今回は、バス釣り「冬の野池」攻略法についてまとめてみました。
冬の野池の釣り方とコツをつかめば、寒い中でも冬バスを多く釣って楽むことができます。
これまで冬のバス釣りの攻略方法についていくつか書いてきましたが、今回は特に「冬の野池」に焦点を当てて、詳しく書いていこうと思います。
冬の野池でバスを釣る一番のコツは、釣れる野池を見つけることです。
冬に良いコンディションの野池に行けば、バスが釣れる確率はぐんと上がります。
しかし、ここで疑問が出てくると思います。
- 「冬に釣れる野池はどうやって見つければ良いのか?」
- 「近くに良いコンディションの野池がない場合、タフコンディションの野池で冬バスを釣るにはどうしたら良いのだろうか?」
そのヒントとなる考え方を詳しく解説していこうと思います。
タップできる目次
冬のブラックバスが釣れる野池の見つけ方
冬に釣れる野池を探すとき、大きなポイントとなるのは4つです。
- 減水している野池
- マッディウォーターの野池
- 日照時間が長く、風が当たりにくい野池
- 都市部または都市郊外の皿池
それでは、冬の野池の好条件ポイントを詳しく見ていきましょう。
減水している野池
減水している冬の野池については、下の記事で詳しく解説しています。
減水している場合、冬の野池は好条件になりやすいです。
ぜひ参考にしてみてください。
マッディウォーターの野池
一見、冬の野池は、クリアウォーターの方が太陽光がボトムまで届きやすくて良さそうに思えますが、実はその逆です。
池の水が濁っていると、太陽光を吸収しやすいので、水温が上がりやすいのです。
また、冬場になると水がクリアになる池はあまり良くないことがほとんどです。
その理由は、水中のプランクトンが死滅しているために透明度が増しているからです。
つまり、水が痩せている=栄養が少ないのです。
なので冬は、濁りのある池の方が釣れることが多いです。
日照時間が長く、風が当たりにくい野池
日照時間が長いのは、平野にある、周りを建物等で囲まれていない野池です。
平野にある野池は、日が昇ってから沈むまで、ずっと太陽光を受けることができるので、水温が上がりやすいです。
逆に山間部の野池の場合、木に囲まれていたり、山の陰になったりして、太陽光を受けにくいので暖まりにくいです。
ただし、平野でも風の影響を受けやすいところは注意が必要です。
冷たい風が吹けば水の熱が奪われて水温が下がってしまうし、水質も悪化してしまいます。
都市部または都市郊外の皿池
都市部または都市郊外の皿池は、山間部の野池に比べて太陽光を受けやすいです。
また、水深が浅いので、温まりやすいこともあります。
さらに、周辺にある工場等の温排水が流れ込んでいる場合が多いのでこれも冬には好条件です。
逆に山間部の野池の場合、インレット(流れ込み)の水が山から入ってくる事が多いので、とても冷たくなります。
山が雪山の場合は、非常に冷たい雪解け水が流入するため、見た目は良さそうでも、流れが当たらないところに魚が移動してしまいます。
冬の野池がタフコンディションでも釣れる!冬バス攻略法
上の章では、冬に釣れる野池の見つけ方を解説しました。
しかし、近くに好条件の池がない場合や、好条件であるがために人気で人が多く、逆に釣れないことも多くあると思います。
そこで、ここからはタフコンディション下での冬の野池の攻略方法について解説していこうと思います。
冬の一般的な釣り方が効かない時にどうするか?
