書として、また、バズベイトが好きな方も、その魅力を再発見できる内容となっています。
今回は、そんな『Basser(バサー)2026年6月号』の見どころをレビュー紹介していきます。

特集:バズベイト

今月号のBasserがバズベイト特集だと知ったとき、正直発売日が待ち遠しかった。
バズベイトというルアーは、釣ったことのないときは、あまりにも釣れそうにないルアーの代表のような存在でした。
初めてバズベイトでバスをキャッチしたとき、「本当に釣れるんだ」という、自分の釣りの世界が広がった感触を今でも覚えています。
それは6月の小雨がぱらつく野池の葦際で、それほど派手に出たわけではなかったけど、一直線に進んでいたバズベイトが波紋とともに水中に引きずり込まれた瞬間を今でもよく覚えています。
バスもそれほど大きくはなく、普段釣っているバスと変わりのない1匹だと言えばそれまでのはずですが、今なお鮮明に記憶に残っているということは、やはりあの1匹は特別だったということです。
私自身はバズベイターと言うほどバズ大好きというわけではないのですが、バズベイトで釣れる魚には非常に関心があり、この釣りが好きです。
昨年5月のB.A.S.S.エリートシリーズのザビーン・リバー戦で、ライブソナー全盛のこの時代に、パット・シュラッパーがバズベイトで優勝する様子を見て、その後しばらくバズベイトを投げ続けたりもしました。
そう簡単にはいきませんでしたが、いつ出るかわからないあのワクワク感を楽しみながらバズを巻く時間は至福です。
バズベイトを沈めて使う?

今月号のBasserでは、様々な釣り人の奥深いバズベイトのテクニックや考え方を知ることが出来ます。
例えば、トップというカテゴリーであるバズベイトをあえて沈めて使う釣り方は、非常に興味深かった。
昔からこのような使い方は聞いたことはありましたが、ここまで詳しくメディアで特集されたことはなかったので、かなり理解が進みました。
今年はこの使い方で釣ってみるのが楽しみです。
また、ペラの形状やスカートの有無、トレーラーなど、吊るしの状態から自分なりに手を加えて理想の動きやスピードを追求していく楽しみもあるなと、再確認しました。
こうやって手を加えたルアーで魚を釣ったときの楽しさは、より一層深いものになるものです。
バズベイトのキュルキュル音は効くのか?

また、バズベイトでバスに効く言われるキュルキュル音、いわゆる「スクイーク音」に対する各プロの見解もまとめられています。
効くと考える人もいれば、そこまで重視しない人もいる。
意見が分かれているからこそ、読んでいて面白いテーマでした。
個人的にはスクイーク音には意味があると思っていますが、誌面を読むと「音そのもの」だけでなく、使う場所、スピード、濁り、水面の状態まで含めて考えるべきなのだと感じます。
その他にも、実釣を含めて様々なプロたちが、どんな時期の、どんな天気のときに、どんな場所でバズベイトが効くのかをそれぞれ詳しく解説しています。
人によって言っていることも様々で、つまり、バズベイトは本当はかなり自由なルアーだったんだと実感しました。
教科書のような使い方ではなく、もっと自由な発想で使って良いんだと。
このあたりは、特にバズベイト初心者の方には非常に参考になるはずです。
青木唯プロのインタビュー

その他の特集では、バスマスタークラシック2026で初出場3位でフィニッシュした青木唯さんのインタビュー記事も読み応えがありました。
青木唯さんと言えば、今日本で大ブームとなっているギーラカンスの生みの親ですが、クラシックでもそのギーラカンスを使ってグッドサイズを連発しています。
同船するライブカメラにも映っていましたが、堂々と楽しそうに釣りをする姿は日本から見ていて非常に頼もしく、元気をもらえました。
3位という好成績でしたが、やはり本人は優勝するつもりだったので非常に悔しかったようで、今後のさらなる活躍が期待されます。
今年のオープンシリーズでも上位につけており、今後のEQシリーズ、そしてエリート昇格争いにも大きな期待がかかります。
田辺哲男のLimit1 vs 小野俊郎|久々のリミット1も熱い

