26スコーピオンDCMDと24スコーピオンMD200の違いを徹底比較!何が違い、どっちが買いなのか?

26スコーピオンDCMDと24スコーピオンMD200の違いを徹底比較!何が違い、どっちが買いなのか?

本記事では、26スコーピオンDC MD」と「24スコーピオンMD 200」の違いを徹底比較していきます。

この2機種は同じスコーピオンシリーズのMD機の200番サイズで、名前からすぐに分かる違いはDCブレーキと遠心ブレーキの違いです。

そこで、一見すると、高性能で最新のDCブレーキを備えた「26スコーピオンDC MD」は、「24スコーピオンMD 200」の上位モデルではないか?と思うかもしれません。

価格的にも、「26スコーピオンDC MD」の方が実売価格ベースで1万円も高価な設定です。

機種税抜定価税込実売価格
26スコーピオンDCMD44,500円3万円台前半
24スコーピオンMD20029,500円2万円台前半
価格差15,000円1万円程度

しかし、実際に詳しく違いを検証してみると、両機種は狙っている性能が明確に異なることがわかります。

結論としては、「24スコーピオンMD 200」は遠心ブレーキで軽快に使う方向で、「26スコーピオンDC MD」は大径スプールとDCで遠投を安定させる方向で設計されています。

その設計の違いは、主にスプール設計とブレーキの違いや、細かなところではレベルワインド形状やギア比(速度)の違いで見られます。

項目26スコーピオンDCMD24スコーピオンMD200
方向性大径スプールとDCで
遠投を安定させる
遠心ブレーキで
軽快に使う
スプール38×21mm
MGLスプールⅣ
35×23mm
MGLスプールⅢ
ブレーキNEW I-DC5SVS∞
レベルワインドメガホン形状従来形状

これらの違いによって、「26スコーピオンDC MD」は、「24スコーピオンMD 200」よりもさらに重量級のルアーを遠投しやすくなり、PEも扱いやすくしたフリースタイル機となっています。

それでは、これらの設計の差は、実釣時にどのような違いを生み出すのか?

純粋な飛距離の違いとして現れるのか、ブレーキ制御や巻き心地、操作感に現れるのか?

ここを解き明かしていくのが本記事の内容となります。

具体的には、「26スコーピオンDC MD」と「24スコーピオンMD 200」の具体的なスペックの違いと性能差の確認、そして、その違いが実釣でどのように変わってくるのかを丁寧に解説していきます。

本記事を最後まで読めば、「26スコーピオンDC MD」と「24スコーピオンMD 200」の、

  • どちらが自分に向いているのか?
  • どちらが買いなのか?
  • あるいは買い替えは必要なのか?

がわかります。

この記事を書いた人
Riku
Riku
釣りブロガー

釣り歴33年の釣りオタクでBassblogの運営者。バス釣り、ソルトルアー、トラウト等の新製品情報からインプレ・ノウハウまで「釣りが、もっと楽しくなる!」記事を発信。最新流行の釣りからオールドスクールな釣りまで幅広く楽しむ。

26スコーピオンDCMDと24スコーピオンMD200の違いを徹底比較

26スコーピオンDCMDと24スコーピオンMD200の違いを徹底比較
26スコーピオンDCMDと24スコーピオンMD200の違いを徹底比較

「26スコーピオンDC MD」と「24スコーピオンMD 200」は、共に「モンスタードライブ(MD)」の名を冠し、200番で20lb-100mのラインキャパを持った対大物用リールです。

