今回は、ディスタイル(DSTYLE)の人気スピナーベイト「Dスパイカー(D-SPIKER)」のインプレをレポート。
発売以来、大人気の「Dスパイカー」。品薄状態が続いておりなかなか購入できなかったが、先日ようやくGETすることができたので、早速インプレを書いてみようと思う。
目次
Dスパイカーとは?

「Dスパイカー」の可変アッパーアーム。ジョイントによりアッパーアームが自由に動く。
「Dスパイカー」は、ジョイントタイプのアッパーアーム「可動式アッパーアーム」が特徴のスピナーベイト。着水からピックアップまで常にブレードが回り続け、絶え間なくアピールし続ける死角のないルアーだ。
▼「Dスパイカー」については、下の記事で特集しているのでご参考に。
Dスパイカーを徹底解剖してみた!

「Dスパイカー」1/2oz・ワカサギカラーを購入。
上が「Dスパイカー」表面のパッケージ。「Dスパイカー」は3/8ozと1/2ozの2ウエイトが発売されており、著者が購入したのは1/2ozだ。右下には、「FECOエコタックル認定商品」のシールも光る。
「Dスパイカー」のカラーは全8色あり、今回はワカサギカラーを購入した。ブレードの色は両方ともシルバーだ。かなり良い感じの色で、個人的にとても気に入っている。

Dスパイカーのパッケージ裏面。特徴や使い方の図解入り。
「Dスパイカー」のパッケージ裏面には、特徴や使い方が図解で解説されている。
この辺りの詳細は、「Dスパイカーの特集記事」をご参考に。
「Dスパイカー」のフックは安心のFINA製。

Dスパイカーのフックは安心のFINA製
パッケージ裏面には、「Hayabusa社製FINAフック使用」の文字も。トーナメント仕様の安心クオリティだ。
早速、「可動式アッパーアーム」をいじってみる

Dスパイカーのフォーリング姿勢
Dスパイカー本体を取り出し、早速「可動式アッパーアーム」をあれこれ動かしてみる。ジョイント部がスムーズに動いてくれて良い感じだ。
上の写真は、フォーリング時の姿勢。可変部のアッパーアームが垂直に上を向き、ブレードがスムーズに回転してくれる。これで早く縦ストを攻略したい。

Dスパイカーのジョイント部拡大。
「可動式アッパーアーム」のジョイント部を拡大。
下の出っ張りが、ブレードとフックの絡みつきを防止している。このプラスティック部は、プロトでは白色だったが、製品版では透明となっている。強度は十分で長持ちしそうだ。
フッキング時に逃げてくれる「可動式アッパーアーム」

可変アッパーアームを上から見る。
「可動式アッパーアーム」は、上下だけでなく、左右にもスムーズに動いてくれる。写真は、上から見たDスパイカー。バスがバイトした時に、アッパーアームが左右に逃げてくれるので、フッキングがスムーズに決まる!
50cmを超えるデカバスほど、スピナーベイトをアームごと丸呑みするので、口の中からスッポ抜けてしまうことが多い。Dスパイカーはそんなデカバスのバイトもしっかり取れるスピナーベイトだ。
「Dスパイカー」のブレードは極薄。そして、軽量!

Dスパーカーのブレード。DSTYLEのロゴがかっこいい。
さて、次に「Dスパイカー」のブレードを見てみよう。手に取ってみての第一印象は、「軽い、そして、薄い。」

Dスパイカーのブレードを横から。
ブレードを横から見てみる。かなり薄いのがわかる。ブレード先端部のベンドによって、かなり水噛みが良さそうだ。
この薄さと軽さによって、ブレードの回転はイメージ的に「ブルブル」と強く回る感じではなく、適度にアピールを抑えて「シャラシャラ」と軽やかに回る感覚。
「Dスパイカー」のシンプルなヘッド部分。曲線が美しい。

「Dスパイカー」のシンプルなヘッド部分。曲線が美しい。
Dスパイカーのヘッド部分の拡大写真。余計なデコレーションを削ぎ落としたシンプルなヘッド形状だ。障害物に対するスリ抜けの良さと、スイミング時の安定性を実現している。
Dスパイカーの自重を計測してみる。

Dスパイカーの自重。1/2ozは約19g。
Dスパイカーの自重を、キッチンスケールで計測してみる。1g単位のアバウトなものだが、約19g。ヘッド部分は1/2oz=14.17gなので、ブレードなどを合わせての自重だ。
「Dスパイカー」インプレ
Dスパイカーを投げてみた。ビシバシ飛ぶ!
早速、Dスパイカーを投げてみたが、やはり「可動式アッパーアーム」のおかげで飛行姿勢が安定し、通常のスピナーベイトの様に回転することはなく、ビシバシ飛んでくれる。
スピナーベイトによくある、空気抵抗による失速感も少なめ。飛ばすだけでもなんだか楽しい。
フォールは滑らかで良い感じ。
Dスパイカーのフォール時も、「可動式アッパーアーム」が上を向いてブレードがとてもなめらかに回っていた。言葉ではなかなか伝えきれないところがあるが、Dスパイカーは他のスピナーベイトに比べて明らかにフォールでのバイトが多くなりような予感がしている。
アングラー側も、巻くだけでなく、積極的にフォールさせて喰わせたくなるスピナーベイトだ。
Dスパイカーの引き感は軽め。
上のブレードの解説のところでも書いたが、Dスパーカーのブレードは、適度にアピールを抑えて「シャラシャラ」と軽やかに回る感じ。
巻く抵抗は他のスピナーベイトに比べて少なく、手元に伝わる「ブルブル」が小さめなので、少し慣れが必要かも。ただ、引き抵抗に対してブレードはものすごく回っている。
この軽やかな巻き感は、Dスパイカーが、「決してアピールし過ぎず、また、弱すぎず」という絶妙なバランス設計で、ナーバスなバスやプレッシャー掛かったバスでも「喰わせる」力を追求しているからだろう。
「Dスパイカー」インプレまとめ
以上、大人気の「Dスパイカー」のインプレを書いてみた。
この「Dスパイカー」、イメージ的にスポーツカーのようなスピナーベイトだと感じた。投げる時のスピード感や、ブレードのスムーズな回転、死角のないアピール力。巻き抵抗が若干弱いので、使い手のスキルが若干必要でありつつも、アングラーの微妙な操作に機敏に反応してくれる快感。使い始めたら手放せなくなってしまうかもしれない。
SNSなどでは、すでに「Dスパイカー」での釣果も報告されており、実釣能力も期待大。皆様もぜひ使ってみてください。
また、Dスパイカーについて詳しく特集した下の記事では、青木大介プロによる解説動画や、青木大介プロの使用タックルの紹介など、Dスパイカーを徹底解説しているのでぜひご参考に▼
▼同じくディスタイルの新作ワーム「シェイクシャッド」のインプレも書いているのでぜひどうぞ。