「ラウダー70」インプレ&使い方を徹底解説!強力なポップ音とスプラッシュが持ち味!OSPの万能型ポッパー!

オーエスピー(O.S.P)
「ラウダー70」インプレ。OSP初のポッパー入手!強力なポップ音とスプラッシュが持ち味の、万能型ハイアピールポッパー!

OSP初のポッパーとなる「ラウダー70」は、ラウダーは誰でも簡単にポップ音とスプラッシュを発することのできるハイアピールポッパーです。

また、飛距離性能・アクション性能・フッキング性能など、ポッパーの持つあらゆる性能を高次元に実現したルアーとなっています。

この「ラウダー70」を早速入手したので、ルアー紹介とともにインプレもレポートしていきます。

オーエスピー(O.S.P) ラウダー70
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オーエスピー(O.S.P) ラウダー70

「ラウダー」の使い方と特徴

多彩なアピール要素で単調にならずにバスを魅了できる強力なポッパー

「ラウダー」は、下記のポッパーが持つ6つの役割をフルスペックで表現し、強力な存在感を実現したポッパーです。

  1. 高飛距離
  2. アキュラシー
  3. ポップ音
  4. スプラッシュ
  5. ラトル音
  6. 移動距離を抑えた泳ぎ

抜群のアピール力を持つ「ラウダー」は、持ち前の存在感を生かして広範囲からバスを誘き寄せることが可能です。

また、横方向の面だけでなく、ディープやカバー、ウィード内に潜むバスでもアピール力を発揮して水面まで誘い出せるのも「ラウダー」の強み。

アクション面では、ポップ音主体のストップ&ゴーはもちろん、首振りアクションも自在にこなします。

ピンスポットでの喰わせのショートトゥイッチからオープンウォーターでのハイアピールジャークまで、あらゆる状況下でバスを狂わせるポップ音とスプラッシュを発生させます。

このように「ラウダー」は、広大なウィードエリアなどのオープンウォーターに限らず、野池のような小規模エリアでストライクゾーンの狭いピンスポットでも活躍してくれる頼もしいルアーです。

「ラウダー」特有のロングノーズ&Break Water構造

「ラウダー」特有のロングノーズ&Break Water構造

「ラウダー」のボディー形状で最大の特徴である大型の「ロングノーズ」。

この形状のおかげで、大量の水を掴んで水面を盛り上げ、簡単にスプラッシュを発生させることができます。

さらに、立ち気味の浮き姿勢でも水面に蓋ができるので、「ボコン」という重低音のポップ音を発生させることができるのです。

「ラウダー」上顎の内側はただのお椀型形状ではなく、歯茎のようなエッジの効いた内輪構造の「Break Water構造」となっています。

この「Break Water構造」により、広範囲にスナップの効いたスプラッシュを飛ばしたり、扇状に1m以上の飛沫を飛ばすスピッツを演出したりすることができます。

また、この内輪にはブレーキをかける役割もあり、移動距離を抑えたアクションを可能にしています。

このように、「ロングノーズ」&「Break Water構造」のおかげで、誰でも簡単にポップ音とスプラッシュを発することが可能。

そのアクション性能の良さから、遠投しても着水地点から「ボコッボコッ」と捕食音を発生させることができるので、カバーの中に潜むデカバスをも引きずり出してしまうのです。

後方重心&高比重設計がもたらした高飛距離と高アクション性能

後方重心&高比重設計がもたらした高飛距離と高アクション性能

「ラウダー」は、後方重心設計により、抜群の飛距離とキャスト精度の向上を実現。

また、前後にスペースのあるリアウエイトルームの中に大型ウエイトを配置。

この大型リアウエイトが、垂直浮きからのアクション時に前後へ転がり、アピール力抜群のラトル音を発生させます。

さらに「ラウダー」は、高比重設計によって水絡みが良く、ポップ音とスプラッシュへの好影響にとどまらず、立ち気味の浮き姿勢との相乗効果で移動距離を抑えた一点集中アクションを可能としているのです。