両者はラインキャパは共通しているものの、キャスト性能に関しては、「スプール設計」「ブレーキ性能」に明確な違いがあります。

まずはこの2機種の特徴を、それぞれ簡単に解説しておきます。

26スコーピオンDCMDの特徴

魚種やフィールドを問わない、自由さとタフさが魅力のブランド「スコーピオン」のDC MDモデルとなる「26スコーピオンDC MD」。

遠投性に優れた「21スコーピオンDC」と、力強い巻き上げの「24スコーピオンMD200」の長所を融合させたモデルとも言えます。

新設計の38mmの大口径「MGLスプールⅣ」や、「NEW I-DC5」を搭載し、現場での実用性を徹底追求

過酷な実戦で必要とされる機能を気兼ねなく使い倒せる、力強く頼もしい実戦型リールに仕上がっています。

シマノ 26スコーピオンDC MD
シマノ(SHIMANO)
シマノ 26スコーピオンDC MD

24スコーピオンMD 200の特徴

「24スコーピオンMD 200」は、150番クラスに近い扱いやすさと、太糸を余裕を持って巻けるラインキャパシティを両立したパワーバーサタイルモデルです。

35mm径・幅23mmの「MGLスプールIII」を採用し、ナイロン20lbを100m収納可能。

深溝スプールでありながら立ち上がりが軽く、中型から大型ルアーのキャストで伸びのある弾道を生み出します。

ブレーキには「SVS∞」を搭載し、外部ダイヤルによってルアー重量や風の変化に応じた細かな調整が可能です。

太糸・大型ルアー・大型魚への対応力と、215gの軽快な操作性を兼ね備えた実戦的なMDモデルです。

シマノ 24スコーピオンMD 200
シマノ(SHIMANO)
24スコーピオンMD 200

26スコーピオンDCMDと24スコーピオンMD200の比較表

「26スコーピオンDC MD」と「24スコーピオンMD 200」のスペック比較表を作成しました。

機種26スコーピオン
DC MD
シマノ 26スコーピオンDC MD
24スコーピオン
MD 200
24スコーピオンMD 200
方向性 パワー系
遠投DC
フリースタイル
パワー系
遠心ブレーキ
フリースタイル
ブレーキNEW I-DC5SVS∞
スプールMGLスプールⅣMGLスプールⅢ
スプール素材超々ジュラルミン超々ジュラルミン
スプール寸法38×21mm35×23mm
自重225g 215g
マイクロ
モジュールギア
X-SHIP
インフィニティ
ドライブ
サイレント
チューン
サイレント
ドライブ
ギア素材超高強度真鍮超高強度真鍮
HAGANEボディ
コアソリッド
ボディ
フレーム素材ALAL
主な
ラインキャパ
(ナイロン)
14lb-145m/
16lb-120m/
20lb-100m
12lb-165m/
14lb-145m/
16lb-120m/
20lb-100m
ハンドル長45mm45mm
ギア比 7.4/8.5 7.4/8.5
巻き取り長88/101cm 81/93cm
最大ドラグ力 6kg/
XGは5.5kg
6kg/
XGは5.5kg
レベルワインドメガホン形状通常形状
エキサイティング
ドラグサウンド
S A-RB
ベアリング 7/1 7/1
本体価格(税別)44,500円29,500円
実売価格3万円台前半2万円台前半

このスペック比較から見て取れる両機種の性能差は下記の8点です。

  1. 自重の違い
    26スコーピオンが10g重い
  2. ブレーキの違い
    26スコーピオンは新型DCの「NEW I-DC5」、24スコーピオンは細かな設定が可能な遠心ブレーキ「SVS∞」
  3. MGLスプールの違い
    26スコーピオンの方が新世代のMGLスプールⅣを採用
  4. スプールサイズの違い
    26スコーピオンは38×21mm、24スコーピオンは35×23mm
  5. サイレントドライブ
    26スコーピオンにのみ搭載。滑らかな回転性能と静粛性につながる
  6. レベルワインド
    26スコーピオンは太糸・ノット・遠投に有利なメガホン形状
  7. ギア比・巻取長の違い
    26スコーピオンの方が高速で、XGの最大巻き取り長は101cm。
  8. 価格差
    両機種の価格差は実売価格で1万円程度もあります。