一般的な冬のバスの釣り攻略法とおすすめのルアーについては、
の記事で一通り説明をしました。
まずはここで書いているような釣り方で釣りをすればある程度は釣れるはずです。
しかし、家の近くに良いフィールドが無かったり、良いフィールドが人気でプレッシャーが高くなっている場合は、もうひと工夫しないと釣れないことも多いはずです。
プラスアルファの要素としては、その日の釣りの組み立て方や狙うポイントの精度、使うルアーのカラーだったりします。
冬のバス釣りを、一歩踏み込んで組み立る
「冬はディープが良い」と聞くと、一投目からいきなりディープの釣りを始めてしまう人が多いです。
野池の場合でも、冬になると池に着いて、はじめから最深部めがけてメタルバイブを投げている人をよく見かけます。
しかし、バス釣りは攻略本を読んでその通りにクリアできるゲームのように、そんなに簡単なものではありません。
頭の中の理論も大事ですが、まずは池についたら、その池の状況をよく観察して見ることが大切です。
冬の野池のシャロー攻略
冬でも腹が減って捕食活動に出てくるバスも確実にいます。
そんなバスはシャローに上がってきます。
デカバスがシャローに浮いていて、サイトで釣れることも意外と多いです。
そこで、釣りの組み立て方としては、いくら冬であったとしても、まずはやる気のあるバスを探してみると良いです。
いきなりディープ狙いで粘らず、一通り口を使うバスをテンポよくラン&ガンで探してみるほうが、釣果は伸びるはずです。
ちなみにバス釣りでの冬のシャローの釣り方については、
の記事を参考にしてみてください。
冬の野池を狙う時の、ポイントの精度
冬の野池で堰堤を狙う時間帯
堰堤のある野池は多いです。
足場が良くて釣りやすいので、冬の野池では人気のポイントとなることも多いです。
堰堤はシャローからディープに続くかけ上がりになっていて、コンクリートで出来ているため、熱伝導が高く、水温が上がりやすいので冬の第一級ポイントになります。
暖まった堰堤では、ミノーやバイブレーション、クランクベイトでもよく釣れます。
おすすめのバイブレーションや、バイブレーションの使い方のコツについては、下の記事を参考にしてみてください。
堰堤については、狙う時間帯には注意したいです。
水は空気よりも温まる速度が遅いので、堰堤の上がポカポカしていても、水中はまだ暖まり切っていないことが多いです。
なので、狙う時間は午後から夕方にかけてのほうが反応がいいことが多いです。
午前中は沈黙していたのに、暖まりだした午後になるとポツポツ釣れることが多いです。
堰堤では、水温が暖まりだすと色々な魚が群れて集まってきます。
すると、プラグを巻いていて、バスの当たりではないけど、何かの魚にあたった感触がすることが多いです。
そんな時は、魚の群れが来ている証拠です。
バスもきっと近くに入っているだろうから、粘って見る価値があります。
枯れたブッシュを狙い撃つ
冬の野池でよく見られる、枯れたブッシュには、水深が浅くてもバスが付いていることが多いです。
特にブッシュの下にバスが付くことが多いので、丁寧に探ります。
かなり良さそうなポイントや、実績のあるポイントなら、同じ場所でやたら粘っても良いでしょう。
ここは数投して諦めてしまうのはもったいないと思います。
というのも、何度も投げて、本当に丁度バスの鼻先にルアーを送り込めた時にようやくバイトがある事も多くあるからです。
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ルアーは、定番のラバージグやノーシンカー、テキサスでOKです。
アクションは、フォーリングさせて、ボトムについてからワンアクションして食わなかったらピックアップを繰り返します。
ワームならクロー系がおすすめです。
枯れたリリーパッドは釣れる
リリーパッドにいるバスは、夏場にフロッグ等のトップやパンチングのルアーばかり見ています。
冬になって枯れたリリーパッドは隙間が大きくなり、様々なルアーアプローチが可能になります。
そんなバスの目の前にスピーナ―ベイトやバイブレーションが横切ると、とても新鮮に見えるのか、これが結構釣れます。
枯れたリリーパッドに、夏とはまったく違うアプローチのルアーを通すことがポイントとなります。
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冬に釣れるルアーのカラー
冬は、ハッキリと見える強いカラーが良く釣れます。
冬バスは活性が低いため、自分から積極的にエサを探そうとしないことが多いです。
そのため、バスが動かなくても見つけられる色にしてあげる必要があります。
具体的には、チャートリュースや赤系、黒が良いです。
まずはバスに見つけてもらうことが大切です。
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また、ボリュームのあるファットなボディーのルアーも良いです。
アピール力が強く、バスに見つけてもらいやすくなるし、バスにとっては、冬場は小さなエサよりも大きなエサで早く満腹になりたいと思うからです。
)
まとめ
以上が、バス釣り「冬の野池」攻略法です。
「夏や秋に釣れていた野池が、冬になるとぱったり釣れなくなる。」
そんな経験をした人がいるかもしれません。
その理由は、確かに季節的な冷え込みでバスの活性が下がったこともありますが、実はフィールドの条件によることも多いです。
冬に好条件の池は、夏に悪条件であることも多いです。
夏に日当たりがよく、風が当たらない蒸し風呂のような池は、暑さでバスも活性が下がります。
そんな蒸し風呂野池も、冬になると一転して好条件が揃い、意外と釣れはじめることもあります。
夏に釣れていなかった池も、この冬を機会に見なおしてみるのも良いかもしれません。
また、冬の釣りでは防寒対策が非常に大切となります。
寒さを忘れるほど快適に釣りに集中できれば、おのずと釣果も上がってきます。
釣りの防寒対策については、下の記事で詳しくまとめたので、参考にしてみてください。
その他にも、防寒アイテムについてもまとめているので、ぜひ参考にして頂けたら幸いです。