本記事では、ハイドアップの「コイケフィッシュギルL」のインプレと使い方、推奨リグのセッティングから、フックサイズ、重さとカラー・推奨タックルまで徹底解説していきます。
コイケフィッシュギルLは、ハイドアップのコイケシリーズのギル版エラストマーベイトです。
通常の「多毛系コイケ」と異なるのは、中央の20mmボールをエサ、周囲の薄いギル型パーツを稚ギルの群れとして見せる、ギルの群れ、または集合体として見せる設計であることです。
コイケフィッシュギルLの特徴は、従来のコイケでは出せなかった「パタパタ」「ボワンボワン」という強い水押しと、フォール中にパーツの1匹1匹が左右に震える動きです。
使い方は他のコイケシリーズと同じモリケンリグが基本となります。
発売後間もないですが、他の多毛系ルアーとは水押しの種類が異なるためか、すでに多くの釣果を目にするほど釣れているようです。

本記事では、そんなコイケフィッシュギルLを実際に使ってみたインプレをベースに、使い方やセッティング、推奨タックル、このルアーの出しどころなどを整理して、徹底解説しています。
本記事を最後まで読めば、コイケフィッシュギルLを自分のフィールドでどのようなタイミングでどこに投入するのが効果的かが理解できるはずです。

「コイケフィッシュギルL」の実物インプレ

コイケフィッシュギルLは、コイケシリーズの「毛で誘い、玉で食わせる」という基本思想を、ギルパターンに再構築したものです。
「コイケフィッシュギルL」の1分動画インプレ
コイケフィッシュギルLの、カタログスペックだけでは分からない「素材の質感」や「サイズ感」など、開封直後のインプレ動画を作りました。
▲まずは1分動画でチェック
実際に触ってみると、予想以上に弾力とハリのあるエラストマー素材の質感に驚きました。
動画では、写真では伝わらない実物のクオリティを感じられると思います。
また、手で持ったときのサイズ感や、フック装着時の様子、ギル型パーツの動きなども、こちらの動画で確認してください。
コイケフィッシュギルLのサイズ感
サイズ感は、フルキャストほど強すぎず、17mmより存在感を出せる中間サイズとなっています。

具体的には、中央の玉のサイズが20mm、ワーム全体のサイズが35mmです。
コイケフィッシュギルLの重さを実測

コイケフィッシュギルLの重さを実測してみると、約8.6gでした。
5gのシンカーを付けて使う場合は、だいたい13〜14gとなり、バーサタイルなMクラスのベイトタックルで無理なく扱えるサイズ感です。
ギルに見立てたパーツ

コイケフィッシュギルLの最大の特徴でもある稚ギルをイメージした葉っぱのようなパーツは、思った以上に薄く、手に持ってみるとかなり細かくプルプルと震えます。
水中で動かしても、水流を受けやすいので、レスポンスよく振動してくれます。
根本もしっかりとしているので、耐久性も悪くないと思います。
目玉パーツは付属しない

コイケフィッシュギルLのギルのパーツには、目玉シールを貼るくぼみがありますが、目玉シールは付属しないので、付けたい場合は自分で購入して付ける必要があります。
目玉のサイズは5〜6mm程度が合います。
貼り付ける際は念のため瞬間接着剤で固定しておくと安心です。
目玉シールは必須ではありませんが、バスが追ってくるけどなかなか食わない・バイトが浅くて乗らないような状況では、食わせの最後のきっかけを作るギミックとして効く場合があるので、侮れない要素ではあります。

シボ加工のある中央のボール

コイケフィッシュギルLの中央のボールにはシボ加工が施されています。
近年はエラストマー素材に魚が慣れてきていることもあり、エラストマー独特の光沢を嫌うことも多くなっています。
なので、細かいところではありますが、この光沢を消すシボ加工は実釣面で確実に効いてくる要素だと思います。
「コイケフィッシュギルL」の使い方とリグ・セッティング
「コイケフィッシュギルL」の推奨フックサイズ

「コイケフィッシュギルL」の推奨フックサイズはマス針の#2/0です。
基本的にはモリケンリグで使用するので、その場合はバリバスのループモスキート#2/0を使用します。