共通点:基本スペックと得意な使用領域は近い

先に「26スコーピオンDC MD」と「24スコーピオンMD 200」の共通点を押さえておきます。

両機種ともに20lbラインを100m巻ける豊富なラインキャパを持っています。

また、AL製HAGANEボディ、マイクロモジュールギア、X-SHIP、サイレントチューンなどの基本構成も共通して備わっており、実釣で必要な機能に不足はありません。

したがって、次のような用途では、どちらのリールでも十分に対応可能です。

  • ビッグベイト、スイムベイト、大型ミノーなど
  • 太いラインを使用する
  • 中型から大型ルアーを扱う
  • 大型魚とファイトする
  • 淡水と海水をまたいで使用する
  • バス、シーバス、ナマズ、ロックフィッシュなど

スプール特性とキャストレスポンスの違い

26スコーピオンDCMDと24スコーピオンMD200のスプールの違い
26スコーピオンDCMDと24スコーピオンMD200のスプールの違い

「26スコーピオンDC MD」と「24スコーピオンMD 200」は、同じ20lb-100mのラインキャパを持っていることは同じですが、それ以外の特性はかなり異なります。

機種26スコーピオンDCMD24スコーピオンMD200
スプールMGLスプールⅣMGLスプールⅢ
スプール素材超々ジュラルミン超々ジュラルミン
スプールサイズ38mm径×21mm幅35mm径×23mm幅
スプール重量約18g約144g
ラインキャパ
(ナイロン)
14lb-145m/
16lb-120m/
20lb-100m
12lb-165m/
14lb-145m/
16lb-120m/
20lb-100m

24スコーピオンMD 200のスプール:大容量なのに立ち上がりが軽い

「24スコーピオンMD 200」のスプールは、35mm径×23mm幅のMGLスプールⅢです。

スプール重量も約14gと、「26スコーピオンDC MD」のスプールの約18gよりも軽量です。

35mm径は26スコーピオンの38mmよりもひとまわり小さく、軽量なMGLスプールIIIと23mm幅の組み合わせにより、近距離で入力が小さいキャストでもスプールを立ち上げやすくなっています。

ピッチング、サイドキャスト、低弾道で障害物際を狙う使い方では、26スコーピオンより24スコーピオンのほうが扱いやすいでしょう。

「24スコーピオンMD 200」の実用的なキャスト性能の目安は、次のように整理できます。

ルアー重量目安
約7~10g対応可能だが、設定とサミングが必要
約10~14g実用域。近距離や一般的なシーバスルアーにも対応
約15~30g最も汎用性を発揮しやすい領域
約30~50g遠投、ビッグベイト用途にも十分対応
50g超50g程度も実用域。より重量級に特化した設計ではない

※実際の快適重量は、ラインの種類や巻糸量、ロッド、ルアー形状によって変わります。

26スコーピオンDC MDのスプール:重量級ルアーで回してこそ本領発揮

「26スコーピオンDC MD」のスプールは、38mm径×21mm幅のMGLスプールⅣです。

38mm径という大径スプールは、同じライン質量をより外側へ保持するため、ほかの条件が同じなら回転慣性が大きくなります。

そのため、38mm径という大径化の恩恵には、次のようなものがあります。

  • 重量級ルアーから大きなキャスト入力と相性が良い
  • 高速回転後の回転エネルギーを維持しやすい
    →重量級ルアーでの大きな入力でキャストが伸びやすい
  • 遠投後の巻き取り量を増やしやすい
    →高速化しやすい

一方で、下記のようなデメリットもあります。

  • 軽量ルアーから受ける小さな入力では立ち上がりにくい
  • ピッチングで力を抜くとライン放出がルアーに追従しにくい
  • 低弾道で送り込む際に詰まるような感触が出やすい
  • 巻き取り時は同じラインテンションでも、より大きなスプールトルクが必要になる

