本記事では、メガバス「スラップホッグ3.5インチ」のインプレとジグストなどでの使い方、フックサイズやタックルセッティングなどを解説していきます。
近年、タフなフィールドで必須テクニックとなっている「ジグスト(ジグストローリング)」。
やろうと思えば、誰でもそれっぽくロッドをシェイクして動かせる釣りですが、釣果が伸び悩む原因の多くが 「姿勢が崩れてレンジが外れてしまっている」 ことにあります。
メガバスの「SLAPHOG(スラップホッグ)」は、そんなジグストでのキモとなる水平姿勢とレンジコントロールを、ジグスト初心者でも簡単に扱えるように設計されたワームです。

そんなスラップホッグを実際に使ってみたインプレをはじめ、使い方やタックルについて解説していきます。
また、結論を先に言ってしまうと、スラップホッグは以下のような特徴を持ったワームです。
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スラップホッグのインプレ

スラップホッグは一見するとオーソドックスなホッグ系に見えますが、
- 扁平寄りボディ
- 2対のレッグ
- 1対のアーム
という構成で、アクションごとに「主役が切り替わる」設計になっています。

フォール時やリフト時には、大きなアームがバタバタと動いて水を撹拌し、ノーシンカー状態のフォールでは、2対の小さなレッグがピリピリと微細に動きます。
さらに、この小さなレッグが水流を複雑にすることで、メインのアームがより効率よく水を噛むように設計されています。
素材も、針持ちとアクションを両立するもちもち系マテリアルを採用しています。
どこか1つだけが主張しているのではなく、様々なアクション時に、常にどこかのパーツが仕事をしているところが非常に良い感じです。
ジグストで平行姿勢が作りやすい
スラップホッグは、開発段階で「ジグストホッグ」というコードネームで呼ばれていたことからも分かる通り、このワームはジグストを前提に作られています。
なので、ジグストで水平姿勢(平行姿勢)を取りやすいようパーツ配置が計算されており、尻下がりにならず安定したスイミング姿勢を維持することができます。
一般的にテールパーツが大きすぎると、抵抗が増えて「立ち泳ぎ」になりやすく、結果として浮き上がりが速くなってレンジキープが難しくなります。
スラップホッグはあえて小さいテールにすることで、この問題を解決し、非常にレンジキープのしやすいワームになっています。
スラップホッグのセッティング。フックサイズ&シンカーの重さ
スラップホッグのポテンシャルを引き出すための、基本セッティングを紹介します。
フットボールヘッドのジグスト
キムケンさんが最も多用している、開発のメインコンセプトでもある「フットボールヘッド」を使用したジグストです。
重心が一点に集中するため、ボトム感知能力が非常に高いです。
また、ヘッド形状が転がりやすさを生み、ハードボトムを小突いた際のイレギュラーなアクションが出やすくなります。
ラウンドヘッドやスイミングジグに比べ、フットボール形状は移動距離を抑えた上下運動が得意です。
移動距離を抑えつつ、ワームを激しくロールさせて誘います。
ラバージグ(アーキーヘッドジグ)
ウッドカバーやレイダウンなど、根掛かりのリスクが高い場所では、ブラシガード付きのラバージグのトレーラーとして使用します。
フットボールヘッドは根掛かりしやすいため、障害物周りではすり抜けの良いアーキーヘッドタイプが有利です。
よりスピーディーに探りたい場合やリアクション要素を強めたい場合は、ラバージグのスカートを全て取り去り、さらにワームキーパー部分をカットして使用する「スカートレス・ジグ」のセッティングも効果的です。
これにより抵抗を減らし、キレのあるアクションを引き出せます。
フリーリグ
スラップホッグは、ジグスト専用ワームと思いきや、フリーリグでも高い実績があります。
ジグストで反応がない場合や、バスがボトムに執着している状況時に、ボトム付近を丁寧に、かつフォールの変化で食わせたい場合はフリーリグがおすすめです。
シンカーが先行して着底した後、ワームがノーシンカー状態でフリーフォールする「食わせの間」が生まれます。
この時、スラップホッグのサイドレッグがピリピリと動き、無防備な甲殻類を演出します。
ここでもパーツの役割分担が活きてきます。
- シンカーに引っ張られるフォール:アームが激しく水を動かす。
- シンカー着底後のフリーフォール:レッグがピリピリとうごめく。
どの局面で、どこが動くかが整理されているので、リグを変えてもアクションが破綻せず、使っていてイメージがしやすいので、とても使いやすいです。
推奨フックサイズ
3.5インチというボディサイズですが、ボリュームのある扁平ボディのため、フックは適切なサイズを選ぶ必要があります。
スラップホッグに適合するフックは、リューギの「インフィニ #4/0」となります。
スラップホッグには、針先を隠すための「スリット」がありますが、オープンウォーターやハードボトム攻めでフッキングを最優先する場合は、針先をあえて出すセッティングも効果的です。
シンカーの重さ
晩秋から冬にかけてのジグストは「スピード」がキーになります。
泳がせるスピードを上げるほど、スイミング姿勢の安定性と、障害物に当てた時のリアクション効果が際立ちます。
そのため、重めのシンカーを使うのがキモとなります。
具体的には、水深3mより下を攻める場合は5/8oz、さらに深ければ3/4ozを中心に使用します。
以下に、スラップホッグを使う場合のシンカーの重さの早見表を作りました。
| 水深 | 重さ | 狙い |
|---|---|---|
| 〜3m | 1/4oz〜1/2oz (7g〜14g) | 軽めも有効な季節あり 春先などは見せて食わせる展開寄り |
| 3m〜 | 5/8oz〜3/4oz (18g〜21g) | まずは速度を乗せてサーチする基準 3/4ozは、レンジキープ力+当てた瞬間のリアクション重視 |
| 10m〜 | 3/4〜1oz (21g〜28g) | 深場でもスピードによるリアクションを成立させる |
基本は、レンジが外れる感覚があるならウエイトを上げていきます。
スラップホッグの使い方【ジグストメイン】
ここでは、スラップホッグの使い方を解説します。
ジグストでの使い方
スラップホッグの基本的な使い方は、中層を泳がせるジグストです。
イメージとしては、巻き物の延長線です。
クランクベイトやスピナーベイトを通すような感覚で、ワーム特有のナチュラルさと波動で誘います。
要するに、スラップホッグのジグストは「ボトムの地形変化に当てていく巻き物」の釣りです。
その際に崩れがちな姿勢を、ワーム自体が修正して助けてくれるのが最大の強みです。
ボトムバンプ & ズル引き
ジグストで反応しない、あるいは水温低下などでバスの活性が低い場合は、ボトムにコンタクトさせ続ける釣りが有効です。
ハードボトムやオダなどの変化を感じたら、そこでステイさせたり、小さく跳ね上げたりして誘います。
スラップホッグのアームは、わずかな水流でも動くため、止めていてもバスにアピールし続けます。
逆付けリサイクル術
スラップホッグは上下左右がほぼ対称に近いデザイン(カラーによっては裏表がある場合もありますが、機能的には両面使用可能)です。
フックを刺していた頭部が裂けてきた場合、ワームを裏返してフックセットし直すことで、新品同様のホールド力で再利用できて経済的です。
推奨タックルセッティング
スラップホッグのジグストを、快適に使うためのタックルバランスについて解説します。
| ロッド | 7’0″前後 MH〜H (例:70MH) |
| リール | ハイギアモデル (例:Zenon MGX) |
| ライン | フロロカーボン 16lb 〜 20lb |
| フック | リューギ インフィニ #4/0 |
ロッド:適度なティップが入る「MH〜H」クラス
ロッドは7フィート前後のMH〜Hクラスで、ラインの重みを感じてリズミカルに操作するため、ガチガチではなく振ったら適度にティップが入るものがベストです。
リール:ハイギアで軽いもの
リールは、ラインスラックを素早く回収し、フッキング後の巻き合わせを決めるために、ハイギア(HG)以上がおすすめです。
手首への負担を減らし、長時間集中力を保つために軽いものが良いです。
ライン:フロロ16lb〜20lb
ラインは、フロロカーボンの16lb〜20lbで、リアクションで食わせる釣りでもあるため、ラインの存在感でバスに見切られることは少ないです。
バイトがあった瞬間に丸飲みされていることも考えて、やや太めのほうがおすすめです。
スペックとフックサイズ