モリケンリグ以外では、フットボールヘッドを使ったボトストや、ヘビーダウンショットリグなどの使い方があります。
その場合は、狙うシチュエーションによりますが、カバーがやや濃い場合はメタルガードの付いたマス針を使い、ライトカバーの場合はブラシガードの付いたマス針にします。
おすすめは、リューギのレギュラーガードタリズマン(ブラシガード)と、ヘビーガードタリズマン(メタルガード)です。



フックセット時の注意

「コイケフィッシュギルL」にフックをセットする際の注意点は、刺す深さです。
フックを浅く刺しすぎると身切れする心配がある一方で、深く刺しすぎるとフッキング率低下につながります。
そのため、本体の球体に対して約1/4程度の深さにセットするのがベストバランスになります。
特に、「コイケフィッシュギルL」は大きな稚ギルのパーツにフックが絡みやすい(刺さりやすい)ので、フックセットがうまく行っていないとフッキング時にかなり乗りにくくなります。
また、エラストマー素材はフックがズレやすく、フックがズレるとフッキングもアクションも悪くなります。
そこで、フックのズレを防ぐためにデコイの「バーサタイルキーパー」を装着しておくことをおすすめします。

「コイケフィッシュギルL」の場合はフックのズレによるフッキング率の低下が出やすいので、個人的にはバーサタイルキーパーは欠かせない便利アイテムだと思います。

モリケンリグ

「コイケフィッシュギルL」の最もベーシックな使い方はモリケンリグです。
シンカーウエイトは5gが基準に、浅いレンジやスローに見せたい場面では軽くし、深場や風の強い状況では重くするなど、レンジと操作感に合わせて調整します。

目安としては、オカッパリなどで浅いレンジなら基本的に3.5〜5gで、狙うレンジが深くなるにつれて重い7gや10gも使います。
最もベーシックで、とりあえずこれを投げておけばOKというセッティングは、フックが先ほどご紹介した「ループモスキート#2/0」、シンカーがバリバスの「クイックチェンジャー5g」です。

モリケンリグでの使い方は、カバー横や縦ストで中層に浮かせて、軽くシェイクしながら稚ギルの群れを、移動距離を抑えながら見せて食わせるイメージで使います。
「コイケフィッシュギルL」は水押しが非常に強いため、他の多毛系ワームよりもかなり移動距離を抑えやすいのがメリットです。
5g前後のシンカーなら中層をゆっくり漂わせやすく、特に他のルアーを追いきらないようなスローなバスを食わせやすいです。
よりリアクション寄りにするなら、逃がしを入れたり、トゥイッチするように強めに動かすことで、強波動で強制的にバスのスイッチを入れるイメージで使うと良いでしょう。
フットボールヘッド系のボトスト

「コイケフィッシュギルL」は、フットボールヘッド系シンカーと組み合わせたボトストで使うのも効果的です。
稚ギルの群れがボトムのエサを食べているような演出ができ、バスの目線がボトムに向かっている時に効果的です。

シンカーウエイトは5g〜10g程度が良いでしょう。
オカッパリでの基本は5gですが、軽くてテンポが悪い場合は7gや10gの重めのシンカーを合わせます。
ボトストはボトムを基準にレンジを把握しやすく、やや重めのヘッドを使えばテンポを上げて効率的にエリアを探ることができます。
シンカーはリューギの「フットボールヘッド5g」が扱いやすいです。