21mm幅というナロー化と、MGLスプールIVによって、38mm径としてはレスポンスが良好ですが、DCユニットを含む大径スプールの慣性自体を消せるわけではありません。

そのため、「26スコーピオンDC MD」のスプールは軽量ルアーや低入力のキャストには向かず、重量級ルアーから大きな入力を受けたときに本領を発揮します。

「26スコーピオンDC MD」の実用的なキャスト性能の目安は、次のように整理できます。

ルアー重量目安
約8~12gキャスト可能だが、本来の適性外
約14~20g使用可能。ルアー形状、ロッド、ラインの影響が大きい
約20~30g性能が明確に発揮され始める
約30~100g最も汎用性を発揮しやすい領域
100g超ロッドとラインが対応していれば扱える

※実際の快適重量は、ラインの種類や巻糸量、ロッド、ルアー形状によって変わります。

キャスト性能の結論

結論としては、おなじMDモデルとして、重量級のルアーを快適に扱えることは同じですが、「26スコーピオンDC MD」はより重い側を得意としており、「24スコーピオンMD 200」は26スコーピオンよりも軽量ルアー寄りの設計となっているということです。

ここは、両リールを比較するうえで最も重要なポイントでしょう。

ブレーキシステムの違い

26スコーピオンDCMDと24スコーピオンMD200のブレーキシステムの違い
26スコーピオンDCMDと24スコーピオンMD200のブレーキの違い

ブレーキの違いは、「26スコーピオンDC MD」と「24スコーピオンMD 200」の最大の違いとも言えるところです。

機種ブレーキ
26スコーピオンDCMDNEW I-DC5
24スコーピオンMD 200SVS∞

24スコーピオンMD 200:SVSインフィニティ

「24スコーピオンMD 200」は、遠心ブレーキ「SVSインフィニティ」を採用しています。

ブレーキの設定は、4個の内部ブレーキシューと外部ダイヤルを組み合わせて行います。

長所は、遠心ブレーキらしい素直なキャストフィールと、使用者がスプール回転を直接コントロールできることです。

適切に詰めれば非常によく飛び、ピッチングやショートキャストでも反応が自然です。

一方、デメリットとしては、重量や空気抵抗が大きく変わる場合、内部シューの設定を変更するためにサイドプレートを開ける必要があります。

また、弱い設定で飛距離を出そうとする場合は、サミング技術が不可欠です。

26スコーピオンDC MD:NEW I-DC5

「26スコーピオンDC MD」は、最新のDCブレーキ「NEW I-DC5」を採用しています。

DCブレーキはスプール回転を検知し、ブレーキ力を電子制御します。

キャスト初期の過回転、飛行中の失速、終盤の糸ふけに対して自動的に介入できるため、特に空気抵抗の大きいルアーや風向きが変わる状況で利点があります。

「NEW I-DC5」は、LOW/MEDIUM/HIGHの3領域と、それぞれ5段階の合計15段階を、すべて外部から操作できます。

i-DC5は、「L(Low)・M(Medium)・H(High)」の3モード×ダイヤル5段階という方式へ変更

実釣上のおおまかな性格は次の通りです。

  • HIGH:向かい風や空気抵抗の大きいルアー、安全性優先
  • MEDIUM:飛距離と安定性の標準域
  • LOW:無風・追い風、飛行姿勢が良いルアー、飛距離優先

