17エクセラー(EXCELER)は、ダイワ(DAIWA)のエントリースピニングリール「14エクセラー」の3年ぶりのフルリニューアルモデルです。
実売価格1万円程度のお手頃価格に、ダイワが誇る防水&耐久テクノロジーであるマグシールドを搭載。
フレッシュウォーターはもちろん、タフさの要求されるソルトウォーターでも安心して使えるスピニングリールです。
さらに17エクセラーは、
- ATD:ライン滑り出しに優れた新世代ドラグ
- エアローター:軽量化によって回転性能を高めたラインローター
なども搭載し、非常にコストパフォーマンスに優れたモデルとなっています。
17エクセラーのラインナップは2000番〜4000番と幅広く、ライトルアーから大物狙いのソルトゲームまでカバーしてくれます。
今回は、ダイワの2017年新作スピニングリール「17エクセラー」について詳しくご紹介します。
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17 エクセラー (EXCELER)
低価格モデルとして、初めて高品質な防水・耐久技術を搭載!
17エクセラー最大の目玉となるのは、ダイワが誇る防水・耐久テクノロジーであるマグシールドをボディに搭載したことです。
マグシールドは、ボディとローターの隙間に磁性オイルの壁を作って、海水や埃などの侵入を防ぐダイワ独自の防水構造。
ボディとローターが無接点のため、使い始めの軽く滑らかな回転が長期間続くのが特徴です。
今までミドルクラス以上のモデルにだけ搭載されていたマグシールドが、遂に1万円程度のモデル17エクセラーで味わえるようになりました。
簡単なメンテナンスだけでリールを長持ちさせてくれる機構が、このマグシールドです。
回転もスムーズ!デザインも先進的でカッコイイ!
17エクセラーは、スムーズな回転と巻き感度、そして先進的なデザインが格好良いエアローターを搭載。
エアローターは、最適な形状に設計された独自の構造により、従来のラインローターと同じ強度で大幅な軽量化を実現したもの。
ローターのバランスも向上し、17エクセラーはレスポンスの良い回転を発揮してくれます。
最新のドラグシステムで、大物とのファイトも安心!
17エクセラーは、ダイワの最新ドラグシステム「ATD(オートマチックドラグシステム)」を新搭載。
このATDは、魚の引きに追従して滑らかに効き続ける新世代ドラグ。
滑り出しが非常にスムーズで、アワセ切れなどのラインブレイクを起こしにくいのが特徴です。
また、魚の引きに追従しながら粘り強くドラグが効き続けるので、ファイト中の魚に与える違和感が減って、魚が無駄に暴れるのを防いでくれるのも良いところです。
このATDを搭載したためか、17エクセラーは最大ドラグ力が14エクセラーよりも強くなっています。
その他にも、上位機種の優れた要素を搭載
17エクセラーは、その他にも上位機種に採用されている優れた要素を多く搭載しています。
- ピニオンギヤBB支持構造:軽やかな回転をもたらす
- スーパーメタルボディ:高剛性のボディ
17エクセラーは価格は抑えながらも、充実した機能で、トラブルレスかつ快適に使える性能を実現しています。
17エクセラーは14エクセラーからどう進化したのか?
ここでは、17エクセラーが14エクセラーからどのように進化したのかを見てみましょう。
▼コチラが旧モデルの14エクセラー。
進化したポイントは3つ
17エクセラーが14エクセラーからの進化したポイントは、以下の3つです。
- 防水機構マグシールドを新搭載
- 最新ドラグATDを新搭載
- デザインがカッコよくなった
やはり、上述した防水機構マグシールドと、最新のドラグシステムATDの搭載が大きな進化といえるでしょう。
また、デザインもエントリーモデルらしいシルバーデザインから、ミドルクラスに匹敵するゴージャスなブラック×ゴールドのデザインに刷新されたところも良いところです。
劣ってしまったポイントも…
逆に、17エクセラーが14エクセラーよりも劣ってしまったポイントも2つあります。
- 自重が15~25g増加
- 価格が2,000~3,000円上昇
やはり、高機能なマグシールドとATDを搭載したことによって、定価が若干高くなってしまっています。
また、自重も番手によって異なるものの、増加。
高い性能との引き換えに、これらのマイナスポイントは致し方ないと言ったところでしょうか。
17エクセラーと15フリームスの違いは?
