本記事では、プロックス ビセオ「アルミシャフト 38/66cm VC220」のインプレを書いていきます。
先日、不注意からカーボン製の伸縮型オカッパリランディングシャフトを折ってしまいました。
ランディングネットのフレームと網自体はまだまだ使える状態だったので、ランディングシャフトだけ安く変えないだろうか?と探してみました。
そこで見つけたのが、安くて軽く、そして強いランディングシャフト――ビセオ「アルミシャフト 38/66cm VC220」です。
実際に使ってみたところ、予想以上に良かったので、これから購入を検討している方のご参考になればと思い、良かった点と悪かった点をまとめたインプレ記事を書いてみることにしました。

安くて軽く強いランディングシャフト

ランディングシャフトは、買ってみようと思うと5,000円オーバーのものが多く、なかなか値段が高いものです。
とはいえ、よくわからないメーカーのものを、値段だけ見て安く購入した場合、すぐに壊れてしまうような品質では、結局は安物買いの銭失いになってしまいます。
特に、魚とのファイト中に使うランディングネットは、ラフに扱うことが前提となるアイテム。
魚が大物になればなるほど、道具への負担も大きくなるでしょう。
だからこそ、しっかりしたものを安く変えたら幸せです。

今回購入してみたプロックスのビセオ「アルミシャフト 38/66cm VC220」は、価格的には800円程度とかなりの格安アイテム。
安くてしっかりとしたランディングシャフトが欲しい方には最適です。
使ってみて良かった点
強くて折れにくい

シャフトのタイプとしては、よくオカッパリで使われるカーボン製の伸縮型ランディングシャフトとは違い、シンプルな2段階伸縮型のアルミ製シャフトです。

シンプルな構造だからこそ、頑丈で強い作りになっています。
カーボンタイプのシャフトの場合、ロッドと同じように、ヒビや傷などから折れやすいデメリットがありますが、このシャフトはアルミ製なので、ラフに扱っていても折れにくいです。
軽くてコンパクト

重さも約120g(実測では118g程度)と軽量。
また、折り畳んだ状態での長さは33cmとかなりコンパクトです。
持ち運ぶときにかさばりにくのも良いところです。
グリップが握りやすい

カーボン製の伸縮型ランディングシャフトの場合、グリップ部分にラバーを巻いただけで固いものが多く、この手のものは濡れた手では滑りやすいです。
このアルミシャフトは、グリップ部分がEVAで出来ているため、滑りにくく、手に馴染んでしっかりと握ることが出来ます。

シャフトの強さもあり、かなり安定感を感じながら魚をランディングできるのが良いところです。
使ってみて良くなかった点
高すぎる足場では長さが足りない

このシャフトが向かない場面は、足場が高い場所です。
伸ばした状態でシャフトが66cmまでしか伸びないので、堤防の上などの高い足場からは届かないでしょう。
なので、桟橋や、低い足場の護岸や岩場など、ハンドランディングではちょっと届かないくらいの状況で使うのが便利です。
また、ボート釣りでは、エレキに引っ掛けておけるくらいの長さになるので、丁度扱いやすいサイズになります。
そのため、オカッパリ用ネットのシャフトが壊れた場合に、このシャフトを付けてボート用のネットとして再利用しても良いのではないでしょうか。
とっさに伸縮しない
もう一つのデメリットとして、伸縮時に両手でひねる構造のため、ファイト中にとっさにシャフトを伸ばせないということです。
そこで私は、釣り場まではコンパクトに縮めておいて、釣り場についたら伸ばして持ち運ぶようにしています。

伸ばしてもそこまで長過ぎるようには感じませんが、オカッパリでカラビナなどで身に付けてランガンしたいときには、タモジョイントなどと併用しておくと折り畳めて便利です。


スペック
商品コード | VC220 |
全長 | 38〜66cm |
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仕舞寸法 | 38cm |
材質 | アルミ |
継数 | 2本 |
重さ | 120g |
定価 | 700円(税抜) |
ビセオ「アルミシャフト 38/66cm VC220」のネジ規格は、W1/2(1/2inch・約12mm)となっています。

だいたいのランディングネットのフレームに適合するでしょう。


まとめ

プロックス ビセオ「アルミシャフト 38/66cm VC220」のインプレを紹介してきました。
安くて軽く、丈夫なランディングシャフトを探していた方は、ぜひ参考にして頂けたら幸いです。
また、ランディングシャフトが折れてしまい、とりあえず安くて使えるシャフトが欲しいという方にもおすすめのアイテムです。
ボート釣りで使っても、長すぎず、丁度良い長さなので、オカッパリ用のものでは伸びすぎて使いにくいという方は、フレームだけをこのシャフトに付け替えて、ボート用に流用してみても良いでしょう。
