冬の河口湖に「ニジマス釣り」に行ってきたので、実釣体験を交えながら、河口湖のニジマス攻略についてご紹介しようと思います。
河口湖といえばバス釣りのイメージが強いですが、ニジマス釣りもかなり面白いです。
季節や状況によっては、ニジマスの活性が高くて初心者でも釣りやすくなります。
この記事でご紹介するように、うまくハマれば入れ食い状態を体験できるのでオススメです。
さらに、河口湖ではブラックバスも多く生息するため、ニジマス狙いでもバスが一緒に釣れることも多いです。
また、普段バス釣りをしている人でも、合間にニジマスを狙ってみても十分に楽しめます。
今回の釣行は12月初旬という冬場でしたが、ニジマスは季節を問わず年中釣れる魚です。
涼しい季節のほうが釣れやすいことはありますが、夏場でもチャンスは十分にあるので参考にして頂けたら幸いです。
- 河口湖のニジマス釣り攻略法
- 河口湖でニジマスを釣るまでのプロセスと考え方
- 河口湖のニジマスが釣れるルアー
- 河口湖のブラックバスをスプーンルアーで攻略する方法
タップできる目次
昼過ぎの河口湖に到着。釣り開始!
12月の快晴の下、河口湖に到着したのは13時過ぎです。
昼食を済ませて体が温まったところでニジマス釣りを開始しました。
今回はオカッパリでの河口湖釣行です。
冬場は水温が上がる時間帯をメインにして釣りをしたかったので、13時過ぎ〜15時半頃までの一番温かい時間帯に短期集中で釣りをしました。
もし季節が夏場などの暑い時期なら、気温の下がる早朝や夕方を狙ったほうが良いでしょう。
今回の釣りであらかじめ考えていたポイントは、ディープエリア(深場)とシャロー(浅瀬)が隣接しているブレイク(かけ上がり)のあるエリア。
冬場の魚は、水温の安定したディープエリアを中心に活動をしているので、ディープエリアからすぐに上がって来ることができるエリアを狙う戦略です。
さらに、このエリアにストラクチャーが絡むことで、ディープエリアから上がってきたニジマスやバスがベイトフィッシュを追い込みやすくなります。
そこで、このエリアのストラクチャーを中心に打っていくプランを立てました。
ニジマス釣行のメインルアーはスプーン
今回の河口湖釣行では、メインルアーに「スプーンルアー」をチョイス。
ニジマス釣りではメジャーなルアーで、特に冬場は活躍してくれるアイテムです。
スプーンルアーはメタル素材特有のフラッシング効果があるので、冬場のブラックバスにもよく効くルアー。
一石二鳥を狙い、ブラックバスも釣れることを期待しての選択です。
スプーンのウェイトは2〜4gの物を使用。
やや重めの選択にしたのは、オカッパリなので飛距離を出したかったからです。
カラーはゴールドをベースに、赤色や青色、緑色などを、魚の様子を見ながらローテーションしていきました。
▼おすすめのスプーンルアーや使い方のコツについては、下の記事で特集しているので、ぜひチェックしてみてください。
冬の河口湖。水温の安定したポイントでファーストバイト!
釣行の日は、朝から天気が良く、気温も例年の12月の河口湖としては高めでした。
最初の段階では、日がよく当たり、水温の上がりやすいシャローをメインに釣りをしていました。
しかし、魚の反応はなし。
ベイトフィッシュはシャローに入ってきていましたが、どうもニジマスやブラックバスが入ってきている様子はありません。
今回の釣行では、前日までに河口湖で気温の冷え込みがありました。
そのため、よく日の当たるシャローの水温は、昨日から急激に上昇していることが予想されました。
もしかすると、この急な水温変化を嫌がり、魚は水温の安定したエリアにいるのでは思い、エリアを移動することに。
次に来たのは、日光や風の影響を受けにくい、水温の安定しているエリア。
ここでも、近くにブレイクがあり、魚にとってディープとシャローを行き来しやすいエリアを選択しました。
人間にとっては若干寒さを感じるエリアではありましたが、昨日からの水温の変化が少ないため、ニジマスやブラックバスにとっては動きやすい環境だろうとの予想です。
予想は的中し、移動してすぐに、この日最初のバイトが。
しかし、1発目のニジマスは、惜しくも足元でジャンプされてバレてしまいました。
それでも、この1匹で魚の感覚をつかむことができて、かなりテンションが上ります。
スプーンのタダ巻きでニジマスが入れ食い状態に!