「ラウダー」の浮き姿勢は、風や波に強い垂直浮き

「ラウダー」の浮き姿勢は、「垂直浮き」です。

これは、移動距離を押さえたアクションをさせやすく、風や波に強いのが特徴。

さらに「ラウダー」は、水面から出る体積を最小限に設計しており、ポップ音&スプラッシュの発生効率の向上を実現。

ダイブ&浮上させるダーターアクションも可能です。

「ラウダー」は水に浸かっている部分が多いので、水面を割ることを躊躇するバスでもバイトに持ち込む力を持ち、バスのミスバイトも軽減。

深いバイトを得ることができるのも特徴です。

「ラウダー」のアクションはフロロとナイロンで変化

「ラウダー」のアクションは、使用するラインがフロロカーボンとナイロンラインとで異なります。

状況により、それぞれのメリットを生かした選択をすることで釣果のUPに繋がります。

フロロカーボンラインでのアクション

「ラウダー」をフロロカーボンで使用すると、ラインの重みでカップが下を向くことでポップ音が発生しやすくなります。

「ラウダー」特有のロングノーズが水面を上から押さえ込み、「ボコン、ボコン」、「ドボン、ドボン」といった重低音のポップ音が発生。

この重低音のポップ音は、バスのレンジが深い場合やウィード内に潜んでいる状況で効果的です。

また、バスのレンジが浅く、ハイプレッシャーな状況下では、ロッドワークによってアクションを軽くすることで、軽快なサウンドとラトル音によるアピールも可能です。

ナイロンラインでのアクション

「ラウダー」を比重の軽いナイロンラインで使用すると、カップが水面を押さえ込む角度が変わり、前方の広範囲にスプラッシュを発生させやすくなります。

「ラウダー」特有のロングノーズがスプラッシュを広範囲に飛ばすライフルの様な役割を果たし、水柱やスプラッシュを上げやすくなるのです。

このようなスプラッシュによるアクションは、朝夕のローライト時や、バスのレンジが浅くウロウロしている時、またバスがボイルをしていてポーズを入れない連続アクションをさせたい時に有効です。

また、首を振らせないようにロッド操作することで、ポップ音も発生させることが可能です。

ラインでのアクション使い分け表

ラインアクション状況
フロロカーボン重低音のポップ音レンジの深いバス
ウィード内に潜むバス
ナイロン水柱やスプラッシュ朝夕のローライト時
レンジの浅いウロウロしたバス
バスのボイル時

「ラウダー」の使い方

「ラウダー」の基本的なアクションはストップ&ゴー。

着水後3秒ほどポーズしてからアクションを始めると良いです。

「ドボンッ、ドボンッ」と1〜2アクションさせポップ音&スプラッシュを出してから、2秒程しっかりとポーズさせます。

このポースの間にバスに浮上させる時間を与えるのです。

ストップ&ゴーは、この繰り返しです。

アクション時の注意点としては、「ラウダー」はポップ音&スプラッシュを出しやすいルアーですが、過度に強くアクションさせ過ぎないように注意。

強すぎるアクションは逆に魚を警戒させてしまいます。

また、低活性時には、あえてポップ音&スプラッシュを出さない首振りアクションが有効になる事もあります。

このような時は、ポーズを長めにして3〜4秒取ってみるのも効果的です。

ポーズ時間については、バスのいるレンジの深さに合わせて長さを調節しましょう。

「ラウダー」の重低音はレンジの深いバスにも効果的なので、バスが沈んでいそうな良いエリアを見つけたら、時には10秒以上のロングポーズを取って見るのも効果的です。

チェイスは多いがバイトにまで至らないような時は、あえて高比重の太いフロロカーボンを使ってジャーク気味にアクションさせると、高比重設計「ラウダー」はポップ音を発しながらも少し潜り、水面直下を首を振りながら泳がせることができます。

水面に出るのを躊躇しているバスにはこんな使い方も効果的です。

キャスト時の着水音の使い分け

「ラウダー」は70mm、12gと重量があり飛距離性能が良く、カバー攻略用のタックルで太いラインを使用していても精度の高いロングキャストが可能であるというメリットもありますが、サミングをしないと着水が大きくなってしまうという点には注意したいです。

琵琶湖のような広大なフィールドでは、ウィード内に潜むデカバスに対して大きな着水音が効果的な場合もあり、わざと音を立てるようにキャストするほうが良いこともあります。

しかし、ハイプレッシャーな小規模フィールドや、カエルや虫を食べているフィールドでは、ナチュラルな着水音にする必要があります。

その点、「ラウダー」には着水音をナチュラルにするためフェザーがあるので、うまくサミングすればナチュラルな着水音を演出可能です。

「ラウダー」は野池でも活躍!

