26ネクサーブと23セドナの違いを実機で徹底比較|どっちを買うべきなのか?

26ネクサーブと23セドナの違いを実機で徹底比較|どっちを買うべきなのか?

シマノの低価格エントリークラスを担う人気スピニングリール「26ネクサーブ」と「23セドナ」

両機種は実売価格も5,000円台〜と価格帯が近く、どちらも「サイレントドライブ」や「ストッパー切替機構(逆転スイッチ)」を搭載するなど共通点も多いです。

しかし、「ギアの耐久性」「ライントラブルへのアプローチ」「ラインナップの幅」において明確な棲み分けがされています。

この2機種を実際に使い込んできた使用感をベースに、実機を使って違いを徹底的に比較しました。

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▼ 26ネクサーブ単体の詳しい実釣インプレはこちらの記事をご覧ください。

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Riku
Riku
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26ネクサーブと23セドナの違いを実機比較

26ネクサーブと23セドナの違いを実機比較
26ネクサーブと23セドナの違いを実機比較

まずは、26ネクサーブと23セドナの違いを比較表にまとめました。

比較項目26ネクサーブ
シマノ 26ネクサーブ
23セドナ
シマノ 23セドナ
世代2026年モデル2023年モデル
デザインブラック × ゴールドシルバー × ゴールド
ラインナップ1000〜C5000HG
(全11機種)
500〜C5000XG
(全14機種)
HAGANEギア非搭載搭載
サイレントドライブ搭載搭載
アンチツイストフィン搭載非搭載
逆転ストッパー搭載搭載
AR-Cスプール搭載搭載
Gフリーボディ搭載搭載
ハンドル仕様キャップ固定式
(供回り式)
キャップ固定式
(供回り式)
フリクションリングなし有り
ベールクリック音なし有り
自重参考
(C3000番比較)
250g245g
ベアリング3BB/1ローラー3BB/1ローラー
価格帯バリュープライス
実売5,000円台
バリュープライス
実売5,000円台後半
〜6,000円台

※500番を除くスペック比較

この2機種のスペック上の主な違いは「HAGANEギア」「アンチツイストフィン」の有無と自重の軽さです。

また、細かなところでは、ベールを返すときに鳴るクリック音の有無や、ベールを返しているときのローターの回転を止める役割を果たすフリクションリングの有無もあります。

ここについては後ほど詳しく解説します。

また、価格についてはどちらもバリュープライスですが、実売価格で見ると26ネクサーブが5,000円台となっており、23セドナは5,000円台後半〜6,000円台と、500円〜1,000円ほどの価格差となっています。

安さとPEラインメイン使用なら「26ネクサーブ」

安さとPEラインメイン使用なら「26ネクサーブ」
安さとPEラインメイン使用なら「26ネクサーブ」

26ネクサーブは、アンチツイストフィンによる糸がらみ防止、サイレントドライブの滑らかな巻き心地など、最新の技術を採用して旧モデルより格段に性能がよくなりました。

特に、PEラインでのトラブルの少なさで考えると、23セドナよりも優位にあります。

しかしながら、23セドナと比較するとHAGANEギアの非採用や自重の重さ、フリクションリング非採用という面から、耐久性と使いやすさはまだまだ敵いません。

ルアーフィッシングメインでキャスト回数も多く、負荷がかかることが多いなら23セドナの方が適しています。

ただ、以前のネクサーブと比べてセドナとの性能差はかなり縮まっているので、ブラックを基調とした高級感のあるデザインが好きなら、デザインで選ぶのも有りだとは思います。

