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「ブラックバス季節の釣り方」バス釣り季節別の攻略法まとめ

2016.11.09.テクニック・知識
「ブラックバス季節の釣り方」バス釣り季節別の攻略法まとめ

今回は、「ブラックバス季節の釣り方」と題して、バス釣り季節別の攻略法についてまとめてみた。

「ブラックバスの季節のパターン(シーズナルパターン)」は、バスの生態についての知識の中で最も重要となる事項で、バス釣りをする上で欠かせない知識だ。

ブラックバスの行動を一年の季節の流れで把握することで、バスがその時どのような状況にあるのかを予測しやすくなる。春なら春の釣り方、夏なら夏の釣り方というように、細切れに季節の釣り方を雑誌やウェブ等で見聞きしてきた方も多いと思うが、細切れだと付け焼刃的な知識になってしまい、本質的な理解にはなかなか結びつかない。

そこで、ブラックバスの一年の季節の流れを通して見てみることで、これまでバラバラだった知識が、一本につながり、本質的な理解に結びついてくるのだ。

ブラックバスの春のパターン

バスの春のパターンには、スポーニング(産卵)が絡んでくる。そのため、

  1. 産卵前のプリスポーニング
  2. 産卵期のスポーニング
  3. 産卵後のアフタースポーニング

の3つに分けて考えると理解しやすい。

プリスポーニング(産卵前)のパターン

冬が終わり春になると、冬のあいだ水温の安定するディープに集まっていたバスは、スポーニングのためシャローに移動を始める。ディープを出るタイミングは、そのフィールドの最低水温から7℃水温が上がったあたりからだ。なので、この時期はよく水温を計測していることがバスの行動を把握する上で大切だ。

ちなみになぜシャローに移動するかというと、バスがスポーニングのネスト(産卵床)をつくるのが、だいたい水深2m以浅のシャローになるからだ。バスは変温動物のため、自分の体温で卵を温めることが出来ないので、太陽光の熱に頼ることになる。そこで、太陽光を吸収しやすい日当たりの良いシャローにネストをつくるのだ。

さて、プリスポーニングのバスは、シャローに上がり切る前に、まずディープとシャローの間にある障害物に付き始める。なので、もしそのフィールドでバスがよくネストを作るエリアを知っていれば、そこを起点に近くのカバーを狙っていくのが良いだろう。

スポーニング(産卵)のパターン

プリスポーニングの時期から水温が2℃ほど上がると、先にオスのバスがシャローへ移動を開始し、ネストを作り始める。

さらに水温が1〜2℃程度上昇すると、メスのバスがシャローに上がり始め、オスのバスが作ったネストを見て回るようになる。メスのバスは気に入ったネストを見つけると、そこでスポーニングを行う。

卵の孵化まで

スポーニング期のオスのバスはネスト(産卵床)で、卵から孵った稚魚が独立する大きさになるまで子育てをする。

卵が孵化する期間は、水温が高いほうが早く、18℃以上あれば4日程度で孵化するが、14℃程度だと孵化するまでに10日程度かかってしまう。バスにとっては、ネストで卵を守る期間が短いほうが安全だ。そのため、バスは少しでも早く卵の孵る温かいシャローを好んでネストをつくるのだ。

稚魚の独立まで

オスのバスが卵の孵化から稚魚を守り続けるのは、だいたい1ヶ月程度と言われている。

バスはこの時期、卵や稚魚を狙う外敵に対して攻撃して追い払うようになるが、このとき攻撃する外敵を捕食はしない。その理由は、この時期のバスはホルモンの分泌で空腹を感じないためだと言われている。なので、この期間のバスに対しては食わせの釣りはあまり効かず、他の方法を考える必要がある。

あえて「別の方法」と濁したのは、バスのネストを狙った釣りは、バスへのダメージがあまりにも大きいのでオススメできないからだ。ネストのバスを見つけても、釣ろうとはせずに温かく見守ってあげよう。

アフタースポーニング(産卵後)のパターン

スポーニングが終わると、メスのバスはネスト付近に数日間は留まるが、その後少しディープよりのエリアに落ち、サスペンドして体力の回復を待つようになる。一方、オスのバスはネストの卵が孵化し、稚魚が十分な大きさに成長するまで稚魚を外敵から守り続けることになる。

ブラックバスの夏のパターン

そのフィールドが最高水温に達する時期の前後3〜4ヶ月が、バスにとってのサマーシーズンだ。

活性が高くなるバスにとっての適水温は、22℃〜27℃と言われているが、夏の暑い日に水温が27℃を超えていくと、バスは蒸し風呂のような高温地帯を避け、涼しい場所を求めてディープに移動したり、水温の低いインレットや流入河川に入って行ったり、物陰に潜んで暑さを凌ぐようになる。