ライン素材に関係なく、ルアー重量、空気抵抗、風向き、投げ方に合わせて、単純にブレーキの強弱を選べます。

ブレーキ調整はすべて外部ダイヤルで完結するため、釣り場でのルアーチェンジや、風向きが頻繁に変わる状況では非常に便利です。

ただしDCでも、弱すぎる設定では普通にバックラッシュします。

NEW I-DC5は「何も考えなくても投げられる高性能ブレーキ」ではなく、設定変更を簡単にし、強いキャスト時の安全域を広げるシステムだということです。

遠投性能の違い

最大飛距離だけなら「24スコーピオンMD 200」もかなり高性能で、価格帯を考えると非常に高い遠投性能を持っています。

遠心ブレーキらしく、適切に設定するとキャスト後半まで自然に伸びる感覚があります。

空気抵抗の少ないスイムベイトやバイブレーションでは、弱めのSVS設定にサミングを組み合わせることで大きく飛距離を伸ばせます。

ただし、最大飛距離を出すには、下記の調整が必須となります。

  • 内部ブレーキシューのオン/オフ
  • 外部ダイヤル
  • 適切なサミング
  • ルアーの空気抵抗に合わせた調整

一方で、重量級遠投の再現性は「26スコーピオンDC MD」の方が優れていると言えます。

NEW I-DC5は、高速回転域でスプールを制御しながら、キャスト後半の伸びも残す傾向があります。

さらに、最大飛距離だけでなく、強く振り切ったときの再現性とトラブル耐性にも優れています。

PEラインで抵抗の少ない20g以上のルアーをキャストした場合は、弱い設定でも十分な安全性を保ちつつ、後半までルアーが伸びていきます。

つまり、24スコーピオンのような細かな設定や調整がなくても、重量級ルアーの遠投をしやすいということです。

ピッチング・ショートキャスト・精度の違い

ピッチング・ショートキャスト・精度では「24スコーピオンMD 200」が明確に有利です。

「26スコーピオンDC MD」も1~2oz程度の重量があればピッチングやショートキャストが可能で、2oz級ではオーバーハングへ入れるようなキャストも行えます。

しかし、約1oz以下ではDCと大径スプールによる初動の重さを感じやすく、軽い入力で投げるとラインが浮く場合があります。

一方で、「24スコーピオンMD 200」は35mm径のMGLスプールIIIとSVSの組み合わせにより、入力に対してスプールが比較的素直に追従します。

10g前後を含む近距離キャスト、低弾道キャスト、バスのボートゲームなどでは扱いやすさで優位です。

近距離の精度を優先するなら「24スコーピオンMD 200」、遠距離での安定性を優先するなら「26スコーピオンDC MD」が優位です。

レベルワインドの違いとPEライン適正

機種レベルワインド
26スコーピオンDCMDメガホン形状
24スコーピオンMD 200従来形状

「26スコーピオンDC MD」はレベルワインドの形状を従来形状からメガホン形状に変更しています。

具体的には、レベルワインドの入口が大型化されており、さらにその入口がスプール側に近い設計となっています。

また、スプール幅が23mmから21mmへ縮小されたことで、ライン放出角度も抑えられています。

これによって、PEラインを使用した場合でも、ラインが放出される時の負荷や抵抗が減り、主に抜けの改善が期待できます。

つまり、PEラインを使って重量級ルアーを強く遠投する用途では、「26スコーピオンDC MD」のほうが構造的に安心できるということです。

巻き上げ速度とギア比の違い

両機のギア比は同じですが、「26スコーピオンDC MD」はスプールが38mm径のため、巻き上げ長が大きくなります。

巻き上げ長の比較

モデルHG(7.4)XG(8.5)
26スコーピオンDC MD88cm101cm
24スコーピオンMD 20081cm93cm

この101cmの高速回収を理由に、23アンタレスDCMDから26スコーピオンDCMDへ切り替える人もいました。

高速化は、以下のような実釣時の場面でメリットが出やすいです。

  • 遠投後の糸ふけを素早く回収する
  • ジャイアントベイトをデジ巻きする
  • ルアーを高速回収して手返しを上げる
  • 魚が手前へ走った際の追従

101cmは高速である反面、巻き抵抗の大きいルアーではハンドルが重くなりやすいです。