「ラウダー」は琵琶湖のような大規模なフィールドのみならず、野池でもストロングなルアー。

ストライクゾーンが狭い場所でも移動距離を抑えたアクションができるので、ピンスポットを攻めることが多くなる小規模なフィールドでも大活躍してくれるのです。

持ち前のポップ音とスプラッシュで、オーバーハングやブッシュ、杭や倒木などのストラクチャーからバスを誘い出して喰わせることが可能です。

虫やカエルなどの小型生物を食べているバスでも、浮力を抑えて垂直浮きをする「ラウダー」なら弱い吸い込みでもしっかりとフックアップに持ち込むことが可能。

通常のトップウォーターではキスバイトで終わってしまうようなバスでも取りに行けるのが素晴らしいところです。

「ラウダー」の推奨タックル

森田哲広プロが「ラウダー」を使うときに使用しているタックルは以下の通り。

フロロカーボン用タックル(ポップ音)

ロッド:ブラックレーベルプラス 7011HRB(ダイワ)

ダイワ(DAIWA) ブラックレーベルプラス 7011HRB
ダイワ(DAIWA)
ダイワ(DAIWA) ブラックレーベルプラス

リール:アルファス103 タイプF(ダイワ)

ダイワ(DAIWA) アルファス103 タイプF
ダイワ(DAIWA)
ダイワ(DAIWA) アルファス103 タイプF

ライン:シューター FCスナイパー16lb(サンライン)

サンライン(SUNLINE) シューター FCスナイパー 16lb
サンライン(SUNLINE)
サンライン(SUNLINE) シューター FCスナイパー

ナイロン用タックル(スプラッシュ)

ロッド:ブラックレーベルプラス 6101MHFB(ダイワ)

ダイワ(DAIWA) ブラックレーベルプラス 6101MHFB
ダイワ(DAIWA)
ダイワ(DAIWA) ブラックレーベルプラス

リール:タトゥーラ 103H-TW(ダイワ)

ダイワ(DAIWA) タトゥーラ 103H-TW
ダイワ(DAIWA)
ダイワ(DAIWA) タトゥーラ 103H-TW

ライン:マシンガンキャスト20lb(サンライン)

サンライン(SUNLINE) マシンガンキャスト 20lb
サンライン(SUNLINE)
サンライン(SUNLINE) マシンガンキャスト

「ラウダー」実釣・解説動画では50UP連発!

