ボトムアップ(BOTTOMUP)のブレーバー5.7インチ(BREAVOR 5.7″)は、川村光大郎さんの新メーカー第一弾ルアーとなるネコリグ向けワーム。
ブレーバーは、川村光大郎さんが最も得意とするネコリグでの使用をメインに開発されたワームです。
ネコリグ用に設計された従来のストレートワームと大きく異なるのは、シャッドテールが付いているトコロ。
このシャッドテールがフォール中にもプルプルとアピールすることで、これまでアピール力の弱かったフォール中のバイトも誘える設計となっています。
その他にも、川村光大郎さんならではのこだわりが随所に込められているブレーバー。
ブレーバー(BREAVOR)という名前の意味は、ブレイク・ビヘイビアー(Breakbehavior)からきており、バスの本能を壊して思わず口を使ってしまうようなワームというのがコンセプトとなっています。
今回は、釣るためのこだわりがぎっしり詰まったボトムアップのブレーバー5.7インチ(BREAVOR 5.7″)について詳しくご紹介します。
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ブレーバー5.7インチの使い方と特徴
ストレートワームとシャッドテールが融合!
ブレーバー5.7インチは、ネコリグでの使用に特化して開発されており、ストレートワームにシャッドテールが付いた形状が特徴です。
画像のシャッドテールの付け根をご覧いただくとわかると思いますが、ブレーバーのシャッドテールはクビレからきれいに千切ることができ、通常のストレートワームとしても使うことも可能。
ひとつで2役こなすことができ、多彩なアクションでバスをバイトに持ち込めるワームです。
基本のボトムシェイクアクションにもこだわりが!
ブレーバー5.7インチのボディ形状をよく見ると、ワームのハチマキの前後でリブの間隔と深さが異なっているのがわかります。
実は、ブレーバーはヘッド側をデコボコしたボトムでも適度に弾けるように太さと張りを持たせ、テール側は柔らかなアクションを重視して柔らく設計しています。
詳しく言うと、テール側は若干細身のリングであるマイクロピッチリングという形状で、ヘッド側はリングではなく張りのある細かい逆向きのリブ形状となっています。
- ヘッド側:デコボコしたボトムでも適度に弾ける太さと張り(細かい逆向きのリブ)
- テール側:柔らかくアクション重視(マイクロピッチリング)
ブレーバーはヘッド部に張りを持たせることで、デコボコのボトムにネコリグのヘッドが引っ掛かっても、ヘッド側が曲がりっぱなしにならず、適度に弾いてくれるようになります。
これによってブレーバーは、シェイク時にボトムをコツコツ小突き回してくれ、生命感あふれるボトムシェイクを可能としているのです。
この動きこそ、他のワームには真似出来ないブレーバー独自のシェイクアクション。
さらに、ブレーバーをシェイクすると、ボディーとは異なるリズムでシャッドテールがチロチロとレスポンス良く機敏にアクション。
この複合的な動きから出る艶めかしい波動により、バスもたまらずバイトしてしまうのです。
ネコリグでのフォールバイトを増やす、魅惑のフォールアクション
ストレートワームを使ったネコリグの場合、フォール時のアピール力がないため、フォール中にバスが食うことはほとんどありません。
しかし、ブレーバー5.7インチはシャッドテールがあるおかげで、ネコリグのフォールで喰わせるという新しい食わせのテクニックを可能としています。
ブレーバーのシャッドテールは、軽いシンカーでもレスポンスよく動く設計。
バスがスレにくいように、あえてアピールしすぎず控えめにしたシャッドテールの細かい動きは、ボディーまで伝わって全身をバイブレーションさせます。
このシャッドテールが生み出す微振動により、ブレーバー5.7インチはこれまでのストレートワームには不可能だった、ネコリグのフォールによるバスのバイトチャンスを生み出すことを可能に。
その控えめなアクションは、過剰なアクションを嫌がる、タフなフィールドの低活性バスでもバイトに持ち込むことができるのです。
テールをちぎれば、ストレートワームとしても使える
ブレーバー5.7インチは、冒頭でも少しお話したように、シャッドテールをクビレからきれいに千切ることができる仕様になっています。
これは、シャッドテールを千切ってストレートワームとして使用することも想定して作られているからです。
川村光大郎さんが言うには、ブレーバーをノーシンカーワッキーやジグヘッドワッキーで使用するときには、シャッドテールを千切って使う方がアクションが良くなるとのことです。
ノーシンカーワッキーやジグヘッドワッキーの時は、シャッドテールをちぎる
また、サイトフィッシングで見えバスの反応を確かめるときも、シャッドテール付きで反応がなければ、テールを千切ってテールなしを瞬時に投入することができます。
このように、ワームのアクションを一瞬で変えることができるのもブレーバーの強みです。
特に、ワームを使える僅かな時間でバイトチャンスを逃すことも多いサイトフィッシングでは、大きな武器となるでしょう。
針持ちの良い素材なので、ワームも長持ち
ブレーバー5.7インチは釣れるアクションだけでなく、使い勝手のよさにもこだわって設計されています。
ワームにシンカーをねじ込んで使うネコリグの場合、ワームの重さで針持ちが悪くなりやすく、バスのとのファイト中にワームが飛んでいってしまうことも非常に多いです。
そこで、ブレーバーには針持ちの良いやや硬めで強度のある素材を採用。
ファイト中にワームが飛んでしまうことも減り、カバーにねじ込む釣りを続けていてもワームが傷みにくく、長持ちするようになっています。
また、適度な硬さのおかげでフッキング性能を維持しつつも、カバーに入ったときでもハリ先が勝手に飛び出しにくく、スナッグレス性を維持してくれるようになっています。
ワームを失いにくいので、高価なタングステンシンカーをロストしにくくなるのは非常にありがたいことです。
ブレーバー5.7インチの適合フックは?
