【Basser 2026年5月号レビュー】エラストマーを、流行ではなく「釣り方」として読む一冊。

Basser 2026年5月号レビュー

今月号のメインテーマは、現代のバスフィッシングシーンを席巻している「エラストマー」

圧倒的な集魚力を誇るエラストマー製ルアーですが、

  • 素材の扱いが難しそう
  • 特定のリグでしか使えないのでは?

といった先入観から、その真価を引き出しきれていないアングラーも少なくないはずです。

あるいは、話題の新製品を手に入れたものの、思うような釣果に繋がらず、タックルボックスの隅で眠らせてしまってはいないでしょうか。

今月号のBasserは、そんなアングラーの「食わず嫌い」や「使いこなしの壁」を打ち破る、極めて実践的なバイブルとなっています。

Basser(バサー)2026年5月号
つり人社
Basser(バサー)2026年5月号
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Riku
Riku
釣りブロガー

釣り歴33年の釣りオタクでBassblogの運営者。バス釣り、ソルトルアー、トラウト等の新製品情報からインプレ・ノウハウまで「釣りが、もっと楽しくなる!」記事を発信。最新情報はFacebook・Xで配信中!

なぜ「エラストマー」なのか?

Basser(バサー)2026年5月号

誌面は、エラストマーという素材の基礎知識から幕を開けます。

Basser(バサー)2026年5月号の特集「エラストマー」

素材自体の特性から、種類ごとの使い分け、そして多くのアングラーを悩ませる「保存方法」まで、釣り人の視点で体系化されています。

「なぜこのルアーはこの動きをするのか」という物理的な理由を素材レベルで理解できれば、アクションのイメージはより鮮明になり、現場での出しどころのヒントになってきます。

