本記事では、シマノ新製品「26スコーピオンDCMD」について、発売日・価格・スペック、そして特徴を詳しくまとめています。
シマノのフリースタイルリールの中核を担うスコーピオンシリーズ。
そのラインナップに、ついにDCブレーキを搭載したモンスタードライブモデル、「26スコーピオンDC MD」が加わります。
結局、23アンタレスDC MDの廉価版じゃないのか?と思われるところもありますが、このフラッグシップ機よりも新しい技術を投入した実戦特化型リールとなっています。
38mm径の「マグナムライトスプールⅣ(逆テーパー形状)」や、「NEW I-DC5」の採用により、キャスト後半の伸びや静粛性は、上位機種に匹敵する性能となっています。
また、ボディはHAGANE(アルミ)製で剛性が高く、225gという軽さは38mm径リールとしては破格の操作性をもたらしています。
ラフに扱える価格帯でありながら、性能はハイエンドに肉薄するため、メイン機として酷使するのに最適です。
本記事では、「26スコーピオンDC MD」が具体的にどんなリールなのか、上位機種とどう使い分けるべきか、について解説します。
- 進化したDCブレーキの全貌
新型「I-DC5」と「MGLスプールIV」のトラブルレスな遠投性能 - アンタレスDC MDとの決定的な差
スペック比較で見えた「コスパ最強」の理由と選定基準 - 対モンスター仕様の剛性感は?
HAGANEボディ&最大巻上長101cmによる、ビッグベイトやパワーゲームでの圧倒的な安心感 - 実釣で感じる「フリースタイル」の真価
20lb-100mのラインキャパによる、バス・シーバス・ロックフィッシュへの適性と使用感 - 「買い」なのはこんな人
メリット・デメリットを整理し、このリールが最適な人はどんな人?
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26スコーピオンDC MDの特徴
「スコーピオンDC MD」は、シマノのフリースタイル思想を象徴するブランド「スコーピオン」に、対モンスター仕様の「MD(Monster Drive)」コンセプトと、電子制御ブレーキ「DC(Digital Control)」を融合させたベイトリールです。
これまでスコーピオンシリーズには、遠投性能に優れた「スコーピオンDC」と、力強い巻き上げを誇る「スコーピオンMD(SVSブレーキ)」が存在しましたが、「スコーピオンDC MD」はその両者の長所を統合したリールと言えます。
径38mmの大口径スプールによる圧倒的なラインキャパシティと、DCブレーキによる向かい風や空気抵抗への対応力は、ビッグベイトを駆使するバスフィッシングから、シーバス、ロックフィッシュなどのソルトゲーム、さらには海外の怪魚釣りまでをカバーします。
そんな「26スコーピオンDC MD」の特徴を詳しく見ていきましょう。
マグナムライトスプールⅣ (MGL Spool IV) の採用
26スコーピオンDC MDのスプールには、フラッグシップモデルの「26カルカッタコンクエストDC」などにも採用されている、最新世代の「MGLスプールⅣ(マグナムライトスプールⅣ)」が採用されています。
このMGLスプールⅣは、スプール形状を逆テーパー化することで、ラインを均整に巻き取り、高速回転時の振動(ブレ)を物理的に抑制するものです。
これにより、キャスト直後の立ち上がりが鋭くなるだけでなく、後半の伸びが安定します。
また、スプールサイズは、フラッグシップ機「アンタレスDC MD」と全く同寸の径38mm・幅21mmを採用しています。
38mmという大口径は、スプール一回転あたりの放出量が多いため、キャスト初期の過度な高回転を抑えつつ、後半もスプール痩せによる失速を防ぎます。
実戦仕様へ進化した「NEW I-DC5」
26スコーピオンDC MDのブレーキシステムには、従来のI-DC5から制御プログラムと操作系を一新した「NEW I-DC5」が搭載されています。
こちらも、フラッグシップモデルの「26カルカッタコンクエストDC」にも採用されているDCブレーキです。
従来のI-DC5は、内部ダイヤルでラインの種類(ナイロン・フロロ・PE)を選択する方式でしたが、本モデルではこれをL(Low)・M(Medium)・H(High)の3モードへと変更しています。
上記の3モードに加え、外部ダイヤルで5段階の微調整が可能です。
計15段階のセッティングにより、ラインの太さや種類に縛られることなく、「今の風向き」や「ルアーの飛行姿勢」に合わせて、アングラーの意図通りにブレーキ力を選択できます。
これは、刻々と状況が変化するフィールドにおいて、ライン設定の変更なしに即座に対応できる実戦的なアップデートと言えます。
堅牢な駆動系とHAGANEボディ
26スコーピオンDC MDは、モンスターフィッシュとのファイトを想定し、ボディとギア周りも強靭に設計されています。
マイクロモジュールギア & X-SHIP
26スコーピオンDC MDの駆動中枢には、超小型精密ギアを密に噛み合わせる「マイクロモジュールギア」を搭載。
シルキーな巻き心地を実現すると同時に、接地面積の増大によりギア強度も確保しています。
また、ピニオンギアをベアリングで2点支持する「X-SHIP」により、高負荷時でもリーリングが重くなりにくく、ゴリ巻きでのファイトを可能にします。
