メガバス(Megabass)の「マグスロウル(MAGSLOWL)」は、スローでもしっかり泳ぐスイムベイト。
マグスロウルは、メガバスの定番品の仲間入りを果たしているマグドラフト(MAGDRAFT)と対極に位置し、アクションは至ってシンプル。マグドラフトが「動」のスイムベイトであるのに対して、マグスロウルはその名の通り「静」のスイムベイトだ。
目次
メガバス「マグスロウル」の使い方と特徴
マグスロウルは、スローリトリーブでのナチュラルアクションが特徴のスイムベイトだ。「マグスロウル」の大きな特徴をまとめると、下記の8つ。
- 頭を振らないウォブリングアクション
- フェザーフックを標準装備
- マグホールド(MAGHOLD)搭載
それでは、「マグスロウル」の各特徴について詳しく見ていこう。
頭を振らないウォブリングアクション
マグスロウルは頭を振らず、細く(薄く)設計されたテールだけを左右に振って泳ぎ、極めてナチュラルに魚にアプローチすることができる。スローリトリーブでもしっかりと振るテールアクションは、マグドラフトと使い分けることで、アングラーの戦略に大きな幅を持つことが出来るようになった。
マグスロウルのテールには特徴がある。水を受けたテールは必ずローリングしようとするが、マグスロウルの場合は、そのローリングを徹底的に排除し、左右へのウォブリングだけのアクションに設計されているのだ。これが、マグドラフトでは出来なかった動きを実現している。
フェザーフックを標準装備でバスを魅了
また、マグスロウルにはフェザーフックが標準装備されており、魚へのフックの違和感を弱めて艶めかしい動きでバスを魅了することができる。
マグホールド(MAGHOLD)搭載
マグスロウルは、ボディ内に強力なネオジム磁石を内蔵してフックをホールドし、適切なポジションからズレを防止する機構「マグホールド」を搭載。フックにかかる水流抵抗を軽減し、マグネット自重自体もボディを安定させるウェイトとして働くので、スムーズでナチュラルなアクションを生み出す。
マグスロウルとマグドラフトの使い分け
マグスロウルの解説動画
メガバスから、野村俊介プロによるマグスロウルの使い方や特徴を解説する動画が公開されている。同じスイムベイトであるマグドラフトとの使い分け方なども詳しく解説されているので要チェックだ。ざっくりと2つの違いを上げてみると、以下の3点の特徴がある。
- マグスロウルの方がボディが薄い
- マグスロウルの方が全体の長さも1インチ長く、特にテール部分が長い
- マグスロウルの方が重量が軽い
この違いにより、ハイスピードで巻いて誘うマグドラフトに比べて、マグスロウルはスロースピードでもしっかりテールが動いてくれるのだ。
次に、マグスロウルとマグドラフトの特徴とスペックを対比して見てみよう。
マグドラフトの特徴とスペック
マグドラフトの特徴
- テンポ良く釣りを展開できる
- ミディアム〜ファストリトリーブで反応する魚に有効
- 流れのあるシュチエーションでもしっかりと泳ぐ
- 頭を振るローリングアクション
マグドラフトのスペック
タイプ | 全長 | 重量 | カラー | 定価 |
---|---|---|---|---|
スローシンキング | 10インチ | 175g | 全6色 | 3,218円(税込) |
8インチ | 88g | 全6色 | 2,678円(税込) | |
6インチ | 1.1/4oz | 全12色 | 1,404円(税込) | |
5インチ | 3/4oz | 全10色 | 1,350円(税込) |
マグドラフトのカラーバリエーション
- ピンクシャイナー
- ホワイトバックシャッド
- チャートバック
- ビワコシャッド
- レインボー
- シルバーシャッド
- アルビノオレンジ
- カープ
- ウグイ
- アルビノパールシャッド
- MSS
- ワカサギ
- アユ
- ゴーストワカサギ
- ゴールドアユ
- キンクロ
マグスロウルの特徴とスペック
マグスロウルの特徴
- スローリトリーブでしっかり動く
- スローリトリーブで反応する魚に有効
- 頭を振らないウォブリングアクション
マグスロウルのスペック
タイプ | 全長 | 重量 | 定価 |
---|---|---|---|
スローシンキング | 5インチ | 7/8oz. | 1,250円 |
7インチ | 1.1/4oz. | 1,350円 | |
9インチ | 3.1/4oz. | 1,600円 |
マグスロウルのカラーバリエーション
マグスロウルのカラーバリエーションは、全11色だ。
- ドクリアー
- ピンクバックシャッド
- クラウン
- ブルーシャッド
- ダークシャッド
- ヌードレインボー
- パールシャッド
- オチアユ
- 紀州アユ
- ケタバス
- オイカワ
まとめ
以上が、「マグスロウル」情報のまとめだ。
実は、マグスロウルはマグドラフトと開発当初から同時進行で開発が進められてきたとのこと。マグスロウルの方が開発期間が長く、温められてきたルアーだからこその期待が高まる。
マグドラフトはバスの活性が高い時にロングキャスト後の早巻きが有効だった。それに対し、マグスロウルはカバー周辺にショートキャストし、スローに攻めるときに有効になる。2つのルアーは同じタックルで扱うことができるので、アクションとアプローチの異なるマグドラフトと使い分けて、さらなる釣果を期待したいところだ。