また、とにかく予算を抑えたい場合や、PEラインをメインで使う場合は26ネクサーブがおすすめです。

500円〜1,000円程度を出せるなら「23セドナ」

500円〜1,000円程度を出せるなら「23セドナ」
500円〜1,000円程度を出せるなら「23セドナ」

23セドナは、発売から3年経ちますが、それでもなお性能は26ネクサーブよりもワンランク優れています

特に、HAGANEギアによる負荷がかかった状態での巻きの安心性と耐久性は、大きな差別化になっています。

自重も全体的に軽く、26ネクサーブと違ってフリクションリングがあるので、フルキャストを雑に繰り返していても誤ってベールが返ってしまうトラブルが起きにくいです。

このあたりの剛性感と快適さに対して500円〜1,000円出せるなら、23セドナにして後から後悔しないはずです。

また、デザイン的には26セドナと対照的にシルバー基調となっており、明るい印象のデザインなので、カラーリングの好みでこちらにするのも良いでしょう。

26ネクサーブと23セドナの技術・機構比較

巻き心地・静粛性の比較|ほぼ変わらない

まずは、巻きに関する両機種のスペックの違いを表にまとめました。

比較項目26ネクサーブ23セドナ
HAGANEギア非採用採用
サイレントドライブ採用採用
ドライブギア素材亜鉛超々ジュラルミン
ピニオンギア素材真鍮超高強度真鍮

主な違いは、HAGANEギアの有無と、ギア素材です。

26ネクサーブは23セドナと同様の「サイレントドライブ」を新たに搭載しました。

サイレントドライブは、ボディ全体の基本設計や駆動関連部品の見直しにより、ガタつきや微細なノイズを排除する機構です。

そのため、旧モデルの21ネクサーブと比べると、巻き心地は格段に良くなっています。

26ネクサーブの巻き心地は、この価格とは思えないほど良くなっている。
26ネクサーブの巻き心地は、この価格とは思えないほど良くなっている。

また、両者ではギアに使用している素材が異なります。

23セドナには、超々ジュラルミン製のHAGANEギアが採用されている一方で、26ネクサーブのドライブギアは亜鉛ダイキャスト製。

両素材では、超々ジュラルミンの方が硬いので、巻き感も23セドナのほうが硬い感じがしており、柔らかい亜鉛製ギアの26ネクサーブはしっとり感があります。

ただ、どちらも非常に心地よく巻けるので、巻き心地に関してはほとんど差がなくなっているというのが結論です。

巻きのパワーと耐久性|23セドナ優勢

一方で、巻きのパワーと耐久性から見ると、明確に23セドナが優れています。

23セドナが採用する超々ジュラルミン製のHAGANEギアは、26ネクサーブの亜鉛製の通常のドライブギアよりも耐久性があって長持ちし、負荷がかかった状態でも安心して巻けるパワーがあります。

もちろん、ギアだけでの剛性には限界がありますし、総合的な剛性を求めるなら上位機種となりますので、この記事ではあくまでセドナとネクサーブを比較した場合の話に限定しています。

話を戻すと、26ネクサーブは巻き心地こそ良いものの、耐久性の面で23セドナには劣るため、この巻き心地がセドナのように長続きはしません。

また、負荷の強いルアーを巻き続けるような釣りをメインでする場合は、23セドナの方が安心して使えます。

ライントラブル対策の比較|26ネクサーブ優位

26ネクサーブのアンチツイストフィン。これによってライントラブルがかなり減った。
26ネクサーブのアンチツイストフィン。これによってライントラブルがかなり減った。

26ネクサーブには、これまでシマノの上位機種に採用されていた「アンチツイストフィン」を初採用。

ラインローラー下部に設けられたフィンが、糸がたるんだ状態でもスプール下部への糸落ちを物理的に防ぎます。

ルアーアクションなどで糸フケ(たるみ)が出やすい釣りにおいて、圧倒的なトラブルレス性能を発揮します。

一方で、23セドナはラインローラー下部の形状が工夫されており、フィンのような役割を果たしてトラブルをある程度抑制するようになっています。

23セドナのラインローラー周辺。フィンのような形状があり、ライントラブルを抑制する。
23セドナのラインローラー周辺。フィンのような形状があり、ライントラブルを抑制する。

そのため、従来の設計よりはトラブルは少なく快適に使うことはできます。

それでも、両者を比較すると、PEラインや軽量ルアーで糸フケが出やすい釣りでは、26ネクサーブのアンチツイストフィンが非常に活躍してくれます。

PEラインをメインで使っていて、ライントラブルを少しでも減らしたいなら26ネクサーブがおすすめとなります。

重量の比較|23セドナ優位

同番手で比較した場合、基本的には自重は23セドナの方が軽く仕上がっており、ロッド操作や長時間の使用による疲労度においてもメリットがあります。

ただし、C5000番だけは26ネクサーブの方が5g軽いです。

番手26ネクサーブ23セドナ自重差
500170g
1000225g215g+10g
C2000S225g215g+10g
C2000SHG225g215g+10g
2500250g240g+10g
2500S255g240g+15g
2500HG250g240g+10g
2500SDH270g
C3000250g245g+5g
C3000HG250g245g+5g
4000305g290g+15g
4000HG/
4000XG
305g
(4000HG)
290g
(4000XG)
+15g
C5000HG/
C5000XG
305g
(C5000HG)
310g
(C5000XG)
-5g

