シマノのバンタム「チャグウォーカー(Chug Walker)」は、強すぎない適度なポップ音で誘えるポッパールアーです。
重量約8gという小ぶりなサイズ感でバスもバイトしやすく、ドッグウォークも安定して出しやすいので、初心者でも扱いやすいプラグとなっています。
今回は、シマノ バンタムの「チャグウォーカー」の使い方と特徴を解説していきます。
タップできる目次
バンタム「チャグウォーカー」の使い方と特徴
バンタムの「チャグウォーカー」は、簡単なロッド操作で多彩なアクションをつけられる、非常に使い勝手の良いポッパーです。
オフセットフックアイ
チャグウォーカーの腹部は、フックアイをボディから外に出す「オフセットフックアイ」という構造になっています。
このヒレのような構造が水を噛んでくれるので、横倒れしにくく、アクションが安定し、フックもボディに干渉しにくくなっています。
また、フックがボディから多少離れていることもあり、バスの吸い込むバイトに対してフッキングがしやすくなっています。
このことは、ミスバイトの多いトップウォーターゲームでアドバンテージになってきます。
リアフックアイ一体型ウェイト
チャグウォーカーのテール部分は、ボディ内部でリアフックアイとウエイトを一体化した、「リアフックアイ一体型ウェイト」という構造になっています。
これは、「マクベス」のフロントフックと同じように、フックアイとウエイトを一体化させることで、ウエイト位置をボディの端ギリギリに配置するというもの。
チャグウォーカーの場合は、テール部分にこの構造を採用することによって、立ち姿勢が良くなっています。
アクション後も素早く立ち姿勢に戻ってくれるため、次のアクションを安定して出すことができます。
チャグウォーカーのアクション
チャグウォーカーは、スタンダードなドッグウォークや、2〜3回トゥイッチしたあとにポーズさせてバスに見せて喰わすというように、ポッパーらしい基本的なアクションで使います。
また、小技として、ポーズ後に強烈な連続アクションをさせてバイトを誘発させる使い方もあります。
チェイスだけでなかなかバイトまで至らないバスの場合は、このような小技を使ったアクションで食うこともあります。
バンタム「チャグウォーカー」の解説動画
シマノより、開発者である山木一人プロの解説によるバンタム「チャグウォーカー」の解説動画が公開されています。
バンタム「チャグウォーカー」のスペック
名称 | サイズ | 重量 | 価格 |
---|---|---|---|
バンタム チャグウォーカー | 62mm | 8g | 1,700円 |
※多重ラトル、テールウィング、ST36BCフック#6搭載。
バンタム「チャグウォーカー」のカラーバリエーション
バンタム「チャグウォーカー」のカラーバリエーションは、全10色。
- 100 ゴーストアユ
- 105 オイカワ
- 107 マットギル
- 111 シケイダー
- 112 フロッグ
- 115 アルミワカサギ
- 200 クリア
- 205 コットンキャンディ
- 206 クリアライムチャート
- 223 アルミクロキン
バンタム「チャグウォーカー」まとめ
「チャグウォーカー」は、音と飛沫によるアピールだけでなく「技」でも食わせられるポッパー。
日本に多く見られる小規模でタフな釣り場では、ポッパーの派手な音はアピールが強すぎて、逆にバスを警戒させてしまいます。
そんな時に、「チャグウォーカー」なら、適度に甘い「小魚のライズ」のようなポップサウンドで誘うことができます。
アクションも大味ではなく、移動距離の少ない首振りをしてくれるところも日本のフィールドにはマッチしています。
これまでのポッパーは使い手の技術でアクションをさせるところが大きかったですが、「チャグウォーカー」は優れた操作性で、簡単にポッパーのアクションを出せるので、初心者でも使いやすいポッパーです。