ラウダー70で50UP連発!!琵琶湖プロガイド森田哲広による実釣&解説映像

OSPから、琵琶湖プロガイド:森田哲広プロの解説による「ラウダー」の実釣動画が公開されています。

動画では、「ラウダー」の特徴やアクションの付け方、使用タックルなどを詳しく解説しています。

実釣シーンでは、50UPを連発するエキサイティングな場面が見ものです。

「ラウダー」インプレ

「ラウダー」を開封してみる

「ラウダー」のパッケージ
「ラウダー」のパッケージ。早速開封してみる。

ここからは、「ラウダー」のインプレをレポート。著者は「インセクト」カラーを購入しました。

「ラウダー」パッケージ裏面
「ラウダー」パッケージ裏面。特徴などが記載されている。

▲「ラウダー」パッケージ裏面。特徴やラインによる使い分けの記載があります。

この辺りの内容は、上述した通りです。

「ラウダー」のロングノーズ
「ラウダー」のロングノーズ。

▲「ラウダー」のロングノーズ。下半分は円形に近いですが、真ん中辺りから上半分が急激にせり出しているのがわかります。

「ラウダー」のBreak Water構造
「ラウダー」のBreak Water構造。

▲「ラウダー」のBreak Water構造を拡大。歯茎のようなエッジの効いた内輪構造。ここで掴んだ水を砕いてスプラッシュを発生させます。

「ラウダー」こだわりのフェザー
「ラウダー」こだわりのフェザー。

▲「ラウダー」こだわりのフェザー。飛距離を犠牲にしない最大限の量と長さに設計されています。

このフェザーがあることにより、フックの存在を隠すとともに、アクションのナチュラルさを演出。

また、着水音を軽減し、ポッパー自体の吸い込みの良さも向上しています。

「インセクト」のフェザーは茶色系。このフェザーだけでも釣れそう。。

「ラウダー」を真上から
「ラウダー」を真上から。

▲「ラウダー」を真上から見たところ。かっこいい「LOUDER70」のロゴ。

「ラウダー」の重量
「ラウダー」の重量は約12g。

▲「ラウダー」の重量をキッチンスケールで計測。アバウトなものだが、約12g。重量があるので良く飛びます。

「ラウダー」の使用感

実際に「ラウダー」を使ってみた感想ですが、まず最初に思ったのは、やはりサイズ感に対して重いということ。

水面に浮かべてみると、確かに垂直浮きでかなり沈み、頭の先だけが水面から顔を出します。

比重が高い設計なのも頷けます。

「ラウダー」をキャストしてみると、やはりよく飛びます。

この日はかなり風が強かったのですが、横風にも負けずにしっかり飛んでくれました。

風で波風が立っていたので、着水音は全く気になりませんでした。

アクションに関しては、ポップ音はほぼ自動的に出てくれる感じ。

しかも、通常のポッパーを操作するような感覚だと「ドボンッ」とかなりデカイ音が鳴るので、逆に鳴り過ぎに気をつけてやさしく使うような感じです。

ロッドワークを変えてスプラッシュを出してみましたが、これにはかなり驚きました。

今まで見たこともない大きさの水柱が扇状に上がったからです。

正直、このサイズのルアーからこれほど大きなスプラッシュが出るとは信じがたいですが、これがロングノーズとBreak Water構造の威力でしょうか。

私の良く行くフィールドは野池などの小規模なところが多いので、「ラウダー」はやさしめに使ってあげるのが良いのでしょう。

多様な使い方ができるので、これから活躍してくれるはずです。とても楽しみ。

「ラウダー」のスペック

名称サイズ重量価格
ラウダー7070.0mm12g1,600円
  • フックサイズ:フロント#5・リア#5

「ラウダー」のカラーバリエーション

「ラウダー」のカラーバリエーション

「ラウダー」のカラーバリエーションは、全7色。

  1. 活き鮎 TT01
  2. 黒金オレンジベリー H04
  3. アイスシャッド H09
  4. テイスティシャッド H23
  5. インセクト F31
  6. インパクトライムチャート P35
  7. セクシーピンク P43

「ラウダー」のカラー使い分け

「ラウダー」は、水に浸かっている部分が多く、カラー選択によるバスへの影響も大きいです。

カラー選択は通常のトップウォーターよりも慎重に。

カラー使い分け・特性
活き鮎クリアウォーター
黒金オレンジベリーローライト・雨の日
アイスシャッドベイトフィッシュを意識している状況
テイスティシャッドクリアウォーター
インセクトオーバーハング攻略
虫を意識している状況
インパクトライムチャートローライト・雨の日
セクシーピンク 白濁り系の水質

また動画内でも森田哲広プロが「初回のカラー」と言っており、今後さらにカラーの追加があると思われます。

野池釣行の多い著者は「インセクトカラー」を購入。

「ラウダー」まとめ

オーエスピー(O.S.P) ラウダー70
オーエスピー(O.S.P)
オーエスピー(O.S.P) ラウダー70

「ラウダー」は、誰でも簡単にポップ音&スプラッシュを発することのできるハイアピールポッパーです。

強力なアピール力を生かして広範囲からバスを誘き寄せることができ、ディープやカバー、ウィード内に潜むバスも水面まで誘い出してバイトへと持ち込めます。

移動距離を抑えたアクションができるので、ストラクチャーをピンスポットで攻める釣りにも対応できます。

多彩な使い方のできるかなり万能なポッパーです。

広大なフィールドから野池などの小規模なエリアまで対応できるので、ひとつあるとかなり重宝してくれるルアーです。