その後、ラン&ガンを繰り返すうちに、ストラクチャーの絡むシャローにニジマスのハニースポットを発見。
立て続けにバイトが出るようになりました。
しかし、アタリはあれど、なかなか魚が乗らない状態が続きます。
何かがズレている証拠です。
このときはボトム付近を巻いていましたが、どうも食いつきが悪い様子。
もしかすると、ニジマスはボトムではなく表層を意識しているのではないか?
そう思い、ルアーをボトムまで沈めるのをやめ、着水後、すぐにタダ巻きをすることにしました。
すると、これが的中し、表層付近を巻くことで、怒涛のニジマスラッシュが始まりました。
まさに、投げれば釣れる、入れ食い状態です。
ニジマスの活性がとても高く、スプーンを次々に引ったくっていきます。
ニジマスは口が切れやすいので、ドラグを緩めにして巻き合わせをして対応してやります。
ニジマスがルアーを引ったくった瞬間に強く合わせてしまうと、ニジマスの口が切れてバレてしまうので注意が必要です。
あっという間ではありましたが、15匹まで釣ったところでこの釣りを一旦終了。
河口湖のルールが、一日に釣ってOKなニジマスの数の上限が15匹までだからです。
予定よりも時間が残っていたので、ポイントを移動することに。
せっかくなので、同じくスプーンルアーで、ブラックバスも狙ってみようと思いました。
まるまる太ったブラックバスもヒット!
ディープエリアとシャローの間にあるブレイクを、少し大きめの4gのスプーンで探ってみる。
ブレイクのボトムにコツコツ当てつつ、小刻みなリフト&フォールで丁寧に探っていると、モソッとした小さなバイト。
丁寧にフッキングをすると、重さも引きも、先ほどのニジマスとは明らかに違います。
弱めに設定していたドラグが鳴り響き、慌てて調整。。
慎重なファイトの末、上がってきたのは、まるまる太ったグッドコンディションのブラックバス。
ハイシーズンに放流されたブラックバスの残りでした。
最後は、冬のブラックバスを釣って締めくくりとなりました。
河口湖のニジマス釣りは熱い!
以上が、今回の河口湖のニジマス釣行記です。
今回の釣行で思ったのは、河口湖はとにかくニジマスもブラックバスも魚影が濃いということです。
河口湖漁業協同組合が魚を定期的に放流してくれているおかげでしょう。
アングラーにとってはありがたい限りです。
釣りをする際は、コンビニなどで遊漁券(大人:1,080円)の購入をお忘れなく。
河口湖のメインターゲットであるブラックバスは、紅葉が終わる晩秋〜冬季にかけてオフシーズンとなります。
この季節の河口湖は、富士山も美しく、釣り人も少ないので釣りをのんびり楽しめておすすめです。
特に、魚影が濃い河口湖では、魚が群れでスクールしていることも多いので、活性の高い魚に出会えれば、貸切状態で入れ食いを楽しめます。
また、どのポイントもプレッシャーが低く、好きなポイントに入りやすいので、とても釣りやすかったです。
今回の河口湖での釣りは、すべてのニジマスをスプーンルアーで釣っています。
今回は、表層をただ巻きしただけで入れ食い状態を体験できたので、難しい技術も必要ありませんでした。
初めて釣りをする初心者の方でも、簡単にできる釣りです。
▼おすすめのスプーンルアーやその使い方については、こちらの記事をご参考に。
普段はブラックバスをメインに釣りをしている方でも、同じフィールドでニジマスを狙ってみるとかなり楽しめるのではと思います。
また、河口湖はレジャースポットとしても人気があるので、初心者の方はレジャーと一緒に、ニジマス釣りも楽しんでみてはいかがでしょうか。