アイマの「アイボーン78F shallow」が2016年4月に発売となる。「アイボーン78F shallow」は、2015年秋に発売した、大人気のルアー「アイボーン 98F shallow」の小型モデルだ。
既出の「アイボーン 98F shallow」は、抜群の飛距離で誰でも遠投することができ、流れの中でもしっかりとアクションしてシャローが攻略できるルアー。「釣れるルアー」として、発売後、多くの店舗では品薄となるほど絶大な人気を博している。
目次
「アイボーン78F shallow」の使い方と特徴。ファストアクションに対応!

辺見哲也プロが開発する「アイボーン」シリーズは、独特な形状のサイドキールにより、安定した飛行姿勢で脅威の飛距離を実現。また、水をしっかりと噛む小型リップ構造のおかげで潜りすぎず、抜群のシャロー性能でアイマのフラッグシップモデルとしての地位を確立している。
「アイボーン98F shallow」のダウンサイズモデルである「アイボーン78F shallow」は、98mmの大型モデルでは攻略できなかった弱点を補う能力を持った、小ぶりながらも頼もしいルアー。その特徴を詳しく見ていこう。
「アイボーン98F shallow」の下のレンジを探れるミノー

既出の「アイボーン 98F shallow」は、シャロー攻略性能を突き詰め、遠投性能に特化する設計故に、早巻きやジャークのアクション時に水面から飛び出してしまうことがあった。いわゆる「ファストアクション」が犠牲となっていたのだ。
今回新登場の「アイボーン78F shallow」は、リップ形状とウエイトバランスの見直しを計り、98Fに較べてやや深いレンジを泳ぐように設定されており、98Fの性能を補えるように設計されている。
その結果、98Fでは攻略できなかった「早巻き・ジャーク・トゥイッチ」などの、速い動きのアクションでも水面から飛び出すことなく泳ぎきることができるようになった。
もちろんファストアクションだけでなく、低速でのアクションは抜群の安定性は98Fを継承しており、さらにサスペンドに近いフローティング設計のおかげで、ルアーを止めたときにピタリとステイしてくれるため、より多くのバイトのチャンスを稼げるようになっている。
春から夏にかけての「マイクロベイトパターン」で大活躍!

春先から夏にかけては、稚鮎やハクなどの小型のベイトフィッシュがシャローに押し寄せてくる。特にこの時期のシーバスは、補食するベイトが小さくなるため、ルアーサイズに極めてセレクティブになるのが特徴だ。
「アイボーン78F shallow」は、こんな春から夏にかけての「マイクロベイトパターン」で大活躍するルアー。安定した飛行姿勢で小型のミノーの欠点だった遠投性能を補い、小型ながらも抜群の飛距離で大場所の攻略を可能としてくれる。
またこの季節は、日中に大きく潮が動くためデイゲームの最盛期。魚の視界が良く効くデイゲームでは、ルアーを見切られることが多いため、速い動きのアクションでリアクションバイトを誘うことが求められるシーズン。
そこで、ファストリトリーブやジャークやトゥイッチなどをストレルなく使える「アイボーン78F shallow」が効いてくるのだ。つまり、デイゲームでも使える汎用性も「アイボーン78F shallow」の大きなアドバンテージになっている。
「アイボーン78F shallow」の実釣動画
アイマより、「アイボーン78F shallow」の実釣動画が公開されている。早巻きでも崩れずしっかりと泳ぎ切る水中アクションと、水中でのステイシーンは必見だ。
「アイボーン78F shallow」のスペック
名称 | 全長 | 重量 | タイプ | レンジ | 価格 |
---|---|---|---|---|---|
アイボーン78F shallow |
78mm | 8.5g | フローティング | 10-40cm | 1,800円 |
- アクションはワイドウォブンロール
- フックはカルティバのスティンガートリプルフック「ST-46 #6」
- リングはアイマオリジナル#3
「アイボーン78F shallow」のカラーバリエーション
「アイボーン78F shallow」のカラーバリエーションは全12色。
- #IB78FS-001 レッドヘッド
- #IB78FS-002 レッドヘッドパールOB
- #IB78FS-003 チャートバックパール
- #IB78FS-004 チャートヘッドクリアー
- #IB78FS-005 コットンキャンディー
- #IB78FS-006 マコイワシ
- #IB78FS-007 ボラ
- #IB78FS-008 ハク
- #IB78FS-009 グリーンバックシャイナー
- #IB78FS-010 バンズマスター
- #IB78FS-011 ゴールデンキャンディー
- #IB78FS-012 クリーミーチャート
個人的には、アピール力が高く、フラッシング効果も併せ持つ「ゴールデンキャンディー」が欲しいトコロ。
「アイボーン78F shallow」のまとめ
「アイボーン78F shallow」は、やや小ぶりのシルエットでありつつも、抜群の飛距離とシャロー性能が魅力のミノー。一見すると「アイボーン78F shallow」は、外見は98Fと変わらず、ただのダウンサイジングだと思うかもしれない。
しかし、上述した特徴を読んでいただけると、スモールシャローフローティングという新たな基軸を構築する、98Fとは似て非なるミノーだということがお分かりいただけるだろう。実は、開発自体は98Fと平行して進めていたとのことで、開発期間が長く温められてきた分、釣果も期待できる楽しみなルアーだ。
マイクロベイトパターンといえば、先日特集した、同じくアイマから登場のシンキングペンシル「ピース60S」も有効なルアー。「アイボーン78F shallow」と合わせて使いたいルアーだ。
アイマから新兵器が続々と投入され、この春からのシーバスゲームがより一層楽しいものになりそうだ。