シマノ(SHIMANO)のバンタム(Bantam) マクベス50 (Macbeth50)は、2016年に登場した人気のクランクベイト「マクベス」のコンパクトモデルです。
オリジナルのマクベスが誇る抜群の障害物回避性能を受け継ぎ、コンパクトなサイズ感で先行深度1.2mと、よりシャロー攻略に特化したモデルとなります。
▼こちらがオリジナルのマクベス。
名前も、コンパクト(Compact)なマクベス(Macbeth)ということで、愛称「コマック(CoMac)」と呼ばれ親しまれているようです。
バンタムスタッフのこだわりをぎっしり詰め込んだマクベス50は、”マクベス”としての特徴を最大限に発揮するために、リップサイズがボディに不釣り合いなほど大きくなっています。
マルチカバークランクとしての機能を手にするために搭載された、この大きなリップの意図とは何なのでしょうか?
今回は、シマノのバンタム「マクベス50」の使い方や特徴を解説していきます。
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マクベス50 (Macbeth50)の使い方と特徴
なぜこんなに大きなリップを搭載しているのか?
マクベス50最大の特徴は、コンパクトなボディに一見すると不釣り合いとも思えるワイドで大きなリップです。
このワイドリップの搭載によりマクベス50は、
- オリジナルマクベスさながらのハイピッチアクションの発生
- 絶妙なバランスで障害物を回避する性能
という、マクベスならではの効果を生んでいます。
この2つの性能を手に入れるために、マクベスは大きなワイドリップを装備しているのです。
マクベス50は根掛かりしにくいので、通常のクランクベイトではキャストを恐れてしまうようなカバーでも攻略可能となります。
サイズだけじゃない。リップ形状にも深いワケがあります。
さらに、マクベス50のワイドリップは、その形状にもこだわりがあります。
マクベス50のために、金型に特殊加工を施して作られたというワイドリップ。
このリップの断面を見ると、側面だけを薄くするサイドスラッシュエッジリップ構造となっています。
この特殊構造が、水噛みの良さと強度の両立を実現し、ワイドで大きなリップの性能を更に向上させているのです。
この特殊構造がマクベス50のキレのあるアクションを生み出しています。
オーズウェイトによる低重心構造
マクベス50は、重心を一極に集中させるオーズウェイト(O’s weight)構造を採用。
このオーズウェイト構造は、フロントフックアイのマウント部に直接ウエイトを一体化するものです。
これによって、ウエイトがルアー最下部1点に集中し、ルアー自体の重心もボディのかなり低い位置に移動。
この低重心構造により、マクベス50は非常にキレの良いアクションと、障害物回避後の素早い立ち上がりを実現しているのです。
マクベスは、アイの太さまで細く設定されています。
マクベス50のリアアイは、障害物に当てても変形しにくい太軸設計。
さらにフックサイズを、
- フロントフックサイズ:#6
- リアフックサイズ:#4
というように、リアフックをワンサイズ大きな設計に。
大きなリアフックのおかげで、フッキング率の向上とバラシの軽減に寄与しています。
マクベス50 (Macbeth50)のスペック
名称 | サイズ | 重量 | 価格 |
---|---|---|---|
Macbeth50 | 50mm | 12g | 1,650円 |
- 使用フック:TBL930フック(フロント#6・リア#4)
- ワイドリップ
- 専用設計低重心ウェイト:オーズウェイト(O’s weight)
- 潜行深度1.2m
カラーバリエーション
マクベス50のカラーバリエーションは、全10色。
- 207 ブラックチャート
- 217 テネシーシャッド
- 219 ブラックバックスプラッター
- 242 スプラッタートマト
- 243 ゴールドバックチャート
- 244 ファントムクラウン
- 245 ファントムパンプキンシード
- 246 チャートクロー
- 247 Gセクシーシャッド
- 248 オールドギル
まとめ
シマノ(SHIMANO)のバンタム(Bantam)マクベス50 (Macbeth50)は、人気のクランクベイトマクベスが誇る抜群の障害物回避性能をそのままに、コンパクトサイズでシャロー攻略に最適なモデルとなっています。
ボディサイズに不釣り合いなほどのワイドで大きなリップを搭載し、キレのあるアクションと抜群の障害物回避能力を実現しています。
これまでのクランクベイトで攻めあぐねていた障害物の攻略を可能にし、今まで釣ったことのない新しいバスを釣らせてくれる頼もしいルアーです。
▼バンタムルアーのまとめ