したがって、特に巻き抵抗を大きく感じる下記のような釣りでは、HGの方が扱いやすくなります。

  • 強い流れでのシーバスドリフト
  • ビッグベイトクランキング
  • 巻き抵抗の大きいディープダイバー
  • 一定速度でゆっくり巻く釣り

「26スコーピオンDC MD」はHGでも巻き上げ長が88cmあるため、一般的な34mm径リールのXGに近い速度です。

もしギア比で迷った場合、101cmの高速を使いたい理由が明確にないのなら、汎用性ではHGのほうが安全です。

巻き抵抗をさらに軽くしたいなら、「24スコーピオンMD 200」のHGも選択肢になります。

重さ・サイズ・パーミング・操作性の違い

「24スコーピオンMD 200」は200番ながら非常にコンパクトで、150番クラスに近い感覚でパーミングができるサイズ感です。

自重も215gで、ロッド上の重心がまとまりやすい設計となっています。

モデル自重
26スコーピオンDC MD225g
24スコーピオンMD 200215g

一方の「26スコーピオンDC MD」は、38mm径スプールを搭載していることもあり、24スコーピオンMDより大きく、やや無骨です。

ただし38mmクラスとしては比較的コンパクトで、自重も225gに抑えられています。

手が小さい人や、一日中細かいキャストを繰り返す用途では「24スコーピオンMD 200」が扱いやすくなります。

ただし、重量級ルアーを扱う場合はロッドの重量や使用するラインとのバランスもあるため、10gの重量差はそこまで大きく影響しないでしょう。

価格・コスパの違い

価格的には、「26スコーピオンDC MD」の方が実売価格ベースで1万円も高価な設定です。

機種税抜定価税込実売価格
26スコーピオンDCMD44,500円3万円台前半
24スコーピオンMD20029,500円2万円台前半
価格差15,000円1万円程度

販売時期やポイント還元で変動しますが、「24スコーピオンMD 200」の価格性能比(コスパ)は非常に高いです。

約7~10gから50g級までを扱え、20lb・100m、MGLスプールIII、SVS、十分な剛性を備えるため、「DCが必要でない人」にとっては依然として強力な選択肢です。

「26スコーピオンDC MD」は価格が上がるものの、その差額によって得られるのは主に、下記の要素です。

  • NEW I-DC5
  • MGLスプールIV
  • 38mm大径ナロースプール
  • メガホン型レベルワインド
  • 101cmの高速回収
  • 重量級遠投時の安定性

これらを必要とする人には「26スコーピオンDC MD」の価格差は合理的ですが、10~30gを中心に使う人には「24スコーピオンMD 200」のほうが費用対効果は高くなります。

26スコーピオンDCMDと24スコーピオンMD200どっちを買うべきか?

この2台の本質的な差は「性能の上下」ではなく、軽快な広域対応か、重量級遠投の安定性かです。

24スコーピオンMD200を選ぶべき人

  • 10~30gを中心に、軽いルアーから50g級まで一台で扱いたい
  • バスとシーバスを兼用したい
  • ピッチングや低弾道キャストを多用する
  • SVSを自分で詰めることを楽しめる
  • DC音が不要
  • 価格を抑えたい

「24スコーピオンMD 200」は、200番のライン容量と100~150番に近い軽快さを両立した、非常に完成度の高いヘビーバーサタイル機です。

シマノ 24スコーピオンMD 200
シマノ(SHIMANO)
24スコーピオンMD 200

26スコーピオンDCMDを選ぶべき人

  • 20g以上、特に1~4ozを中心に使う
  • PEラインで重量級ルアーを強く遠投する
  • 風のあるオープンフィールドで投げる
  • ブレーキをすべて外部から調整したい
  • バックラッシュリスクを抑えたい
  • 根や障害物から魚を素早く離したい
  • 101cmの高速回収を必要としている
  • PEをメインで使用する

「26スコーピオンDC MD」は、24スコーピオンMDにDCを追加した製品ではなく、スプール、ブレーキ、ライン経路、巻き上げ速度を重量級遠投向けに再構成した別系統のリールです。