アルミ製HAGANEボディ
26スコーピオンDC MDのフレームには剛性の高いアルミニウム素材を用いたHAGANEボディを採用。
225gという軽量化を果たしながらも、リールフットを中心としたボディ剛性は極めて高く、フッキングやファイト時のたわみを排除します。
これにより、ギアの噛み合わせが狂うことなく、入力したパワーを無駄なく巻き上げ力へと変換します。
200番クラス最速の巻き上げ(XGモデル)
26スコーピオンDC MDのXG(エキストラハイギア)モデルはギア比8.5を設定し、ハンドル1回転あたり最大101cmの巻き上げ長を誇ります。
これはラインスラックの素早い回収や、ディープエリアからのリグ回収、またバスをカバーから引き剥がす際の瞬発力として大きな武器となります。
ラインキャパシティ
26スコーピオンDC MDのナイロン20lbを100m巻けるラインキャパ(16lb-120m, 14lb-145m)は、太糸を多用するストロングスタイルに必須の要件です。
PEラインを用いれば4号、5号といった極太ラインも十分な量をストックでき、ソルトでの青物や海外遠征にもそのまま転用可能です。
自重225gの操作性
26スコーピオンDC MDは、MD(モンスタードライブ)の名を冠しながら、自重は225gに抑えられています。
これは同スプールサイズを持つアンタレスDC MD(235g)よりも軽量であり、ロッドワークを多用するジャーキングや、一日中キャストを続ける際の疲労軽減に直結します。
【最新情報】26スコーピオンDC MDの発売日と価格
26スコーピオンDC MDの発売日と価格についてまとめました。
発売日:2026年6月
26スコーピオンDC MDの発売日は2026年6月となっています。
現状では右ハンドルのみの発売となりますが、今後は左ハンドルの追加も期待されます。
- 2026年6月発売予定:200HG RIGHT、200XG RIGHT
- 未定/未発表:201HG LEFT、201XG LEFT
6月発売予定ですが、発売直前は値上がりする傾向もあるため、早めに入荷情報をチェックしておくのがおすすめです。
26スコーピオンDC MDの価格(定価)
26スコーピオンDC MDの価格は 44,500円 となっています。
26スコーピオンDC MDの実売価格
26スコーピオンDC MDの実売価格(税込)は、約 31,000円 〜 34,000円 前後となっています。
現状の実売価格を実際に調査すると、釣具店やネット通販(Amazon、楽天等)の実売価格は、定価の30%〜35%OFF程度で販売されることが多かったです。
一部量販店では最大36%OFFのケースもありますが、人気機種の発売日前後は割引率が渋くなり、値上がりする傾向があります。
26スコーピオンDC MDの定価、
に対して、この割引率を考えると、
となり、多くの店舗では実売価格が 31,000円 〜 34,000円 程度での販売になっており、安い店舗とそうでない店舗では3,000円〜4,000円の差が出ています。
安く買いたい場合は、楽天市場などの通販の量販店が安くなりやすく、ポイントバックを含めた実質価格では 27,000円程度と、かなり安く購入可能になっています。
すでに予約開始!
多くの店舗では、26スコーピオンDC MDはすでに予約が開始されています。
価格の安いショップは、すぐに予約枠が埋まってしまうことが予想されるので、早めに確認することをおすすめします。
また、発売日前後は値上がりする傾向があるので、余裕を持って予約するのが一番お得な購入方法です。

26スコーピオンDC MDのラインナップ・スペック
26スコーピオンDC MDの当初のラインナップは、右ハンドルのハイギア(HG)とエキストラハイギア(XG)の2機種展開となります。
- 200HG RIGHT
- 200XG RIGHT
今後、201HG LEFT、201XG LEFTの左巻きの追加ラインナップも予想されます。
スペック表
下記は、26スコーピオンDC MDのスペック表です。
| 品番 | ギア 比 | 最大 ドラグ力 (Kg) | 自重 (g) | スプール 径/幅 (mm) | 糸巻量 (lb-m) | 最大 巻上長 (cm) | ハンドル 長 (mm) | ベアリング BB/ローラ― | 本体 価格 (円) | 発売日 |
| 200HG RIGHT | 7.4 | 6 | 225 | 38/21 | 14-145, 16-120, 20-100 | 88 | 45 | 7/1 | 44,500 | 2026年6月 |
| 200XG RIGHT | 8.5 | 5.5 | 225 | 38/21 | 14-145, 16-120, 20-100 | 101 | 45 | 7/1 | 44,500 | 2026年6月 |
技術特性
26スコーピオンDC MDの主な搭載要素(テクノロジー)は以下の通りです。
- HAGANE
- HAGANE ボディ
- マイクロモジュールギア
- X シップ
- マグナムライトスプール Ⅳ
- サイレントチューン
- I-DC5
- CI4+
- S3Dスプール
- S A-RB
- スーパーフリースプール
解説動画|プロのインプレッション