マグシールドの搭載や、ATDの採用など、大きな進化を遂げた17エクセラー。
しかし、その一方で、17エクセラーの上位モデルとなる15フリームスと、スペックがかなり似てしまうという問題(?)が発生。
17エクセラーと15フリームスのスペックを比較したのが下表です。
製品名 | 17エクセラー | 15フリームス |
---|---|---|
ラインナップ | 2004(250g) 2004H(250g) 2500(265g) 2506H(270g) 2508RH(265g) 2508H-DH(285g) 3000(305g) 3012H(315g) 3500H(400g) 4000(405g) 4000H(405g) | 2004(250g) 2004H(250g) 2500(265g) 2506(270g) 2506H(270g) 2508(265g) 2508R-H(285g) 3000(305g) 3012H(315g) 3500(400g) 4000(405g) |
マグシールド (ボディ) | ◯ | ◯ |
ボディ素材 | スーパーメタル | スーパーメタル |
ローター素材 | DS4 | DS4 |
スプール素材 | アルミ | アルミ |
ハンドルタイプ | 折りたたみ式 アルミマシンカット | 折りたたみ式 アルミマシンカット |
ドライブギア | デジギヤⅡ | デジギヤⅡ |
エアローター | ◯ | ◯ |
ABSⅡ | ◯ | ◯ |
クロスラップ | ◯ | ◯ |
エアベール | ◯ | ◯ |
ツイストバスターⅡ | ◯ | ◯ |
ローターブレーキ | ◯ | ◯ |
リアルインフィニット ストッパー | ◯ | ◯ |
シャワー洗浄可 | ◯ | ◯ |
ソルト対応 | ◯ | ◯ |
ドラグシステム | ATD | ATD |
ピニオンギアBB支持 | ◯ | ◯ |
ベアリング数 | 4 | 4 |
価格 | 12,800円 〜15,500円 | 15,800円 〜18,600円 |
スペックも自重も同じ模様。
この表を見ていただくとわかると思いますが、17エクセラーと15フリームスのスペックは全く同じになっています。
自重までピッタリ同じでした。
違うのはデザインだけかも…
両者で違うところは、若干のラインナップの差異と、価格の差、そしてデザインです。
15フリームスの方が3,000円ほど価格が高いですが、その違いは今のところデザイン面だけの違いと言って良さそうです。
これを考えると、17エクセラーのお買い得感は、かなり凄いと思います。
17エクセラー(EXCELER)のスペック
17エクセラーのラインナップは、2004~4000Hまである豊富な11機種となっています。
ソルトルアーを意識したダブルハンドルモデルまで加わっており、例えば、
- フレッシュウォーター(淡水):バス釣りやトラウトなど
- ソルトウォーター(海釣り)
- ライトゲーム
- ショアジギング
- オフショアルアー
- 餌釣り
など、豊富な魚種、そして釣りに対応できるスピニングリールとなっています。
製品名 | ギア比 | 自重 (g) | 最大 ドラグ力 (kg) | 最大 巻取長 (cm) | フロロ 糸巻量 (lb-m) | PE 糸巻量 (号-m) | ハンドル (mm) | ベア リング | 価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2004 | 4.8 | 250 | 2 | 64 | 3-140 4-100 | 0.6-100 | 50 | 4/1 | 12,800円 |
2004H | 5.6 | 250 | 2 | 75 | 3-140 4-100 | 0.6-100 | 50 | 4/1 | 12,800円 |
2500 | 4.8 | 265 | 7 | 72 | 8-200 12-150 | 1.5-200 | 55 | 4/1 | 13,200円 |
2506H | 5.6 | 270 | 3 | 84 | 4-170 6-100 | 1-100 | 55 | 4/1 | 13,200円 |
2508RH | 5.6 | 285 | 7 | 84 | 8-150 12-100 | 1-200 | 60 | 4/1 | 14,200円 |
2506H-DH | 5.6 | 285 | 3 | 84 | 4-170 6-100 | 1-100 | 90 | 4/1 | 14,500円 |
3000 | 4.7 | 305 | 7 | 79 | 12-200 16-150 | 1.5-300 2-250 | 60 | 4/1 | 14,200円 |
3012H | 5.6 | 315 | 7 | 95 | 8-200 12-150 | 1.5-200 | 60 | 4/1 | 14,200円 |
3500H | 5.7 | 400 | 8 | 97 | 12-270 16-200 | 2-300 2.5-250 | 65 | 4/1 | 15,500円 |
4000 | 4.9 | 405 | 8 | 87 | 16-250 20-200 | 3-250 4-180 | 65 | 4/1 | 15,500円 |
4000H | 5.7 | 405 | 8 | 101 | 16-250 20-200 | 3-250 4-180 | 65 | 4/1 | 15,500円 |
付属品
- 調整ワッシャー
- RCSスプール対応用ワッシャー
技術特性
- マグシールド
- エアローター
- ATD
- スーパーメタルボディ
- DS4(ローター素材)
- アルミスプール
- 折りたたみ式アルミマシンカットハンドル
- デジギヤII
- ABS II
- クロスラップ
- エアベール
- ツイストバスターII
- ローターブレーキ
- リアルインフィニットストッパー
- シャワー洗浄可
- ピニオンギヤBB支持
- ソルト対応
- ハンドルノブS交換可
17エクセラーの発売日と価格
17エクセラーの発売日は、2017年1月発売となっています。
すでに発売開始!
17エクセラーは、すでに発売が開始されています。
執筆時に私が確認したところでは、価格のモデルでアマゾンの税込8,985円が価格でした。
17エクセラーの価格は税抜12,800円〜15,500円ですが、実売価格は9,000円〜1万円程度となっています。
価格の安いショップは先に完売してしまうことが多いので、気になる方はお早めに。
まとめ
ダイワ(DAIWA)の2017年新作スピニングリール「17エクセラー(EXCELER)」は、防水機構マグシールドや新世代ドラグATD、高回転性能のエアローターなど、ダイワの誇る最新技術を搭載したスピニングリールです。
その高品質なスペックにも関わらず、実売価格は1万円程度と非常にコスパに優れたモデルとなっています。
また、ラインナップも幅広く、バス釣りなどの淡水での釣りから、タフさを要求されるソルトウォーターの大物狙いでも、安心して使えるスピニングリール。
新しい釣りを始めようというアングラーや、これから釣りを始めようと思っている初心者の方にも最適なリールです。
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