この2機種から一台だけ選ぶなら、下記の判断軸で決めると良いでしょう。

  • 汎用性・軽さ・近距離キャストを優先:24スコーピオンMD
  • 重量級・ソルト・遠投・大型魚・PE使用を優先:26スコーピオンDCMD
シマノ 26スコーピオンDC MD
シマノ(SHIMANO)
シマノ 26スコーピオンDC MD

購入後に起こりやすい後悔

ここでは、それぞれのリールを買ってから後悔するパターンをあげていきます。

「26スコーピオンDC MD」を買って後悔するケース

「DCだから何でも投げやすいと思った」

38mm大径スプールなので、7~14gや低入力のピッチングでは「24スコーピオンMD 200」より不利です。

「価格が高いぶん、巻き心地も大幅に上だと思った」

「26スコーピオンDC MD」の価格差は主としてDC、スプール、ライン経路へ使われています。

上位機のような巻き密度や高級感が保証されるわけではありません。

「普段は15g前後のルアーしか使わなかった」

投げられても、「26スコーピオンDC MD」の設計上の強みをほとんど使いません。

「24スコーピオンMD 200」を買って後悔するケース

「風の中でもDCのように投げられると思った」

SVSはサミングと設定技術が必要です。

「PEで毎投フルキャストする予定だった」

ライン干渉の発生率は不明ですが、購入上の不確実性が残ります。

「使うルアーは2~4ozが中心だった」

「24スコーピオンMD 200」も約2oz程度は十分に扱えますが、重量級を常用するなら「26スコーピオンDC MD」のほうが余裕と安定性があります。

まとめ

「26スコーピオンDC MD」と「24スコーピオンMD 200」比較
「26スコーピオンDC MD」と「24スコーピオンMD 200」比較

「26スコーピオンDC MD」と「24スコーピオンMD 200」の違いを徹底比較してきました。

両機種を選ぶ際に最もわかりやすい基準となるのは、普段投げるルアーの中央値です。

中央値推奨機種
約15~20g24スコーピオンMD 200
約25~30g釣り方で判断
40g以上26スコーピオンDC MD

購入後の後悔が少ないのは、「いつか重いルアーを投げるかもしれない」ではなく、現在もっとも多く投げている重量に合わせて選ぶことです。

また、現在「24スコーピオンMD 200」を使っている人は、「26スコーピオンDC MD」への買い替えは必須ではありません。

買い替える価値が高いのは、24スコーピオンMDに不満がある人ではなく、自分の釣りが24スコーピオンMDの得意領域から26スコーピオンDCMDの得意領域へ移った人です。

もし、使用条件がまだ明確に決まっていない状態で、一台だけ購入するなら「24スコーピオンMD 200」を推奨します。

「26スコーピオンDC MD」を選ぶべきなのは、次のいずれかが明確な場合です。

  • PEラインで強いフルキャストを繰り返す
  • 大河川、サーフ、広い湖、横風・向かい風で遠投する
  • DCによるキャストの安心感を優先する
  • 遠投後の回収や根から魚を離すため、101cmの巻き上げ長が必要

逆に、10~30gを中心に一台で幅広く使い、近距離キャスト、ピッチング、巻き物まで行うなら、「24スコーピオンMD 200」のほうが向いています。

実売価格は、「24スコーピオンMD 200」の方が1万円ほど安くなっています。

機種税込実売価格
26スコーピオンDCMD3万円台前半
24スコーピオンMD2002万円台前半

そのため、とりあえず1.5〜2oz程度のビッグベイトが使えるしっかりしたリールを低価格で買いたいという場合も、「24スコーピオンMD 200」が有力な候補になります。

タイミングによっては、ポイント還元を含めてかなり安くなる場合もあるので、各ショップの販売状況を比較しておくとよいでしょう。