酒井俊信さんのインプレ|【SHIMANO2026SS新製品】スコーピオンDCMD200/オセロスペンシル85F【酒井俊信】
酒井俊信さんが「26スコーピオンDC MD」のインプレッションを解説しています。
スコーピオン待望の「DCMD」で、アンタレスDCMDと同等の38mm径・21mm幅スプールを搭載し、20lbの太糸に対応したモンスター仕様に。
注目はXGモデルで、200番台では稀有なハンドル1回転101cmの巻き上げ速度を実現し、根魚やリーフでの強引なファイトに最適と語っています。
ブレーキは「I-DC5」へ進化し、外部ダイヤルのみで瞬時に調整が可能になり、自重225gと軽量ながらコストパフォーマンスに優れ、大物と戦うためのスペックを凝縮したリールと解説しています。
「26スコーピオンDC MD」と「23アンタレスDC MD」の違い
「26スコーピオンDC MD」と「23アンタレスDC MD」は、共に「モンスタードライブ(MD)」の名を冠し、38mm径・21mm幅の大型スプールを搭載する対大物用リールです。
この両者の違いを比較しました。
| 比較項目 | 26スコーピオンDC MD | 23アンタレスDC MD |
|---|---|---|
| 本体価格 (税別) | 44,500円 | 84,100円 |
| スプール径/幅 | 38mm / 21mm | 38mm / 21mm |
| スプール世代 | MGLスプールⅣ | MGLスプールⅢ |
| ブレーキ | NEW I-DC5 (3モード×5段階 = 15通り) | 4×8 DC MD TUNE (4モード×8段階 = 32通り) |
| 自重 | 225g | 235g |
| ベアリング数 | 7 / 1 | 11 / 1 |
スプールは26スコーピオンDC MDの方が良い
- 23アンタレスDC MD:MGLスプールⅢ
- 26スコーピオン DC MD:MGLスプールⅣ
下位機種である26スコーピオンDC MDには、最新の「MGLスプールⅣ」が採用されており、キャスト後半の伸びと静粛性においては、アンタレスを上回るポテンシャルを持っています。
DCブレーキは、性能と操作性で分かれる
- 23アンタレスDC MD:4×8 DC MD TUNE
- 26スコーピオン DC MD:I-DC5(操作性が良い)
ブレーキシステムに関しては、フラッグシップである26スコーピオン DC MDの「4×8 DC MD TUNE」の優位性はゆるぎません。
「4×8 DC MD TUNE」は、FL(フロロ)、P(PE)、NM(ナイロン)、XB(モンスタードライブモード)の4モード×内部8段階調整により、使用ラインや空気抵抗に合わせて極限までブレーキを削るセッティングが可能です。
特に、XBモードによるビッグベイトの飛行姿勢制御は唯一無二でしょう。
ただし、26スコーピオン DC MDの「NEW I-DC5」は、内部3モード×外部5段階の計15段階を直感的に調整できるようになっており、ブレーキ設定の扱いやすさに関しては優れています。
状況に合わせて外部ダイヤルだけで瞬時にアジャストできる「現場での即応性」は、実戦的なシステムと言えます。
質感と剛性、重さ、価格
アンタレスはベアリング数11/1かつ高精度な組み上げにより、ヌルヌルとした極上の巻き心地を誇ります。
対してスコーピオンは7/1ベアリングで、必要十分な滑らかさと堅牢さを確保していますが、官能的なフィーリングではアンタレスには敵いません。
重さに関しては、26スコーピオンDC MDは225gで、23アンタレスDC MDの235gよりも10g軽くなっています。
また、価格は実売価格で倍近い差がありますが、スプール径とラインキャパシティが同じであるため、「実釣におけるパワーゲーム性能」だけで見れば、26スコーピオンDC MDのコストパフォーマンスは異常なほど高いと言えます。
この2つのリールを比較してみると、所有感や究極の微調整、巻きの質感を求めるならアンタレス。
最新のスプール技術による「抜けの良さ」と、タフに使い倒せる実用性を重視するならスコーピオンが良いでしょう。
まとめ
以上、シマノ新製品「26スコーピオンDC MD」について、発売日・価格・スペック・特徴などをまとめてきました。
26スコーピオンDC MDは、シマノが誇るフリースタイル・タフネス思想を具現化した、対モンスター仕様の戦略的モデルです。
23アンタレスDC MDよりも新しい技術を投入した実戦特化型リールとなっており、単なるコスパモデルという枠を超えてきました。
発売予定は2026年の6月ですので、シーズン真っ只中での発売となります。
シマノの期待の新製品「26カルカッタコンクエストDC」も注目のリールです。
こちらの紹介記事も書きましたのでぜひチェックしてみてください。
また、シマノの期待の新製品「26ゾディアス」も注目のロッド。
こちらの紹介記事もぜひチェックしてみてください。
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26スコーピオンDC MDは、すでに予約が開始されています。
発売日前後は値上がりが予想されますので、安く確実に手に入れたい方は早めの予約をおすすめします。





