26ネクサーブも前作から軽量化されていますが、23セドナにはやや及びません。

番手によって異なりますが、全体的に5〜15gの違いがあります。

私が実際に使用している26ネクサーブ2500Sと23セドナ2500Sの自重を実測で比較すると、26ネクサーブ2500Sが約254.7g、23セドナ2500Sが約243.0gとなりました。

自重を実測で比較すると、26ネクサーブ2500Sが約254.7g、23セドナ2500Sが約243.0gとなった。
自重を実測で比較すると、26ネクサーブ2500Sが約254.7g、23セドナ2500Sが約243.0gとなった。

スペック上は15gの自重差となっていますが、実際には約12gの差なので、例えば仕事帰りや朝マズメのみの短時間釣行ではそれほど気になりませんが、朝から夕方まで一日じっくり釣りをするような場合ではこの自重差が疲れに影響してきます。

長時間釣りをする予定がないなら、26ネクサーブでも十分でしょう。

ラインナップの比較|23セドナ優位

ラインナップを比較すると、23セドナの方が幅広くなっています。

具体的には、23セドナには最小サイズの500番、ダブルハンドルの2500SDHのラインナップがあります。

その他では、26ネクサーブは4000HGとC5000HGがハイギアモデルのラインナップであるのに対し、26セドナは4000XGとC5000XGのエクストラハイギアをラインナップしています(下表)。

26ネクサーブ23セドナ
4000HG
ギア比:5.8
最大巻上長:93cm
4000XG
ギア比:6.2
最大巻上長:99cm
C5000HG
ギア比:5.8
最大巻上長:98cm
C5000XG
ギア比:6.2
最大巻上長:105cm

この番手に関しては、23セドナの方がよりハイスピードになっているので、サーフ・シーバス・ライトショアジギングで高速回収を重視する釣りに適しています。

26ネクサーブがHG(ギア比5.8)となっている理由は、恐らく耐久性確保のためだと思われます。

巻き出しの軽さを見ると、HGを採用している26ネクサーブの方がわずかに軽いので、リーリングに変化をつける事が多いなら26ネクサーブの方が扱いやすいでしょう。

ドラグ力の比較|23セドナ優位

両者のドラグ力を比較すると、2500/2500HGで23セドナの方が強くなっています(下表)。

実用ドラグ力と最大ドラグ力の比較表

番手26ネクサーブ23セドナ
2500/
2500HG
実用:2.5kg
最大:4kg
実用:3.5kg
最大:9kg

2500/2500HGで26ネクサーブは最大ドラグ4kg、23セドナは9kgです。

なお、この差があるのは深溝の2500/2500HG同士の比較です。シャロースプールの2500Sでは、両機種とも実用2.5kg・最大4kgです。

なので、深溝2500番でバス・本流トラウト・エギング・ライトソルトなどを幅広く使うなら、セドナの方が安心感があります。

フリクションリングの有無|23セドナ優位

シマノ公式の商品ページでは言及されていませんが、両者の違いの一つとしてフリクションリングの有無があります。

フリクションリングは、ベールの勝手な回転や戻りを防ぐためのゴム製の摩擦パーツのことで、キャストの勢いでローターが回ってしまい、ベールが勝手に返ってしまうトラブルを防ぎます。

26ネクサーブにはこのフリクションリングがないので、理論上は23セドナに比べるとキャスト時のベール返りのトラブルが発生しやすくなります。

ただ、私が実際に21ネクサーブや26ネクサーブなどの、フリクションリング無しのリールを使ってきて、勝手にベールが返ってしまうトラブルが発生したことは今まで一度もありません。