| サイズ | 3.5インチ |
|---|---|
| 入り数 | 5本入り |
| 重さ | 約9.7g |
| フックサイズ | リューギ インフィニ #4/0 |
| 定価 | 900円(税抜) |
| 発売日 | 2025年10月下旬 |
スラップホッグのフックサイズは、リューギのインフィニの「#4/0」です。
スラップホッグ3.5インチの重さ

スラップホッグ3.5インチの重さ実測で9.72gでした。
カラーラインナップ

スラップホッグのカラーバリエーションは、全12色(2025年10月発売時)です。
- NUMA EBI (ヌマエビ)
- BLACK BLUE (ブラックブルー)
- DARK CINNAMON/BLUE FLAKE (ダークシナモン/ブルーフレーク)
- NEON SHRIMP (ネオンシュリンプ)
- GREEN PUMPKIN BLUE (グリーンパンプキンブルー)
- UCHIDA ZARIGANI (ウチダザリガニ)
- GREEN PUMPKIN CHART (グリーンパンプキンチャート)
- GREEN PUMPKIN ORANGE (グリーンパンプキンオレンジ)
- JUNE BUG (ジュンバグ)
- ELECTRIC BLUE (エレクトリックブルー)
- SMOKE BLACK/BLUE FLAKE (スモークブラック/ブルーフレーク)
- BONE SHRIMP (ボーンシュリンプ)
水の色(クリアかマッディか)や、天気(晴れか曇りか)、餌(エビ系か小魚系か)に合わせて、状況別に以下の3系統を持っておくと安心です。
- ナチュラル系:GREEN PUMPKIN BLUE など
- 濁り・ローライト時:BLACK BLUE
- 甲殻類パターン:UCHIDA ZARIGANI / NUMA EBI など

まとめ

メガバス「スラップホッグ3.5インチ」のインプレと使い方を紹介してきました。
スラップホッグは、ホッグ系ワームとしての汎用性を残しつつ、特に晩秋〜冬のジグストで重要となる「スピード」「当てた瞬間のリアクション」「レンジキープ」に特化して作られたのが強みです。
「ジグストをやり切りたいけれど、レンジがズレてしまって釣果が続かない」
そんな方にぜひ使って頂きたいワームです。