ブレーバー5.7インチをスナッグレスネコで使い場合の適合フックは、フィナ(FINA)のN.S.Sフックと、これにスイベルが付いたN.S.Sフック パーフェクションの#1/0と#2/0が最適サイズ。
通常は#1/0で事足りますが、フッキングを重視したい時は#2/0が良いです。
- N.S.Sフック:#1/0、#2/0
- N.S.Sフック パーフェクション(スイベル付):#1/0、#2/0
また、ブレーバーにフックをセットするときは、目安となるポッチがハチマキ部に設けられているので、曲がらずにフックセットしやすく、ワーム本来の動きを適正に出すことができます。
このような細かな工夫も、アングラーにとっては嬉しいポイントです。
流行りのヘビーネコリグにも対応
ブレーバー5.7インチは、流行りの重めのシンカーを使ったヘビーネコリグにも対応。
ブレーバーのヘッド先端のフラット面は、広めの直径4mm設定。
直径3mmを超える3.5g〜5gの太いネイルシンカーでも無理なく収めることができます。
こうしてブレーバーは、軽いネコリグだけでなくヘビーネコリグも無理なく使うことができるのです。
オープンウォーターやライトカバーだけでなく、濃いカバーからディープエリアまで幅広く対応できるワームとなっています。
ブレーバーは、味と匂いにもこだわりが
ブレーバー5.7インチは、味と匂いにもこだわりがあります。
現在、市場に出ている多くのワームに付けられている匂いやフレーバーは、エビやイカがメインです。
この成分にはアミノ酸が含まれており、付いていない場合より付いていて方がバスの反応は、もちろん良いです。
しかしブレーバーには、ワーム自体を小魚をイメージして使う場合でも違和感がないように、さらに魚粉もプラスしてブレンド。
これまでエビやイカの匂いに違和感を持ったバスも、逃さずバイトに持ち込めるはずです。
ネコリグ以外でも、もちろん釣れる
ブレーバー5.7インチはネコリグに特化した設計ではありますが、もちろんネコリグ以外の使い方でもバスが釣れます。
特に、テスト段階ではダウンショットリグでの釣果も多くあがっていたというので、ダウンショットも効果的な使い方でしょう。
ちなみに、ダウンショットでは、テールを千切らずに使うほうが良いとのことです。
また、前述したように、クビレのところからシャッドテールをカットすれば、ノーシンカーワッキーやジグヘッドワッキーとして魅力的なアクションを出すこともできます。
その他にも、通常のノーシンカーやテキサスリグなんかでもかなり釣れそうです。
ブレーバー5.7インチ(BREAVOR 5.7)のスペック
名称 | サイズ | 入数 | 価格 |
---|---|---|---|
BREAVOR 5.7″ | 5.7インチ | 8本 | 750円 |
カラーバリエーション
ブレーバー5.7インチのカラーバリエーションは、全12色。
- M001 スモーキンベイツ
- M002 クリアピンク
- M003 スカッパノン
- M004 ダークシナモンブルー&ペッパー
- M005 グリパンペッパー
- M006 ギャラクシーブラック
- M007 ライムチャート
- T201 ナチュラルシャッド
- T202 DOZEU
- T203 K.O.シュリンプ
- T204 ウィードシュリンプ
- T205 グリパンチャート
全部使いたくなってしまうくらいに、どのカラーにも川村光大郎さんのこだわりを感じます。
ブレーバー5.7インチ(BREAVOR 5.7)の発売日
ボトムアップブレーバー 5.7インチの発売日は2017年3月発売。
すでに発売開始!
ブレーバー5.7インチは、通販店舗で販売されています。
かなりの人気ワームなので、在庫が気になる方はお早めに。
まとめ
ボトムアップ(BOTTOMUP)のブレーバー5.7インチ(BREAVOR 5.7″)は、川村光大郎さんの新メーカーボトムアップの第一弾ルアーとなるネコリグに特化したワーム。
ストレートワームにシャッドテールが付いた形状が特徴で、これまでアピール力の弱かったネコリグでのフォール中のバイトを狙える設計です。
また、デコボコのボトムでも破綻しない生命感溢れるシェイキングアクションや、針持ちの良い設計、瞬時にアクションを変更できるカット可能なテールなど、釣るための工夫がこれでもかというばかりに詰め込まれたアイテムです。