そのため、私自身はこのフリクションリングが無くても、実用面では大きな問題はないと思っています。

ただ、ベールが返った状態でもローターが回ってしまうので、ベールを返した状態で糸を操作しているときなどに、この挙動が少し煩わしく感じることはあります。

キャスト時に手元が大きくブレやすい初心者の方は、もしかするとベールが返ってしまうトラブルが起こるかもしれないので、23セドナの方が安心して使えるかもしれません。

ベールのクリック音の有無|23セドナ優位

ベール自体の動きは両者ともにしっかりとしていて気持ちよく動きますが、26ネクサーブには、ベールを返したときにカチッとなるクリック音がありません。

このクリック音に慣れている人は、音が鳴らないことで少し違和感を感じるかもしれません。

ベールの機能自体にはまったく関係ありませんし、慣れれば気にならないとは思いますが、クリック音がどうしてもなって欲しい場合は、23セドナを選択するか、自分でパーツを取り寄せれば鳴るように改造することもできます。

両者で差がないところ

最後に、両者で差がないところもチェックしておきます。

まずは、スプール性能は同じAR-Cスプールを使用しており、ライントラブル抑制と遠投性能は同等の性能です。

また、ボディとローターの素材も両者ともに高強度樹脂を使用しており、剛性面では同等です。

ハンドルもキャップ固定式(供回り式)のアルミ製ハンドルで、ハンドルノブも同じ。

逆転ストッパーも両者ともに付いています。

ベアリングの数も3BB/1ローラーと全く同じです。

26ネクサーブか23セドナ?どっちを選ぶべきか?

【26ネクサーブ】がおすすめな人

26ネクサーブは「安さ+アンチツイストフィン」が強みです。

PEラインをメインで使う初心者や、糸フケトラブルを減らしたい人、価格重視のサブ機としてかなり魅力的です。

  • ライントラブルを極力減らしたい人(アンチツイストフィンの恩恵は大きい)
  • 巻きの静粛性・滑らかさを重視する人(サイレントドライブによるノイズ低減)
  • エサ釣りもルアーも両方楽しみたい人(逆転スイッチを活用したい人)
  • ブラック×ゴールドの高級感ある外観が好みな人
シマノ 26ネクサーブ
シマノ(SHIMANO)
シマノ 26ネクサーブ

【23セドナ】がおすすめな人

23セドナは「HAGANEギア+軽さ+番手展開」が強みです。

長く使う、番手を細かく選びたい、2500番以上でドラグや巻き上げ剛性を重視するなら、セドナを選ぶ価値があります。

  • 少しでもリール本体の軽さを求める人
  • HAGANEギアによる巻き上げ耐久性を重視する人
  • 2500/2500HG/C3000クラスでドラグ力の余裕を重視する人
  • 500番、2500SDH、2500S PE1010、4000XG、C5000XGなど、番手を細かく選びたい人
シマノ 23セドナ
SHIMANO(シマノ)
シマノ 23セドナ

まとめ|26ネクサーブ vs 23セドナ実機比較

まとめ|26ネクサーブ vs 23セドナ実機比較
まとめ|26ネクサーブ vs 23セドナ実機比較

今回、26ネクサーブと23セドナを実機で比較してみて感じたのは、どちらもシマノの低価格帯スピニングリールですが、「何を重視して作られているか」がはっきり違うということです。

26ネクサーブは、価格を抑えながらサイレントドライブとアンチツイストフィンを搭載した、巻き取り時のライン制御に強い入門機です。

サビキ、ちょい投げ、堤防五目、家族用、サブ機としても選びやすいリールです。

一方、23セドナは、HAGANEギア、フリクションリング、ベール開閉時のクリック音、広い番手展開を持つリールです。

キャスト回数が多いルアー釣りでは、巻き耐久や操作安定性の面で23セドナが有利です。

条件オススメ機種
価格重視26ネクサーブ
糸フケ巻き取り対策重視26ネクサーブ
ルアー釣りをじっくり続ける23セドナ
キャスト操作の安定性重視23セドナ

結論として、安く始めるなら26ネクサーブで、ルアー釣りをじっくり続けたいなら23セドナが無難です。

ただ、どちらも非常に良くできたリールなので、個人的には使っていて大きな不満はなく、快適に釣りを楽しめています。

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▼ 26ネクサーブ単体の詳しい実釣インプレはこちらの記事をご覧ください。