昨年のクリスマスイブのキムケンさんとの試合以来の久々のリミット1。
今回の対戦相手は小野俊郎さんです。
小野さんは長らくTOP50で活躍されてきたこともあり、トーナメンターとしてフィネスも含めて様々な釣り方で、スコアのみを狙うことも出来たと思いますが、今回はあることをきっかけに、それらをすべて捨てて、田辺さんと”イケてる釣り”でまさに真っ向勝負をしています。
やはり、その姿勢というか、熱さが伝わってきて、しっかり結果も出していて、カッコいい釣りをされているなと。
また、TOP50のトーナメントを引退された後でも、若いアングラーから新しい釣り方を色々と教えてもらっていて楽しいという話もされていて、素敵だなと思いました。
動画の方ももうすぐ公開となるはずなので非常に楽しみです。
Basser 2026年6月号のレビュー

- バズベイトの基本から、水面以外で使う応用的な考え方まで学べる
- 複数のプロの意見が並ぶため、バズベイトに対する考え方の幅が見える
- 青木唯プロのインタビューやLimit1など、特集以外の記事も読み応えがある
- バズベイトに興味が薄い人には、特集の熱量がやや濃く感じるかもしれない
- 初心者には、スクイーク音やチューニングなど一部マニアックに感じる内容もある
Basser 2026年月6号 概要

| 雑誌名 | Basser 2026年6月号 |
| 出版社 | つり人社 |
| 発売日 | 2026年4月24日 |
| 定価 | 1,320円(税込) |
Basser 2026年6月号の目次
- 22 水面を捨てたバズベイト | 立川雄一
- 26 バズベイトと私 愛用したバズとプロペラの変遷 | 赤羽修弥
- 30 8人に聞いた 「スクイーク音が効く」は オカルトか? 赤松健 | 大津清彰 | 沖田護 | 折金一樹 | 佐藤信治 | 鈴木翔 | 水野浩聡 | 持田拳昂
- 32 バズは正拳突き | 松本光弘(痴虫)
- 35 俺たちのバズベイト | 鈴木美津男×前田秀樹
- 40 バズペラ+? の可能性を探る | センドウタカシ
- 42 下町からバズベイトのフロンティアへ | 荻野貴生
- 46 depsバズベイト今昔 | 奥村和正
- 51 ケイテック TEE BONEバズベイト 最短ロアアームの意図
- 52 ポツリ、ポツリと釣れたバズベイト | 泉和摩
- 56 編集スタッフがゴーマルを夢見て「今日も沼ります」
- 60 米国トーナメント最前線
- 70 巻きモノ×PEラインのタックルバランスを考える | 木村建太
- 74 早野剛史はAZAYAKAで「巻く」
- 76 バリバス アブソルートHBナイロン 編集部インプレッション
- 80 黒須和義のラインマネージメント
- 84 イヨシ、おごります!
- 86 私と車とバスフィッシング
- 90 天井破り | 三原直之
- 94 田辺哲男のLimit1 vs 小野俊郎
- 104 Only Flippin’ | 馬路久史
- 110 房総HOTSPOT
- 114 モノの舞台裏
- 118 JB TOP50
- 128 JB/NBCが見据えるバスフィッシングの未来
- 132 トップウォーター春夏秋冬
- 136 新訳 バスフィッシング教書
- 138 ファイト、ファイト、コジコジ!
- 140 The Japan Original
- 142 NPO ミズベ新聞
- 144 バサー図書室
- 144 日釣振ニュース
- 146 編集後記

まとめ:バズベイトの楽しさを再発見できる保存版

つり人社の『Basser(バサー)2026年6月号』の見どころをレビュー紹介してきました。
今月号は、バズベイトの基礎的なノウハウからマニアックな使い方まで、テクニックの引き出しを間違いなく増やしてくれる一冊です。
今月号を読み終えて強く残ったのは、無性に「またあのバズを結びたくなる」という感覚です。
水面でセオリー通りに使うにせよ、あえて沈めるという少し違う使い方を試すにせよ、バズベイトというルアーに対する見え方や愛着そのものが、本を閉じる頃には確実に変わっています。
あんな不器用なカタチのルアーを信じて、水面に波紋を刻みながら投げ切る時間には、ほかの釣りでは決して代えることのできない面白さとロマンがあります。
今月号のBasserは、そのことを確かな熱量を持って思い出させてくれました。
バズベイトで水面を割って出た(あるいは水中でひったくられた)一匹は、色褪せることなく記憶に強く残るはずです。
今年こそバズベイトで魚を釣ってみたいという方も、すでにバズベイトが大好きな方も、ぜひ手に取ってその奥深い世界に触れてみてください。
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