まさに「エラストマーの教科書」と呼ぶにふさわしい内容です。

プロの思考から、「釣れるキモ」を紐解く

エラストマー製のワームは、特殊な形状のものが多く、使い方にクセがあるものが多いため、これまでの経験や直感で使うには、やや取っつきにくい面があります。

ただ、現代はどんなルアーでも、YouTubeなどで公開されているプロモーション動画を見れば、それぞれの使い方がそれなりに理解できる時代。

様々なルアーを教科書通りに使うこと自体のハードルは下がりました。

しかし、これらの動画は基本的にそのワームを”売るため”に作られているため、釣れているシーンばかりがピックアップされており、その裏側にある、

  • なぜそのタイミングなのか
  • なぜそのセッティングが必要なのか

といった、深い思考のプロセスまでは踏み込んでいないことが多々あります。

そのため、使ってみたものの、イマイチしっくり来ていないものもあると思います。

エラストマー製のワームはまだ比較的新しいジャンルでもあり、そんなモヤモヤが大きく出やすいカテゴリーのルアーだと思います。

恐らくBasserは、釣り人の持つこのモヤモヤに気づき、この状況を打開するヒントを集めてくれたのだと思います。

Basserの記事では、熟練の記者がプロのテクニックの「核」を読者にわかりやすいように言語化してくれています。

動画を真似しても釣れなかった理由が、誌面を読んでいくうちに、パズルのピースが埋まるように理解できるはずです。

実釣につながる注目記事

ここからは、参考になった記事を具体的に紹介していきます。

佐々木勝也 × クアッドフォーゼ:エラストマー×ラバーの可能性

佐々木勝也さんによるクアッドフォーゼの解説記事
佐々木勝也さんによるクアッドフォーゼの解説記事

開発者である佐々木勝也さんによる解説記事では、クアッドフォーゼのポテンシャルが余すことなく公開されています。

クアッドフォーゼは、私自身も昨年からかなり美味しい思いをしている、お気に入りのアイテムです。

この記事では、クアッドフォーゼの4つの基本的な使い方を押さえつつ、このルアーの特性を生かしたアプローチ方法などが詳しく解説されています。

ストラクチャーに対して、状況に応じてどのようにルアーをトレースして行けば良いのか、非常にイメージをつかみやすくなりました。

これからエビの湧くシーズンは相当釣れるはずなので、今シーズンも楽しみなルアーの一つです。

青木唯 × ギーラカンス:アップデートされた最強のフリーリグ

青木唯プロによるキーラカンスの解説記事
青木唯プロによるキーラカンスの解説記事

昨今のムーブメントの象徴とも言えるギーラカンスについては、プロデューサーである青木唯プロが自ら解説。

私自身も、昨年から非常に良い思いをしていて、やはりお魚セッティングのフリーリグは破壊力現状で唯一無二だと感じます。

アメリカでもトーナメントで使われ始めており、このワームも世界的な人気となるかもしれません。

既に多くの釣果報告が上がっている「お魚セッティング」のフリーリグですが、使う人が多くなれば必然的にパワーダウンしてくるのは時間の問題でしょう。

そこで、本誌ではさらに一歩踏み込んだ「ペグ止めフリーリグ」という最新のアップデートが紹介されています。

既存のメソッドに満足することなく、さらなる破壊力を求めるアングラーにとって、見逃せないトピックです。

森田健太郎 × コイケ:図解が明かすメカニズムの正体

森田健太郎さんによるコイケの解説記事
森田健太郎さんによるコイケの解説記事

現在アメリカでも大ブームとなっている「コイケ」については、モリケンリグの提唱者・森田健太郎さんが登場します。

写真だけでは判別しにくい細かな挙動やリグの構造が、精密な図解によって可視化されているため、視覚的にメカニズムを再確認できます。

これまで「なんとなく」使っていたコイケが、一気に「意図して操れる」武器へと変わるはずです。

コイケの使い方を再確認したい方はもちろん、こらからしっかり使い込んでみたいと思っている方にも非常に参考になる内容です。

***

藤田夏輝プロによるキングジミーヘンジの記事
藤田夏輝プロによるキングジミーヘンジの記事

その他にも、ハリネズミやクジャラ、キングジミーヘンジ、クリオネックス、スクーパーフロッグメガなどなど、話題のものはほぼ網羅されています。

Basser 2026年月号 のレビュー

Basser 2026年5月号 レビュー
Basser(バサー)2026年5月号
Basser 2026年5月号
つり人社
Basser 2026年月5号は、エラストマー特集号。素材の基礎知識から、エラストマーワームが釣れる理由、実釣での使いどころやテクニック、チューニング法まで、多角的に掘り下げた一冊。
総合評価4.0 / 5.0
今月号のBasserは、エラストマーの素材の特性や保存方法の基礎から、話題のワームの使い方から出しどころまでを網羅した、まさに「エラストマーの教科書」となる1冊です。詳細な図解に加え、「なぜ釣れるのか?」という核心に迫る内容で、プロの深い思考プロセスも学ぶことができる、強力な武器が手に入る特集です。
メリット
  • エラストマーの素材について詳しく知ることができる。
  • 様々な話題のエラストマー製のワームの使い方を詳しく学ぶことができる。
デメリット
  • エラストマーに興味のない方には向かない

Basser 2026年月5号 概要

Basser(バサー)2026年5月号の目次
Basser(バサー)2026年5月号の目次
雑誌名Basser 2026年5月号
出版社つり人社
発売日2026年月26日
定価1,320円(税込)
Basser 2026年5月号の目次
  • 18 モノの舞台裏
  • 20 大森貴洋 ついにBPT制覇!
  • 26 一木花漣、春の相模湖を釣る
  • 34 エラストマーの基本を知ろう
  • 38 クアッドフォーゼ 無数の使い方 | 佐々木勝也
  • 44 モリケンリグは「支点が3カ所」がキモ | 森田健太郎
  • 48 クリオネックス 低水温期の吊るスト | 渡邊和哉
  • 52 房総蛙5兄弟 | 羽生和人
  • 54 モジャ系エラストマーハリネズミの全貌 | 大津清彰
  • 58 デカすぎるカエル、スクーパーフロッグメガのジグスト | 川村光大郎
  • 62 ウキタヌキのテールは変速ギア | 江尻悠真
  • 64 ジョイントをコントロールするROMダンパー | 平岩孝典
  • 66 クジャラを止めるな! | 藤川温大
  • 68 光を増幅するエラストマー オリカネムシⅡ | 折金一樹
  • 72 福島健のラストエース・エラストマーチューニング
  • 76 ギーラカンスでつくる食わせのゴールデンタイム | 青木唯
  • 78 キングジミーヘンジはミドストが僕の最適解 | 藤田夏輝
  • 84 羽生式表層術
  • 88 NEXT PORTRAITS 次世代アングラーの現在地。
  • 92 金森隆志の“ダンジョン”
  • 98 加木屋守の“スタメン!”
  • 104 イヨシ、おごります!
  • 106 ファイト、ファイト、コジコジ!
  • 108 新訳 バスフィッシング教書
  • 110 房総HOTSPOT
  • 114 青野ダム×オカッパリ 3~4月本番のミノー高速巻きパターン
  • 116 ルアー千一夜の終活
  • 120 JB/NBC
  • 122 B.A.S.S.ELITE SERIES
  • 132 編集部ガチンコバトル
  • 138 All About Basser Allstar Classic オールスターの話をしよう
  • 140 The Japan Original
  • 142 NPO ミズベ新聞
  • 144 バサー図書室
  • 144 日釣振ニュース
  • 146 編集後記

まとめ:エラストマーを「苦手」から「武器」へ

Basser(バサー)2026年5月号

今月号の『Basser』は、単なる新製品の紹介に留まらない、素材の本質とプロの知略が凝縮された一冊でした。

エラストマーという特殊なマテリアルに対して抱いていた「難解さ」や「迷い」は、この一冊を読み終える頃には、大きな期待感へと変わっていることでしょう。

出しどころを見極め、自信を持ってエラストマーをキャストできるようになれば、今年の釣果は確実に変わります。

旬のルアーパワーを本当の意味で使いこなし、一歩先のステージを目指したいアングラーにとって、間違いなく「投資」に見合う価値のある特集です。

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