このような場合は、高水温のエリアにいるバスは活性が下がるため釣りにくいが、暑さを凌げる低水温域にいるバスを見つけられれば釣りやすくなる。

また、この時期は水温が下がる朝夕マズメはバスの活性が非常に上がり、シャローで活発にフィーディングをおこなう。夜釣りでもとても釣れるようになる時期だ。ただし、朝マズメ、夕マズメはシャローに出てくるバスも、日が昇る時間帯はカバーやディープに移動してしまうので、同じシャローを攻めてもまったく釣れなくなってしまう。シャローが沈黙してしまったら、日中の釣り=カバーやディープの釣りに切り替えよう。

よく釣りに行くフィールドなら、シャローでバスが釣れ始める時間を記録しておくといいだろう。その時間が朝夕マズメの釣りと、日中の釣りとの切り替えのタイミングになる。特に切り替わったばかりの時間は、腹をすかせたフレッシュなバスが入ってきたばかりなので、警戒心が比較的低く、デカバスが釣れやすい。このタイミングをつかめれば釣果がグンと上がるのだ。

ブラックバスの秋のパターン

サマーシーズンが終わると、秋のシーズンに入る。

秋のパターンは、年によって若干の変動はあるが、目安としてだいたい11月半ばくらいまで続く。夏の日中に水温が高くて深部でじっとしていたバスも、秋になると涼しくなり、動きまわるようになる。秋はバスが冬に備えて荒食いに入るため、活性が高く釣りやすいのだが、居場所をつかむのが難しくもなる。特定のストラクチャーにつくのではなく、ベイトにつられて広範囲に散ってしまうからだ。なので秋の釣りの鉄則は、一箇所で粘る釣りではなく、広範囲を探る釣りをすることだ。

秋のターンオーバー

また、秋には特有のターンオーバーという現象がある。ターンオーバーは、秋の気候の急激な冷え込みによって起こる。早朝に水面が冷やされたとき、水温の低い水は比重が重いため、冷やされた水が一気に底へ沈む。すると、底に溜まっていた低酸素の悪い水が水面へ押し出されてしまう。

これにより、湖底に溜まっていた悪い水が撹拌され、エリア全体が低酸素状態になってしまうのだ。人間でも言えることだが、低酸素状態になれば、体調が悪くなるのと同じように、バスの活性も下がってしまう。このような状況では、酸欠状態のバスばかりとなり、釣り自体がかなり難しいものとなってしまうので、流れ込みなどターンオーバーの起きにくいエリアで釣りをするなどの対策が必要だ。

ブラックバスの冬のパターン

冬のバスは基本的に大半が水温が安定しているディープに集まっている。水面付近は太陽光や風の影響で水温の変化が激しいため、バスの体力が奪われやすいからだ。なので、冬のバスは水温の安定したディープを起点にして、気候の良い日や、体力のある時に捕食のために条件のいいフィーディングポイントとなるエリアに上がってくる。

冬に条件のいいエリアは、太陽光を受けやすく、風を受けにくい場所や、温排水のあるエリアなど。冬のバスはあまり大きく動きたがらないので、このようなエリアがバスの集まるディープに隣接していると冬の一級ポイントとなる。そして、水温が春に向けて徐々に上がってくると、冬に起点にしていたディープから次第に行動範囲を広げていき、春になるとスポーニングのからむシャローエリアにバスが入るようになってくるのだ。このようにしてバスの一年は巡っていく。

まとめ

以上が、「ブラックバス季節の釣り方」バス釣り季節別の攻略法まとめだ。

各季節の詳しいバスのパターンや釣り方は、それぞれ個別の記事に譲るとして、今回は重要なポイントを抽出してまとめてみた。これで一年のバスの流れが把握できてきたと思う。この流れを理解した上で雑誌やweb上での情報を見てみると、一年の流れの中のどの状況のバスを釣っているのかをつかめるようになり、安易な情報に踊らされることなく、バス釣りへの理解がとても深まると思う。

また、もう一つ重要なポイントを付け加えておくと、ここで書いたのはバスのおおまかな一年の動きの流れであって、全てのバスがこのように一斉に動くわけではない。

例えば、ある個体によっては、いち早く春にパターンに入るものもいれば、かなり遅れて春のパターンに入ってくるバスもいる。つまり、フィールド内で違う季節のパターンのバスが混在する場合も多くあるのだ。それも、釣りをしていれば、「カレンダーの上ではもう完全に秋だけど、まだ夏を引きずっているバスが釣れた」など理解できてくるようになる。このような、釣りをする上での発見もまた、バス釣りの楽しみのひとつだ。

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Bassblog編集部

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