フットボールヘッドは高価で品薄の傾向があるため、すぐに入手できない場合や安く済ませたい場合は、デコイの「スイッチヘッド」でも代用できます。

スイッチヘッドはタングステン製ではないため、同じウエイトでもフットボールヘッドよりサイズが大きいですが、実釣で使う分にはそれほど大きな影響はないと感じています。

ヘビーダウンショットリグ
「コイケフィッシュギルL」は、ヘビーダウンショットリグで使うのも効果的です。
このリグで使う場合はリアクション要素も強いため、シンカーは重めの7〜10gが基準となります。
リーダーの長さは魚の浮き具合に合わせて、ロングリーダー〜ショートリーダーまで使い分けます。
リーダーの長さで迷った場合は、とりあえず10cm前後から始め、魚がボトムから浮いているほど長く、ボトム付近を狙うほど短くすると分かりやすいです。
ボトムでのリアクションから、中層のミドストでも使える便利なリグです。
また、このリグは縦方向の操作性が高いので、杭、立木、沈み物、ハードボトム、ブレイク下、ウィードエッジなどの攻略に強いです。
ボトムを切って浮いて群れるギルを演出して、止めたときの微振動で食わせるイメージです。
「コイケフィッシュギルL」の使いどころとキモ
「コイケフィッシュギルL」は、ギル(稚ギル)などのベイトフィッシュが溜まるエリアで、普通のワームよりも「群れ感」を出し、多毛系ワーム特有の「食わせ間」を同時に作りたい場面に向いています。
主な使い方は、スイミング・中層シェイク(ミドスト)、フォール、ボトムシェイク、吊るしです。
特に強いのは、ギルが見えるシャローや稚ギルが溜まるワンドで、その他にも縦スト、ウィード周り、マンメイド、岩盤際などでも使いやすいです。
パーツの微振動と中央ボールの存在感を使って、「群れっぽい食べやすそうなもの」を演出するイメージで使っていきます。

「コイケフィッシュギルL」の推奨タックル

| 項目 | 目安 |
|---|---|
| ロッド | M〜MHクラス |
| リール | ベイトリール ハイギア〜XG |
| ライン | フロロ12〜16lb |
| フック | #2/0のマス針 モリケンリグならループモスキート |
コイケフィッシュギルLは重量が約8.6gなので、5〜7gのシンカーを加えると総重量は14〜18g前後になります。
このサイズ感と水押しを考えると、オープンウォーターならM程度のベイトタックルに、フロロ12〜14lbを基準に考えると扱いやすいです。
より軽量なリグで使うなら、ML〜Mクラスのベイトフィネス〜ライト寄りベイトでも扱えます。
ボトストで使う場合や、ウィード、木、杭などのカバーに絡めるならM〜MHクラスのロッドで、ラインは14〜16lbが良いでしょう。
「コイケフィッシュギルL」のスペック

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 製品名 | コイケフィッシュギル L (Coike Fish Gill L) |
| メーカー | ハイドアップ(HIDEUP) |
| 入数 | 1個 |
| 素材 | エラストマー |
| 重さ | 約8.6g |
| 全長 | 35mm |
| 中央ボール径 | 20mm |
| 目玉サイズ | 5mm |
| FECO | FECO認定商品 |
| 発売日 | 2026年7月10日 |
| 価格 | 税別 1,650円 税込 1,815円 |
カラーラインナップ
全10色(2026年7月発売時)

- #101 ウォーターメロン
- #103 グリーンパンプキン
- #108 スカッパノン
- #128 グリーンライトギル
- #142 ライトグリパン/ブラックブルーF
- #242 エビダッピ
- #243 たまらんばいダークシュリンプ
- #263 クリリンキントキ
- #267 クリアーワカサギ
- #286 スカッシュレモン
まとめ

ハイドアップの「コイケフィッシュギルL」のインプレと使い方、推奨リグのセッティングから、フックサイズ、重さとカラー・推奨タックルなどを解説してきました。
「コイケフィッシュギルL」は、従来コイケの「毛・パーツで誘い、中央の玉で食わせる」思想を、より明確にギルの群れ・稚ギルパターンへ寄せたモデルです。
強すぎないが弱すぎない中間ボリュームなので、プレッシャーの高いフィールドで、従来の多毛系ワームに反応しない魚に対し、シルエットと生命感で口を使わせるパワーを持っているルアーです。
サイズ感は、コイケ17mmやコイケフィッシュMより存在感があり、コイケフルキャストよりコンパクトなので、これらの中間を埋めるローテーションとして使いやすいモデルです。
バスからすると、通常の多毛系ワームはそろそろ見慣れてきている段階に来ているはずなので、発売から間もない「コイケフィッシュギルL」は新鮮に見えてルアーパワーが効きやすいでしょう。
ただ、「コイケフィッシュギルL」はルアーの形状的に、通常のコイケのようにシンプルな多毛系ワームと違って、フックやシンカーのセッティングをしっかりとしておかないと、アクション面でも、フッキング面でも失敗しやすくなっています。
ぜひ、ここで紹介したセッティングを参考にして頂き、ルアー本来のパワーをしっかりと引き出すことで、従来の多毛系ワームでは食わなくなってしまった賢いバスを仕留めてみてください。




